塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今、欲しいスーツがあります

2021-03-22 22:53:52 | 日記
 最近はウール7割ポリエステル3割というスーツが増えています。

 これが半々くらいですと、着心地はもっと柔らかくなるのですが、化学素材を混入すると価格が抑えられ、不必要な皺を防ぐことが出来るためでしょうか。

 しかし、スーツは本来天然素材で仕立てるもので、皺が出るのは致し方ない面もあるのですがね。

 Jクラブの多くは夏場の熱い時期は、ポロシャツにスラックス、今の時期は公式スーツでしょうがソロテックスの代表される、化学繊維が主流のはずです。

 アルフレッド・ダンヒルのように、丁寧な裁断とウールの美しい光沢が基本ではあるのですが、新幹線やバス移動などで選手がくつろぐ際は、汚れや汗染みが気にならない方が良いことも確かです。

 天然素材100%で皺に強く、旅行や出張に最適と呼ばれる生地の代名詞が、

 エルメネジルド・ゼニアのトラベラー

 になります。

 夏場の「クール・エフェクト」同様、ゼニアを代表する記事であり、その品質の高さは広く知られています。

 その一方、僕が今買いたいな、あったら便利だろうなと思える背広があります。

 ブランド名は控えますが、用いている生地はイタリアのトラバルド・トーニャ社により「エストラート」と呼ばれるもので、この生地もナチュラル・ストレッチで皺日欲、美しい光沢があるんです。

 僕が見つけたこの「エストラート」を採用したスーツは、破格の安さなんですが実は「背裏」と呼ばれる冬仕立てになっています。

 つまり、時季外れになってしまった、というわけです。

 しかし仕立ては裏地はキュプラ100%、ペンシル・ストライプスの基本となる紺の2つボタン仕立て、ということもあり、来月の小遣いで何とかならないものか、と思案しています。

 野球日本代表、ラグビー日本代表、そしてサッカー日本代表。

 公式スーツがウール100%というのは、それが根幹であり仕立ての良さが体感できるためではないかと考えています。
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今思うヴェンゲルの功績

2021-03-22 21:32:24 | 日記
 アルセーヌ・ヴェンゲル、ドラガン・ストイコビッチ、ミハエル・ラウドルップ。

 これらの外国籍指揮官は過去、日本代表監督に指名されるのではないか、と目された人物であり、実際就任には至らなかった事例でもあります。

 事実かどうかはわかりませんが、1998年秋フィリップ・トルシエが来日したのは、日本サッカー協会から代表監督の打診を受けたヴェンゲルが

 「アーセナルとの契約を打ち切ることは出来ない」
 「だが有能な男を知っている」

 という彼の推挙とも言われています。

 そのヴェンゲルの自伝が翻訳されて日本でも出版されるでしょうが、ヴェンゲルは当時アーセナルの副会長だったデイビッド・ゲインに深い敬意を払っていたとの記述があるようです。

 これはフローラン・ダバディがコラムで語っていたのですが、ヴェンゲルは

 長期的視野でASモナコで強化に励み、1987年リーグ優勝を達成
 この時点で、栄養学やスカウティングなどで強化を模索していた
 しかし、この時期はマルセイユのリーグ5連覇と重なり、ヴェンゲルは彼らの躍進を懐疑的に見ていた
 ヴェンゲルはベルナール・タピと折り合いが悪く、フランス国内のメディアとファンを敵に回していた

 とあります。

 名古屋グランパスエイトと契約したのは、それらの重圧から逃れるためと指摘し、同時にアーセナルとの契約以降は、ロンドンでの仕事ぶりに満足していたのですね。

 ベルナール・タピに限らず、マルセイユはどこか欺瞞に満ちた感覚が今でも抜けきらず、だからこそ2010年に優勝しても、デシャン政権は短命に終わったように思えます。

 ルイ・ドレフェスの他界
 マルガリータ・ルイ・ドレフェスのクラブ売却
 ミチェル。ヴィラス・ボアス、ホルヘ、サンパオリ、マルセロ・ビエルサと近年の政権に継続性はまるで見られない

 などはその一例ではないでしょうか。

 だからこそこの「混沌」としたマルセイユが、フランス全土から注目を浴びるのは、他人様のメロドラマが面白いからかもしれません。

 
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ブランドが求める契約選手の姿を思って

2021-03-22 21:11:49 | 日記
 サッカーに限らずブランドが契約選手を決める際、品行方正な選手ではなく、実力に疑いはないが人間的に露骨な欠陥が見え隠れする、選手を選ぶ事例が多い気がします。

 バスケットでいえば、マイケル・ジョーダンは全米王者に6度輝き、五輪でも2度金メダルを獲得しています。

 しかし、1993年に日本語版が発売された「ジョーダン・ルール 邦題はマイケル・ジョーダン激闘のシーズン」では、ドレッシング・ルームでエゴをむき出しにする尊大な人物として描かれており、発売直後から大反響でした。

 また、コンバースがデニス・ロドマンと契約したのは、ファンがコンバースに抱く保守的な感想を覆すためだったとの指摘があります。

 現代のサッカーでも

 プーマ ルイス・スアレスとネイマール
 ナイキ CR7とエムバッペ
 アディダス ポール・ポグバとレオ・メッシ

 というように、尊大ではあるが実力に疑いはない、と言う選手たちが広告塔を務めています。

 アディダスか過去、ブラジル代表カカと契約していました。
 
 熱心なキリスト教徒であり気真面目で知られた彼も、妻のカロリーナと結局は離婚するなど、レアル移籍後から目立った故障の多さも含めて、必ずしも良い形ではありませんでした。

 だからこそアディダスは(ミズノをブラックアウトで試した時期はあっても)カカに魅力を感じたのではないかと推測します。

 逆に日本市場では、負の側面を持つ選手よりも優等生的な選手が好まれる気がします。

 それはある意味、日本人が平均的な価値観を好むという側面もあるでしょうし、不良臭い物を昔から教師や親が(当然ではあると思いますが)子に与えない風潮もあるためでしょうか。

 僕は今後、プーマが三笘薫との契約をどう考えていくか注目していますが、長期契約で彼をとどめておく価値は充分にあると思っています。

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攻撃が先か、守備が先か

2021-03-22 20:51:00 | 日記
 サッカーとラグビー、そしてアメリカン・フットボールは3兄弟と呼ばれるほど、関係性の深い競技です。

 バスケットボールもトランジションが軸ですが、コートが狭い事とゴールが容易に決まることを考えますと、些か様相は異なります。

 サッカーとアメリカン・フットボールならば攻撃陣と守備陣どちらを補強の優先順位にすべきか
 ラグビーならば、フォワードとバックス、どちらに注意を傾けるか

 という点は、クラブ(チーム)、代表のどちらでも最重要課題と言えるでしょう。

 2008年、NFLのデトロイト・ライオンズは、レギュラーシーズンを0勝16敗、つまり勝ち星なしの勝率「0000」という、別の意味で驚くべき数字をたたき出します。

 ホームであるフォード・フィールドは落胆するファンのため息が漏れ、NFLに限らず近代の米国スポーツでは考えられない成績だったのです。

 そこでライオンズ首脳陣は、翌年のドラフト指名(当然1位指名です)で2009年もっとも期待値の高いマシュー・スタフフォードを迷わず指名し、攻撃の根幹であるQBをまず確保します。

 2010年のドラフトでは守備の強化を目指し、カメルーンにルーツを持つエンダムカン・スーを指名、攻守で確固たる軸を得たライオンズは、3季でポストシーズンに勧めるまでになりました。

 リバプールで例えるなら、サディオ・マネとファン・ダイクを獲得し、攻守の柱が出来たというものが酷似しています。

 25日の韓国戦、森保さんは攻撃と守備、どちらに活路を見出すでしょうか。

 ソン・フンミンをパウロ・ベントは招集していいますから、恐らく来日するのでしょう。

 このアジア最高の選手が脅威なのは当然ですが、彼にマンマークをつけるのか、それともパサーにプレスをかけてパスを遮断するのか、それ以前に日本が攻撃的の振る舞うのか。

 様々な観点が浮かびます。

 初招集の選手も多く、オートマティズムが成立しにくい面があっても、この韓国戦が大きな試金石になるのが確かではないでしょうか。
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