塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ペナルティ時代のサンパウロを振り返って

2021-03-11 21:21:39 | 日記
 ブラジルの名門サンパウロ。

 サンパウロは現在アディダスと契約していますが、ライーを軸にコパ・トヨタを連覇した1992、93年はペナルティがスポンサーでした。

 丁度このころ、週刊少年ジャンプでは何とキャプテン翼が「ワールドユース編」ということで、待望の新連載が始まります。

 国際ジュニアユース選手権優勝後、お師匠であるロベルト本郷と再会した大空翼。

 彼は南葛就学を卒業後、単身でブラジルの渡りサンパウロの1軍に昇格します。

 劇中では当然翼はペナルティのジャージで躍動し、カール・ハインツ・シュナイダーやエル・シド・ピエール同様、のちに協力なライバルとなる、フラメンゴのカルロス・サンターナと一戦交えます。

 キングがサントスに在籍していた際も、ジャージスポンサーはペナルティでした。

 クラブ・ワールドカップのために来日した2011年、スポンサーはアンブロでしたが、ペナルティを思い出した往年のファンは案外多かったのではないでしょうか。

 サントスがペナルティ以外のジャージを纏ったように、サンパウロもアディダス以前はアンダーアーマーの時代があったはずです。

 ただ、ファンの中には

 「この時代のこのデザインとスポンサーが最高」

 という記憶に残る一着があると思います。

 単純にサンパウロの場合、僕はペナルティが印象深いというだけなのですが。

 この優勝からブラジル代表エリベウトンが、名古屋グランパスエイトに移籍すると聞いたときは本当に驚きました。

 前年ヴェルディ川崎に移籍したビスマルクもそうですが、米国ワールドカップに向けて新天地への移籍を躊躇する選手が多い中、日本と言う未知の国へ旅立ち、ワールドカップを目指すという志。

 彼らのような選手が多いからこそ、ブラジルはワールドカップの優勝5度、世界一のサッカー大国であり続けている気がします。
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せどりという名の錬金術

2021-03-11 21:04:58 | 日記
 今はどうかわかりませんが、ある種の錬金術として「せどり」がありました。

 これはブックオフに代表される、大手の中古書店の見切り品や100円均一コーナーから、高値で売却できそうな本「のみ」を購入し、欲しい方に売却し、差額を自分の利益にするという方法です。

 ただ、「せどり」をしているのだろうなと言う方を僕も見たことはありますが、正直気味が悪いなと思いましたね。

 本屋にいるのに本を探す、ページをめくる、古本の状態を確認するという行動は一切せず

 スマートフォンで今、高値で売買されている本の情報を得る
 スマートフォンを見ながら、買い物かごに本を突っ込んでいく

 店員さんも嫌だと思いますが、万引きのような犯罪を犯しているわけではありませんから、正直対処の方法が見つからなかったというのが現状だったに違いありません。

 ただ、最近はせどりも下火なのか、見かけなくなりましたね。

 ただ、せどりの根幹はサッカーと同様に

 「良い本、良い選手を安値で強いれて高値で売る」
 「その際の差額が利益となり、新しい投資に結び付く」

 というものです。

 ただ、一番の違いは本は極端な話、売却できなくても廃品回収を軸に、手放すことがさほど難しくありません。

 ただ、人間のように「心と感情」が備わっている存在は、そうは簡単に縁は切れません。

 アーセナルのミケル・アルテタが頑なにメスト・エジルを戦力として認知しなかったように、こじれてしまった心情は修復が不可能の誓い形にまで発展してしまいます。

 むしろセビージャのように、明確な獲得と売却計画が良い塩梅で回転している方が稀ですよね。

 そのセビージャの経営が安定したのも2000年代に入ってからで、人生でもサッカーでも放蕩はほどほどにしないといけないということでしょう。

 今の時期、よほどの事が無い限り潤沢なスポンサーがつかないことは、インテルが身に染みて感じていると思いますよ。

 ピレリのロゴが最後となるのは本当に寂しいですね。
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2011年3月11日の行動を思い出して

2021-03-11 20:49:44 | 日記
 2011年3月11日。

 僕は勤務先で課長、同僚たちと倉庫の整理をしていました。

 備品が「適当」に保管されていたため、必要な備品を探すだけで手間取っていたため、課長が音頭を取り、整理、整頓の号令をかけたのが10年前の今日だったのです。

 使用するものは当然継続して使用する
 適切な形で保管する
 不要な備品は業者さんに引き取ってもらう
 段ボールや燃えるゴミは資源ごみ、燃えるゴミコーナーに集約

 ということで、僕は業務用エレベーターと倉庫をこれらを運搬するために往復していたんですよ。

 保管場所に向かっていると、いきなり「ゴー!!」と言う轟音が飛び交いはじめ

 「いや、何だ、何が起きたんだ」

 を思いましたが、さっぱり様子がつかめません。

 その轟音は東日本大震災の影響で吹き荒れた突風だったのでしょう。

 下手をすれば僕も、業務用エレベーターに閉じ込められ、2度と一人で利用できない心理的負担を負ったかもしれないと今でも思います。

 以後は震災のニュースだけがテレビ欄を覆います。

 キングがゴールを記録したことで知られる復興支援のチャリティ・マッチが、時期尚早で不謹慎ではなかろうかと皆が悩んだことは凄く当然の心理状態でしたね。

 お笑いですとサンドイッチマン
 サッカー選手でならば鹿島アントラーズの小笠原光男
 そしてベガルタ仙台と楽天イーグルス

 彼らが常に被災した方々の気持ちを慮り、懸命に明日を生きようとする方々のよりどころになったことは、本当にすごい事だと思います。

 内田篤人の著書「僕は自分が見たことしか信じない」の文庫改訂版にも、ナンバーの表紙を飾ることになる、マヌエル・ノイアーと共にドイツ語と日本語でメッセージがしたたまれたジャージを広げる姿が確認できます。

 あれから10年。
 
 天災が多い事が変わりない一方でコロナウイルスの影響が色濃い昨今ですが、僕たちには必ず夜明けがくると思いたいですね。

 
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