塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

FCバルセロナがダニ・アウベスを欲しがった理由をさぐる

2021-12-10 22:59:18 | 日記
 セビージャを皮切りに、FCバルセロナ、ユヴェントス、パリ・サンジェルマン、そしてサンパウロを渡り歩いてきたダニ・アウベス。

 今夏の東京五輪ではブラジル代表として金メダルを獲得するなど、四十路に近い選手とは到底思えません。

 彼が一番思い出深いクラブであるFCバルセロナに、高給でなくとも復帰したのは、どこかでACミランに在籍するズラタン・イブラヒモビッチの影響がある気がします。

 イブラヒモビッチはしばしば、自身を「神」と呼びますが、ミランのファンからすれば既にジャンニ・リベラを超える攻撃の存在(守備では当然フランコ・バレージ)といえるかもしれませんし、神格化しているのでしょう。

 ヴァチカンと教皇フランチェスコがどう思うかは定かではありませんが。

 ただFCバルセロナがダニ・アウベスを欲しがったのは、選手側だけの意図ではないのではないでしょうか。

 今のFCバルセロナには

 ドイツ代表 テア・シュテーゲン
 オランダ代表 メンフィス・デパイ
 フランス代表 ウスマヌ・デンベレ

 など多くの外国籍選手がいますが、同時にスペイン代表のアンス・ファティも含めて

 「どうしてクラブはチャビ・エルナンデスをここまで重用するのか」
 「彼はそこまで秀でた選手だったのか」

 がわからないんですね。

 もしレオ・メッシがいれば、彼とコンビを組んだ際のいきさつや、チャビを一緒にプレイできたことがどれだけ素敵なできごとだったかを、彼らに話すことができましたが、彼は今パリにいます。

 つまりダニ・アウベスは

 「チャビ・エルナンデスの証言者」
 「彼のすばらしさの語り部」

 としての意味合いが大きいのではないか、そんな気がします。

 グアルディオラが彼を重宝したように、チャビが重宝する選手が一人でも登場すれば、サッカーの質が大幅に向上するかもしれませんね。
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未来に再度需要が起きるかもしれません

2021-12-10 21:37:24 | 日記
 僕は今月7日、初めて意識してクラシックのCDを買いました。

 演奏家フジコヘミングの5枚組アルバム「カラーズ」がそうで、今日までディスク1から3までを聴いています。

 これまでは教本とCDがセットになった形で聴いていましたから、音源は基本「ダイジェスト」なんですね。

 サッカーでいえばゴール集、GKのスーパーセーブ集のような代物で、90分通じての試合展開は実際どうだったのか、という形までは把握できない、そんな形での聞き方でした。

 でも初心者や関心を抱き始めたかたからすれば、ダイジェストはありがたい代物ですよね。

 野球ならばホームラン特集
 NBAならばダンク特集

 大抵昔売られていたハイライト・ビデオは、これらの花形が納らた形でしたし、むしろ購入者が再度購入したい、興奮して僕もバットを振ったり、新しいバッシュを買ったという購買欲を与えるには、有名選手の優れた技術を簡潔に伝える。

 これはクラシックもサッカーにも通じる事柄ではないでしょうか。

 僕はCDは冬の時代だと思う反面、現在のウイスキーのように未来には再度「需要」が来ると思います。

 今、ウイスキーが様々な企画でファンを取り込もうとしているのは、ウイスキーの魅力もありますが、1980年代はウイスキーの需要が全くなく、根幹となるモルト原酒が朽ち果てようとしているためです。

 通常シングルモルトはボトルに10年、12年だど熟成期間が張られることは多いわけですが、現在は年数を記していない事がほとんどです。

 米国では既にCDを加工できる工場すらないらしく、時代の趨勢とは思いますが、案外未来に再度CDは魅力が再発見されると思います。

 それはJSL,日本リーグと呼ばれていた国内リーグが、ある日突然「Jリーグ」「プロ化」という言葉に置き換わっただけで、爆発的な需要を見せた過去の日本サッカーからも確認できます。

