塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕は大学時代、冬休みに帰省をしませんでした。

2021-12-29 22:00:48 | 日記
 僕は両親と同居していますから帰省はしません。

 ただ山梨学院大学在籍時も、冬休みの帰省は4年間で1度もありませんでした。

 新宿から松本までの特急あずさを利用した方ならばご存じでしょうが、この中央線は人身事故を軸にして遅延が多発するんですね。

 人身事故もそうですが、仮に積雪は降雪、強風の影響でダイヤが乱れたならば。

 当時はいざというときのために水やおやつを常備していませんでし、本も携帯していません。

 仮に電車が途中で停車してしまえば、どうしようもない、ならば帰省は夏休みと春休みの年2回で構わないと思ったんですよね。

 今、レオ・メッシは妻のアントネラと共にパリを離れ、アルゼンチンでクリスマス休暇を楽しんでいます。

 一方で日程が詰まっているプレミア・リーグには、そもそも「クリスマス休暇」という発想すらなく、ラ・リーガやブンデスリーガから移籍してきた選手たちは、今一番疲労をため込んでいると思いますが、これもプレミアの魅力なのでしょうか。

 ロナウドもユナイテッドに移籍したころの事を思い出し

 「この冬の寒さを多忙な日程」
 「これがプレミアだ」

 と内心苦笑いしているかもしれませんね。

 僕とすればどの国でも中断期間は選手の休日に充てるなど、選手が心と身体に問題を抱えないような配慮が必要だT思います。

 大リーグやNBAでオールスターがありますが、投票から漏れた選手たちは案外サバサバしており、それは試合が合法的に中断期間になり、自分のために時間を使える有意義な形に変化するためです。
 
 オールスターではマスメディアの質疑応答も多いですし、ブランドからは特別デザインのバッシュが支給され、履く義務が生じるなど多忙で面倒な事柄が多いことも特徴ですから。

 ちなみに僕は成人式すら参加していませんが、それは友人がいないことも影響していますがね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウーゴ・マラドーナの他界という報道について

2021-12-29 21:20:28 | 日記
 人生とはこれほど皮肉なものでしょうか。

 2020年の今頃(厳密に言いますと11月ですが)、全世界は他界したディエゴ・マラドーナの事で悲しみにくれていました。

 マラドーナの行動の一部は明らかに褒められるものではありませんでしたし、アルゼンチン代表監督時代はファン・リケルメと対峙するような形になるなど、発言が独り歩きしてしまう事も多々ありました。

 しかしブラジルをはじめマラドーナの存在の前に敗戦を喫してきた国ですらマラドーナを追悼し、彼を永遠に慕うナポリではスタジアム名が「ディエゴ・マラドーナ」へと早急に命名変更となりました。

 そして彼の弟さんでもあり、日本でもプレイしたウーゴ・マラドーナが52歳という若さで亡くなりました。

 お兄さんとの比較
 マラドーナという矜持の重さ

 ウーゴ・マラドーナにとっては本当に重い事柄だったと思います。

 僕は知りませんでしたが、ウーゴ・マラドーナも1987年にナポリと契約し、すぐにアスコリに移籍したため、ディエゴとウーゴの兄弟対決が実現し、ナポリが2-1で勝利したと、ヤフー・ニュースが掲載しています。

 アスコリには期限付き移籍の形だったとありますが、「すぐに」と前置きがあるために、やはりクラブ首脳陣からすれば、兄弟で力量の差は歴然だったのかもしれません。

 ただ弟だろうが他人様だろうが、マラドーナと同等の力量を持つ選手など、今も昔もペレやクライフ、プスカシュなどの限られた名手しかいませんが。

 ただ、ナポリでは短く報道されただけというウーゴ・マラドーナの死。

 彼にとっては無粋な言い方で失礼ですが、ようやくお兄さんとの比較を終えることができたように感じます。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘇寧、遂にインテルを譲渡へ

2021-12-29 21:04:35 | 日記
 池上彰、佐藤優両氏によれば、メソポタミア文明やペルシャ王国、そしてイスラム教の誕生と過去の大きな事例を参照しても、中東情勢というんは常に大事な要素をはらんでいると指摘しています。

