塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

もし神龍に願いを告げるなら

2021-03-04 21:30:00 | 日記
 鳥山明の代表作「ドラゴンボール」

 ドラゴンボールを7個集め、神龍であるシェンロンを呼び出し願い事を伝えれば、どんな願いでも叶えてくれるというドラゴンボールの基軸は有名ですよね。

 「神様」「レッドリボン」「フリーザ」など、シリーズの節目でも必ず「神龍」を呼び出すための戦いが描かれ、週刊ジャンプでの連載は大ヒット、アニメ、ファミコンとその勢いはすさまじいものでした。

 今、ジャンルイジ・ブフォンとズラタン・イブラヒモビッチの両選手は、手が届きそうで届かないチャンピオンズ・リーグ優勝に、祈りたい気分かもしれません。

 それは両選手に年齢、つまり引退が近いづいていることもそうですが、前者は2006年ワールドカップ優勝、後者はあらゆる国でリーグ優勝を味わってきた、つまり優勝経験は豊富にあるんですね。

 ブフォンはユヴェントス時代のリーグ優勝の印象が強い選手ですが、パルマ時代にもUEFAカップ優勝を経験しています。

 イブラヒモビッチもアヤックス時代のオランダカップを皮切りに、凄まじいまでの優勝経験をもちます。

 2016-17シーズン、彼はマンチェスター・ユナイテッドで心底敬愛するホゼ・モウリーニョに師事し、ヨーロッパリーグを勝ち取りますが、さすがにチャンピオンズ・リーグと同列では語る事はできません。

 モウリーニョからすればこの優勝で、ポルト時代に獲得したUEFAカップを含め2回目のトロフィーとなり、チャンピオンズ・リーグと合算すれば4度、欧州の頂点にたちました。

 しかし、そのヨーロッパリーグにおいてもブフォンは優勝を味わっていませんし、この年イブラは負傷で最終的に鮮烈をはなれてしまいましたよね。

 僕ら部外者がどれだけチャンピオンズ・リーグを考えても、その本当の偉大さは選手でないとわからないのでしょう。

 クラブ・ワールドカップ出場は「おまけ」のような形で、やはりビッグイヤーを掲げることが両選手が現役を続ける栄養素でもあると考えます。

 
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ナイキは中国スーパーリーグをどう思うのでしょうか

2021-03-04 21:10:49 | 日記
 1995年、NBAデトロイト・ピストンズに入団し、その年新人王に輝いたグラント・ヒル。

 彼は入団してすぐに「フィラ」と契約し、スポイラーと言う靴を支給されたのち、米国国内で殺人事件まで引き起こす事なる専用バッシュ「グラント・ヒル」を履くことになります。

 グラント・ヒルはその穏やかな性格と類まれな技術で1996年のアトランタ五輪に選出され金メダル、またNBAオールスターの常連でもありましたが、オーランド・マジックに移籍後は怪我が多くなります。

 そのため、フィラとの関係は一度終了しますが、引退した今再度彼は、フィラの顔として活躍しています。

 そのグラント・ヒルとの契約を逃した際、ナイキ最高経営責任者のフィル・ナイトは、感情をあらわにして悔しがったと言います。

 ヒルの技術、人柄はナイキから見ても素晴らしく魅力的だったのですね。

 ではそのナイキは、現状の中国スーパーリーグとの契約をどう感じているのでしょうか。

 アリババやセンテンスなど、中国企業の全てがコロナウイルスの余波で揺れているわけではないようですが、蘇寧やワンダのような例があることも確かです。

 ただ蘇寧がインテルの株式を売却しようとしていることは確からしく、ピレリも胸スポンサー続行の意思が無い事を改めて表明しましたから、経済面でインテルの未来が不透明という事実もあります。

 米国では野球、バスケット、アメフットはナイキがすべてのチームにジャージを一括供給し、サッカーだけはアディダスと言う形です。

 中国市場が「爆買い」と言う形で、各国代表が上陸し、リーグが盛況となり中国代表が日本代表や韓国代表に肉薄してゆく形になれば、ナイキもその未来に手ごたえを感じたかもしれません。

 ただサラリー・キャップの導入や、クラブ名から企業名を除くというリーグの決断が、現状は不振の要因になっている模様です。

 もし中国スーパーリーグの経済状況がさらに悪化すれば、ナイキは決断を下すことになるでしょうか。
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外国籍を使い捨てにしないために

2021-03-04 20:49:17 | 日記
 信濃毎日新聞が朝刊で特集を組む「メビウスの輪」

 来日し必死に働く外国籍の方々が苦境に喘ぎ、こんなはずではなかったと漏らす様子は、どうしてこのような事態になってしまうのか、と読めば読むほど考えさせられます。

 日本も開国直後の1800年代後半は、治外法権を筆頭に不平等条約や欧米列強の脅威にさらされるなど、肩身の狭い思いをしてきた、言い換えれば

 「他人の痛みを知る」

 事ができるはずなんですが。

 だからこそJリーグで長く活躍する選手、例えばガンバのパトリックのように帰化して日本代表になっても構わないとまで思う選手たちに尋ねてみたらよいと思います。
 
 「あなたが考える日本社会とJリーグはどのような存在ですか」
 「あなたが考える日本社会の構造的欠陥を教えてください」
 「逆に来日してよかったと思えた瞬間はいつですか」

 これらを聞き出すことができれば、外国籍、特に南アジアや東南アジアから働きに来る方と接する際、本当に貴重な助言になると思うんです。

 野球なら既に日本国籍を得ている「ラミちゃん」こそ、アレックス・ラミレス氏がいますし、他の競技でも帰化選手はただ帰化したというだけでなく、日本社会にとって頼もしい存在ですからね。

 逆にJリーグが提携するリーガに提言することもできます。
 
 「Jリーグでは侮蔑的な横断幕はまず掲げられません」
 「選手たちが不振の責任を背負い、練習場や駐車場で投石や暴力行為に怯えることもありません」
 「これはこういう理由で、社会が機能しているためです」

 スペイン以外のアジア提携枠にも伝えることができたなら、彼らが抱える諸問題を解決に導く発端になりえるかもしれませんよ。

 僕は諸外国に出かけたことは無いのですが、少なくとも飲料水が飲めて電車が遅れずに到着し、乗り換えや到着時刻のアナウンスがあることは、日本の素敵なところと感じます。

 栄養や食材にこだわらなければ、500円で満腹に慣れることが多いことも同様かもしれません。
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