 商売は何が最先端になるか読めない部分も大きいですしね。
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FCバルセロナ、監督交代でも成績は安定せず

2021-12-10 21:13:35 | 日記
 FCバルセロナがUEFAチャンピオンズ・リーグにおいて、バイエルン・ミュンヘンに0-3で完敗しました。

 指揮官がドイツ代表のハンジ・フリックから、現在ノナーゲルスマンに変更となっても、根幹となる選手と戦術に妥協がなく、同じ監督交代で活性化を図ろうとしているバルセロナの姿とは対照的です。

 少なくともバイエルンには、オーストリア代表のダヴィド・アラバをレアル・マドリードに移籍させた失望感は、まるでないと見て良さそうですよね。

 僕はシーズン開幕前にロナルド・クーマン体制を現在のチャビ・エルナンデス政権に切り替えることはできなかったのかと思います。

 クラブの英雄が帰還する、ファンが盛り上がる、同時にダニ・アウベスもやってきた。

 それは中途半端な今の時期ではなく、夏場にすることではありませんか。

 チャビ・エルナンデスは、FCバルセロナの神髄を体現した名手である以上に、クラブの顔でもあり続けています。

 彼が移籍先のカタール、アル・サッドで現役を引退し、指揮官として歩み始めたのは彼もクラブもファンも

 「彼は必ず帰ってくる」
 「FCバルセロナを将来率いることは確実」

 と考えた為ですよね。

 今季、仮にUEFAチャンピオンズ・リーグの出場権を得られなくとも、チャビの解任はまずありませんし、中期、長期的に選手を入れ替えながら彼に陣頭指揮を任せるはずです。

 ただ既に、セルヒオ・アグエロがプレイできる状態にはなく、フランキー・デヨングは凡庸になり下がった、などチャビが現役時代を過ごした頃とは、選手の個性も意識も随分と隔たりがあります。

 仮にチャビ政権がとん挫すれは、もう後任人事などあってないようなものですが、バルセロナ首脳陣に

 「伝家の宝刀は抜いてしまった」
 「予断も油断も許されない」

 という気概があるのか、正直わかりかねます。

 クラブの英雄n泥を塗るような補強やしくじるだけは避けねばなりませんが。
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責任は果たすものという衝撃

2021-12-10 20:56:34 | 日記
 北海道日本ハムファイターズの指揮官から日本代表指揮官へ。

 野球日本代表の新指揮官である栗山英樹氏は、2023年開催予定のワールド・ベースボールクラシックにおいて、覇権奪回を試みる形になります。

 7日の日本経済新聞だったと思いますが、社説において氏の考えである

 「責任は取るものではなく果たすもの」

 という一文が掲載されていて、唸る思いで読みました。

 この一文と対比されていたのは

 1・無免許運転で交通事故を起こし、最終的に辞任した東京都議
 2・相次ぐ問題が一向に収まらない某銀行

 つまり、相手の立場や存在意義を想像すらできないという意味合いでの対比なんですね。

 栗山新監督は敗戦も勝利も、自分の配下の選手たちが成長することも、全ては果たすものと考えているようで、野球好きは新指揮官の手腕をまずは確認したいと思うのではないでしょうか。

 例えばサッカーは、どの競技よりも簡単に指揮官の首が飛びます。

 一方で松本山雅は、J3降格となっても名波浩監督を解任せず、続投させることを決断し、指揮官も了承しています。

 山雅の場合も、監督だけに責任があるわけではない、名波監督には責任を「果たして」貰うという考えなのでしょうね。

 ただファンは

 「フロントの責任はどうなんだ」

 と声を挙げているようですし、クラブ首脳陣は基本、去るべき人材はいないと考えているようで、どこか両者の間に隙間風が吹いているような気もします。

 松本山雅のように信濃毎日新聞の扱いが大きく、長野銀行にセイコーエプソン、アディダスなど大口スポンサーがつくJ3クラブは、ある意味で稀だと思います。

 むしろ資金や知名度の高さが、J3の舞台を戦いにくくするような気さえしますが、来年の今頃はどのような塩梅でしょうか。
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