塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

破産から立ち直ったクラブを見て

2020-01-07 00:21:59 | 日記
 イタリアならパルマ 
 スコットランドならレインジャーズ

 破産を経験しながらも、着実な歩みで1部リーグに戻ってきた彼らを見ると、ファンの感激が垣間見える気がします。

 レインジャーズは現在、スティーブン・ジェラードが指揮官であることでも知られており、首位を走るセルティックに次ぐ2位につけています。

 彼らを支援するヒュンメルは、日本国内でもレプリカを発売するとしており、ハーツに所属する食野のプレイも含めて、中村俊輔の時代のようなSPLの映像が増えるかもしれません。

 パルマは1990年代、世界的な名手が数多く在籍しており、UEFAカップを筆頭に欧州カップ戦の優勝を経験しています。

 イタリア代表 ジャンフランコ・ゾラ
 ブルガリア代表 フリスト・ストイチコフ
 アルゼンチン代表 ファン・ヴェロン
 コロンビア代表 ファウスティーノ・アスプリージャ、

 2000年代にはブラジル代表アドリアーノ、日本代表中田英寿が在籍したような、インテルとユヴェントスの対抗馬となるには、まだまだ時間が必要でしょう。

 ただ、彼らが考えているのは、かつてのオーナーであるタンツイ家から支給された豊富な資金(粉飾ではありましたが)ではなく

 適切な資金で強化をすること
 ギラルディのような、クラブを我が物として扱わない事

 を優先すべきではないかと思います。

 彼らのようなクラブを生み出さないために、Jリーグはブンデスリーガを参考にクラブ・ライセンス制度を設けたわけですから、この機能がクラブの維持につながる防波堤になるはずです。

 AリーグやMLSにみられる「マーキー・プレイヤー」のように、報酬が飛びぬけた外国籍選手が在籍するリーグもありますが、今季のJリーグはどのような補強が行われるでしょうか。
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ミケランジェロが残した格言から

2020-01-07 00:04:33 | 日記
 新潮新書から刊行中の松原直美著

 「英国名門校の流儀」
 
 の58ページにミケランジェロの格言が引用されています。

 「我々にとって最も危険なことは、目標が高すぎて失敗することではなく、低すぎる問題を達成することだ」

 このことからも、自分を客観視して目標を立て、どのように学ぶかの大切さと難しさがわかります。

 サッカーでもそうですよね。

 例えばマンチーニ政権で軌道に乗りつつあるイタリアの目標は、ロシア大会を逃したことからもわかるように、まずは欧州予選を突破することです。

 では本戦出場を確定したあとに

 「イタリアは過去4度の優勝を誇るのだから、謙虚にならず最低でも4強進出を目指すべきではないか」
 「いいや、むしろ結果を求めるのは2022年の欧州選手権であり、ワールドカップは8強が最低限ではなかろうか」

 など、様々な視点で代表が語られるでしょう。

 例えばポルトガルにしても、欧州選手権の優勝を防衛すれば、小国として生きてきた彼らからすれば、まさに偉業ですよね。

 しかし、ジョアン・フェリックスという待望のエースが育ってきている一方で、ロナウドの体調や怪我人やカード警告など、監督がどうしようもない問題点が生じる可能性もあるでしょう。

 フランス代表監督デシャンが、頑なにカリム・ベンゼマの招集を拒むのも、やはり

 「セックス・テープを下にした脅迫問題」
 「選手が主役ではなく、主役はあくまでもチームという観点から」

 になります。

 長野パルセイロは僕たちファンも、クラブ編成の過度期、度重なる監督交代の中で、冷静に目標を立てる大切さを学んだように思います。

 今横山監督は数多く獲得した大学生を、どう育て助言をして彼らの目標設定を考慮するか、考えているに違いありません。
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