 サッカーもスポンサー・シップという観点から、中東は見逃せなくなりました。

 1・FCバルセロナの胸スポンサーにカタール財団が名乗りを挙げる
 2・エミレーツ航空がACミラン、アーセナル、レアル・マドリードなど老舗クラブを支援
 3・マンチェスター・シティとUAE(シェイク・マンスール)との深い関係性

 そこにインテルとニューキャッスル・ユナイテッドも加わろうとしています。

 これまで中国資本にあったインテルを、ニューキャッスル同様サウジアラビア資本が買収に着手し、1150億円でほぼ蘇寧から譲渡されることは決定済みといいます。

 僕個人の勝手な見解ですが、サウジアラビアは原油に頼らない経済活動を目指し、そこにサッカーがあるのだと思います。

 アル・ヒラルやアル・イティハドという同国の名門

 過去にはサイード・オワイランやアル・モンタシャリなど名手を生み出してきたサウジアラビアですが、トヨタ自動車が2030年までにほぼすべての自動車を「電気自動車」にすると宣言した以上、原油で経済をリードしてきた形は限界がありますよね。

 勿論すべての車が電気自動車というわけではなく、過去の名車と中古車がガソリンが必要な異常、スタンドとガソリン給油がすぐに無くなるわけではありません。

 ただサウジアラビアとすれば対外的に

 「私たちはサッカーで世界と深くつながります」
 「中国企業のように一過性ではありません」

 と伝えたいのではないでしょうか。

 沖電気がポーツマス、シャープがマンチェスター・ユナイテッド、ソニーがユヴェントス、トヨタがバレンシア、近年ではチェルシーと横浜タイヤという胸スポンサーの事例がありましたが、さすがにこれらの企業が欧州クラブを買い取るということはなく、改めてサウジアラビアの野心を感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンニバル・レクターの洒脱な贈り物から

2021-12-29 20:48:04 | 日記
 俳優アンソニー・ホプキンスは本名よりも「ハンニバル・レクター」という役名の方が知られているかもしれません。

 原作トマス・ハリスによる「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」は、日本でも劇場に多くの方が足を運ぶ一方、劇中でハンニバルが自身を捜査する役目を担うクラリスに

 「サンタ・マリア・ノヴェッラの石鹸」

 を贈るという洒落た行為を行ったことも話題でした。

 最高の仕立屋ん一人、アントニオ・リヴェラーノ
 名店の中の名店タイ・ユア・タイ
 セミナーラ、イル・ミーチョなど、奥深い仕立ての世界

 これらは全てサンタ・マリア・ノヴェッラがあるフィレンツエの象徴ですが、だからでしょうかフィオレンティーナのファンは、選手に対しての審美眼が非常に厳しい、それは常に美しい建築物と仕立服に慣れているためでしょう。

 中でも絶大な支持を得たのが、1982年ワールドカップ優勝選手、ジャンカルロ・アントニョーニです。

 「ジャンカルロは星を見ながらプレイする」

 と讃えられたように、背筋を伸ばしビルドアップしパスを出すアントニョーニの姿は、惚れ惚れするほど美しかったようです。

 フィオレンティーナのファンは、心の底から美しい優雅な選手を好み、だからこそ

 ホベルト・バッジョのユヴェントス移籍
 マニエル・ルイ・コスタのACミラン移籍

 はがっかりしたことでしょう。

 ルイ・コスタの場合は、少なくともクラブの財政をひっ迫させてしまったオーナーのチェッキゴーリの犠牲という意味合いもありました。

 何よりACミランの指揮官は、ルイ・コスタが大きな敬意を払うファティ・テリムであり、テリムもルイ・コスタが必要でした。

 実はバッジョの移籍も彼が関与しないうちに決定してしまい、バッジョ自身も翻弄されてしまう形でした。

 だからこそアルテミオ・フランキに、黒と白の縦じまのジャージで登場する際は、一番心を痛めていたのはユヴェントスの10番だったと思うのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする