塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

J1がより世界で認知されるために

2021-12-04 20:14:01 | 日記
 J1が世界に埋没しないことの条件には、外国籍選手が代表招集を受け続けることがあると思います。

 従いまして、ヴィッセル神戸のとトーマス・ヴェルマーレンがベルギー代表の一員であり続けることは、欧州から日本は視界に入っているという証拠になり得ると感じます。

 今季のJ1得点王は2選手
 
 横浜Fマリノス 前田大然
 川崎フロンターレ レアンドロ・ダミアン

 が23得点で得点王を分け合います。

 前者は日本代表として定期的に招集されていますが、後者がセレソンに復帰したとなれば、J1の影響力はまだまだ悲観すべき物ではないと考えても良いと思います。

 確かに日本かブラジルへの移動距離と負担を考えれば、過去ドゥンガたセザール・サンパイオはよく耐えることが出来たものだ、と痛感します。

 また、新型コロナウイルスの影響は日本よりもブラジル国内の方が色濃いわけですから、仮にチッチ監督からレアンドロ・ダミアンの代表復帰を打診されても、川崎フロンターレが断るということもあるでしょう。

 ただ、代表監督の視野に入る事ができる、日本でプレイしてもセレソン招集のハンディにはならない、とうなればより有力なブラジル代表クラスの来日が可能になる気がします。

 その川崎フロンターレと東京ヴェルディに在籍経験を持つフッキが、5季ぶりにセレソンへの招集受けました。

 実力だけでなく、招集には年齢も関わってきますが、チッチ監督はそれらのバランスが取れておるからこそ、彼を招集したのでしょう。

 鹿島アントラーズで指揮で指揮を執ったとニーニョ・セレーゾは、イタリア、サンプドリア時代の1991年、41歳で代表復帰が囁かれた程、充実したシーズンを送っていました。

 レアンドロ・ダミアンが決して老け込んでいないことを、フロンターレのファンは知っていますよ。
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女子イングランド代表、エレン・ホワイトの代表100キャップの報道より

2021-12-04 19:47:43 | 日記
 女子サッカー、イングランド代表のエレン・ホワイト。

 彼女だが代表キャップ100を刻んだことに敬意を払い、契約するアディダスが特別仕様の「プレデター・フリーク」を進呈、公開の運びとなりました。(彼女の着用と一般販売はないそうです)

 このニュースは専門サイト「0014のブログ」で紹介されていますが、性別に限らず選手が敬意を払われる瞬間は良いものです。

 ただ、女子選手の偉業をたたえる、UEFA女子版チャンピオンズ・リーグのテレビ中継が始まるのはここ数年の事で、もっと早くからすべき事柄だったのも事実です。

 例えば2011年、澤穂希がバロンドールを受賞したことは、日本女子代表のワールドカップ優勝と共に、東日本大震災の影響で暗い気持ちだった僕たちにとって、格別の朗報でした。

 しかし、当時契約していたアディダスが何か特別なことをしたかといえばそうではありませんでしたし、むしろ受賞時の着物姿とレオ・メッシと一緒に写真に納まった点がピークでした。

 これだけの名手、日本女子サッカー発展に甚大な力を注いできた選手に対しての「はからい」は、本当に少なかったのではないか、と10年経過した今でも感じますね。

 新型コロナウイルスの影響が色濃くなるその寸前、日本女子代表がオランダ遠征に出かけ、アイスランド代表とオランダ代表と戦えたことは今後の事を考慮すると、本当に良かったと思います。

 これで再度入国審査が厳しくなれば(実際森保監督は欧州視察の中止を検討しています)海外遠征に出かけることができませんしね。

 池田太新監督の下、日本女子代表は新しい戦いに挑戦するわけですが、男女ともに溌剌としたプレイを見せるには、当然周囲の手助けも必要ですから。
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ウエーバーのオペラ、魔弾の射手から

2021-12-04 19:27:00 | 日記
 ドイツの作曲家ウエーバーが手がけたオペラに「魔弾の射手」という作品があります。

 僕は観劇したことはありません。

 作品中の一曲をCDで聞いたにすぎませんが、題名からどことなくFKの名手を連想したのです。

 これは射撃の話で「腕前」を競う物語ですが、サッカーにおけるFKの威力はファンを魅了します。

 今、日本代表には過去の中村俊輔、遠藤保仁に代表されるFKの脅威がまるでない、という指摘がありますが、確かにセット・ピースの重要性は、コーナーキックよりもはるかに大切ではないでしょうか。

 ジュニーニョ・ペルガンプガーノ ブラジル代表 リヨン ヴァスコ・ダ・ガマ 
 アンドレア・ピルロ イタリア代表 ブレシア、インテル・ミラノ、ACミラン、ユヴェントスなどに在籍
 デイビッド・ベッカム イングランド代表 LAギャラクシー、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードなどに在籍

 彼らのFKはクラブ、そして代表を敗戦の危機から救い、ファンに狂喜をもたらしました。

 ベッカムの場合ですとホームのギリシャ代表との一戦がそうですね。

 この最終節で韓日ワールドカップ2002への出場が決まる、という中で放たれた一撃は98年ワールドカップ、対アルゼンチン戦でたいじょうになった汚名を返上することに大きく役立ちました。

 また、日本人ならば2006-07シーズンのUEFAチャンピオンズ・リーグがそうです。

 中村俊輔がオールド・トラッフォードとセルティック・パークで放った一撃、徳に後者には大きく興奮しましたよね。

 中村の存在の簡明を受け、自分の息子に「シュンスケ」と名付けたファンが登場したほどで、FKという存在が現代サッカーの大きな特徴という点は、今後も変わらないでしょう。

 ちなみに無回転でもカーブでも、壁になる守備陣の恐怖は相当だとも思いますが。

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サッカーは現代戦争の変わり身になるでしょうか

2021-12-04 19:11:57 | 日記
 今月8日は日米開戦から80年になります。

 結果的にだまし討ちの形となった「真珠湾攻撃」の汚名を拭う方法は、現在もないようなので米軍に開戦の機運と口実を与えてしまったこと。

 この点を忘れてはいけません。

 よくラグビー・フットボール「現代における戦争の代わり」と指摘されますが、アソシエーション・フットボール、つまりサッカーにもその点はあると感じます。

 欧州における6か国対抗ラグビーに対して、サッカーの欧州選手権は参加国が24か国という点、何より予選では小国も登場します。

 東アジアでは戦争関連ではどうしても

 日本代表対韓国代表
 日本代表対中国代表

 は競技の範疇を超え、現在の貿易均衡や政治問題が絡みやすく選手たちには気の毒だと思います。

 総統アドルフ・ヒトラーの下推し進めた政策により、ドイツの周辺国、チェコ・スロバキア(当時の国名)ベルギー。ネーデルラントにフランスはすぐに投降する形となりました。

 ちなみにアルセーヌ・ヴェンゲルがフランス人でありながらドイツ語が堪能なのは、出身地がアルザス・ロレーヌだからではないでしょうか。

 この地はドイツ国境に近く、戦争の影響でドイツ軍が進駐し、フランス語を禁じてドイツ語を強要する事態が度々発生していました。

 新潮文庫「モーム傑作選 ジゴロとジゴレット」という短編集が刊行されていますが、その中の1篇「征服される者」は、

 ドイツ軍の将校に若い女が乱暴される
 しかし彼女の両親は、ドイツ軍の勢いを考慮して将校の言い分を聞き始める
 若き女は妊娠し、出産すると川で赤ん坊を窒息死させ、将校へ復習を果たす

 という物語です。

 これらの人殺しが正当化されるくらいならば(物語であっても)、戦争の代わりにサッカーとラグビーがある方が良いと思いますよね。

 しかしティエリ・アンリのハンドで、危うくその「フランス」とアイルランドは国交問題にまで発展しそうになりましたが。
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