塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

優雅な選手を埋没させないために

2021-12-01 23:07:29 | 日記
 ウルグアイ代表の名手といいますと

 1・パブロ・フォルラン 1974年ワールドカップ出場 ディエゴ・フォルランの父親
 2・ファン・アルベルト・スキアフィーノ ペニャロール、ACミラン、ASローマに在籍、1950年ワールドカップ優勝
 3・アルシデ・ギジャ 1950年ワールドカップ決勝、対ブラジル代表戦で決勝点を決める

 など、伝統国らしく素晴らしい顔が浮かびます。

 近年ではルイス・スアレスとディエゴ・フォルラン、そしてエディンソン・カバーニの知名度が突出していますが。

 ただ、誰もが思いつく名手の中の名手といえば、やはりエンゾ・フランチェスコリでしょう。

 1986年、90年ワールドカップ出場
 1996年、リヴェル・プレで南米クラブ王者に輝く
 オランピック・マルセイユにラシン・パリ、カリアリなどイタリアとフランスでもプレイ

 という事実よりも

 ディエゴ・マラドーナが最高の選手と絶賛
 あのジネディーヌ・ジダンが敬愛してやまない存在

 という点が、彼の凄さを物語ります。

 ただ、ワールドカップでさほど好成績を得られなかったのは、フランチェスコリのエレガントさ、言い換えれば優雅さが他の9名のフィールド・プレイヤーに理解されなかった、埋没したためではないでしょうか。

 ウルグアイ代表のファンは基本、技術や華麗さよりも選手たちに「ガーラ」を求めます。

 ガーラは日本語でいえば敢闘精神、勇敢さ、どう猛さとでもいいましょうか、とにかくペース配分を考えずに90分、闇雲に走る、そして敢闘精神を見せて迫力あるプレイを見せる。

 事を好みます。

 インテルでペース配分や体力温存の大切さを学んだアルバロ・レコバが代表で痛烈に非難されたのは、ガーラがない、怠けている、もっと汗を流せとまるでファンが彼の内心を理解しようとしないためした。

 エレガントな選手は理解しあえるエレガントな選手たちに囲まれることに意味があります。

 1994年ワールドカップに向けてウルグアイ代表はフランチェスコリだけでなく

 ダニエル・フォンセカ ナポリ
 ルベン・ソサ インテル

 という実力者を備え、伝統国としてきたいされていましたが。

 (参考資料 日本スポーツ企画出版  ファンタジスタ50)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選手から制度の見直しが挙がるとき

2021-12-01 21:58:45 | 日記
 2021シーズンのプロ野球は、東京ヤクルトスワローズの日本一で全日程を終了しました。

 久々にセ・リーグのチームが優勝したな、という印象が強い一方でそれ以上に興味深いには、その優勝したスワローズの選手たちから

 「クライマックス・シリーズはもうよした方がいいね」
 「首位のチーム同士で戦う日本シリーズだから、これだけシリーズが注目されたんだ」

 という声が挙がったという点です。

 恐らくパ・リーグ優勝チーム、オリックス・バファローズの選手たちも同意するのではないでしょうか。

 僕はJリーグの村井満チェアマンの仕事ぶりは多少把握していますが、日本プロ野球のコミッショナーがどのような方で、どのような業務をなさっているのかは、正直把握していません。

 しかしコミッショナーとしてマスメディアへの露出を考慮するのではなく

 1・既に選手たちが歪なプレイオフに違和感を覚えている
 2・ならば現行の形をかつての姿に戻すのか、継続するのか

 その判断を行う立場にあると思うんですね。

 確かにサッカーでも通年性ではなく、前期と後期性やスプリット方式はありますが、それは形式上、クライマックス・シリーズのような歪んだ形ではないとリーグの関係者、選手が感じているためではないでしょうか。

 Jリーグだけでなく、欧州各国のほとんどがリーグを通年制で行っていることは、この方式が各クラブに対して一番不利益がないため、という点んが大きいと思います。

 むしろ今野球好きが議論している

 チーム数を現行の12から16に増加
 各4チームの4地区制にして首位のチームがプレイオフを戦う

 という方式の方が、皆安堵するのではないでしょうか。

 2023年にはワールド・ベースボールクラシックの開催が予定されています。

 サッカーでも野球dめお、代表の発展は自国リーグにかかっており、案外日本プロ野球も制度見直しの丁度良い時期かもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怪我を押して出場することは意味があるのでしょうか

2021-12-01 21:26:42 | 日記
 ベストコンディションではない選手は起用しない

 指揮官はそう伝えますが、プロのサッカー選手である以上、多くの場合は体に何かしらの痛みを伴っていると思います。

 これからは新型コロナウイルスに加えて季節性インフルエンザという流行病を気にせねばなりません。

 Jリーグの選手たちはオフシーズンですが、年明けの春季キャンプの頃様相はもっと劇的に悪くなっているかもしれませんし、日本代表対ウズベキスタン代表の一戦も、事によっては大きな変更点があるように感じます。

 プロは報酬が発生し、勝敗に責任を負わねばなりませんから、強行出場は致し方ありません。

 ただ中学生や高校生は無理する必要はないと思うんですよね。

 キャプテン翼は16巻から全国中学校サッカー選手権が始まります。

 主人公の大空翼は

 初戦の東一中戦で足首をねんざ
 3回戦の花輪中戦で左肩を脱臼

 するという大けがを負います。

 2回戦を翼は回避しますが、これだけの大けがを負っているにもかかわらず、欠場、途中出場ではなく、常に先発でフル出場という形で物語は展開しますし、驚くべきことにインターバルがありません。

 実際の中学選手権がどうかはともかく、いくら漫画の世界(架空という意味合いですよ)当時、あれだけの影響力を誇った漫画に、怪我を押して出場する展開に批判はなかったのでしょうか。

 今ならまず、物語として成立はしませんよね。

 キャプテン翼ではドライブシュート、ツイン・シュートにスカイラブ・ハリケーンと、漫画だからこそ展開できたシュートがいくつもあり、僕たちは本当に夢中でした。

 ただ、当時の世相と現在の世相が異なることのは当然であり、翼の怪我をしながらドライブ・シュートを打ち続けるという描写は、もう無理ですし止めにすべきですよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーでも詐欺が起こりえると思います。

2021-12-01 21:11:24 | 日記
 日本でもこれだけ特殊詐欺への警戒が呼びかけられていますが、被害額は年々上昇しています。

 サッカーも同様で、アフリカ諸国では宗主国を目指し、サッカーで幸福をつかむ、両親と兄弟の面倒を見るという意識を持つ青年ほど、痛い目に合う頻度が高いようです。

 現地の代理人、もしくは欧州からの代理人と名乗る人物が青年の前に現れます。

 そして彼と両親を説き伏せ、欧州への航空チケットや現地での滞在費を用意させ、実際現地には到達できるものの

 「用意したお金をだまし取られる」
 「当然、サッカークラブに入団なのできない」
 「一人で放置され身動きも取れない」

 という事態があります。

 悪徳代理人や詐欺師からすれば、青年たちは無垢であり、逆に先天的にサッカーの能力に秀でていることが日本語でいう」

 「鴨が葱を背負っている」
 
 という塩梅なのでしょう。

 日本人選手も続々と海外へ進出しようと試みますが、やはり一度落ち着いてガイドブックを読む、言語や生活習慣、商況的価値観や政治体制などを学んでからでかけるべきではないでしょうか。

 今中国の人民元が「世界第4位」の通貨となりつつありますが、それでも米ドルとユーロに匹敵する通貨は「円」です。

 つまり、日本のパスポートや円の存在価値は、僕らが思う以上に強いと思いますし、狙いを定める詐欺集団がこれからも続発するのではないでしょうか。

 ドミニカ共和国やキューバでは子供たちが

 「僕が必ず大リーガーになって、大きな家を買うよ」
 「だから待っていてよ、お金もになるからね」

 と夢を語り、目を輝かせます。

 貧しい農村では大リーガーは当然ですが桁外れの収入があり、食事も車も家も補償できます。

 アフリカ諸国ではそれがサッカーなのですが、夢を語る子供たちに差し迫る重圧と悪夢を、FIFAは年次総会で話し合うべきだろ思いますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする