塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

フットボリスタの刊行15周年を考えて

2021-12-13 21:31:36 | 日記
 専門誌「フットボリスタ」は、最新号で創刊15周年を伝えています。

 週刊から月間、そして現在の隔月間へと形態を変更しながらの出版には、葛藤やジレンマがあると思います。

 本誌でも振り返っていますが、創刊当時バロンドールを受賞した選手は、ブラジル代表でACミランに在籍するカカでした。

 2000年代前半までのミランは疑う余地など無いスーパーメガクラブでしたが、この2007年を最後にバロンドール受賞選手もチャンピオンズ・リーグ優勝からも遠ざかっています。

 雑誌形態で苦戦しているのはフットボリスタだけではありません。

 ワールド・サッカーキングは月2回の発売から現在は隔月間に移行しましたし、サッカー・ダイジェストは「週刊」ではなくなりました。

 驚くべきことは週刊サッカーマガジンもそうでしたが、締め切りがきつい中であれだけのボリュームのある記事を提供していたことです。

 昔の両誌を知るファンからすれば、現在のサッカー・ダイジェストの「薄さ」に別の意味で驚くでしょうね。

 日本で最もロンドン・パンクに精通している一人、大貫憲章は1992年東芝EMIから発売されたセックス・ピストルズのベストアルバム「キス・ディス」の中で次のようなことを語っています。

 「今でもセックス・ピストルズ再結成という話を聞くけれども、ごめん被りたい」
 「それでも当時の熱気をレコードで確認するというなら話は別だが」

 実際その4年後、オリジナル・メンバーでピストルズは再結成しますが、若いファンはともかく往時を知るファンはむしろ寂しいと感じたようです。

 もうサッカー雑誌に昔のときめき、熱意を持てないのであれば、(保管してあるならば)昔の分厚い専門誌を読み直す方が、案外心に張りが生まれる気がしますね。
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もう少しお金を払うべき、という現象

2021-12-13 21:06:16 | 日記
 先ほど夕食を食べながら、日本テレビが企画した女性芸人の王者を決める「ザ・W」の冒頭を少し視聴しました。

 敗者復活枠の登場
 優勝賞金1000万円
 自身の冠番組の放送や特番への登場

 など、多くの企画が王者にふさわしいと言えます。

 この特番もUEFAチャンピオンズ・リーグのように、出続けること、場数を踏み緊張を味方につけることが対背うのようですが、僕が考えたのはその賞金額です。

 実はWEリーグの場合

 優勝クラブは2000万円
 準優勝クラブは1500万円
 3位クラブは500万円

 と、J1の優勝クラブ(今季は川崎フロンターレ)に支給される3億円とは雲泥の差なんですよ。

 僕はお笑いに詳しくないので、キング・オブ・コントやM1グランプリで支給される賞金額がどの程度か定かではありませんが、女性芸人の優勝賞金との差額がわずか1000万円でしかない、というのはいささか考え物のではなかろうか。

 と感じました。

 ちなみに検索ワード「女子版ちゃんピンズ・リーグ 優勝賞金」で、世界最高峰の女性選手たちが手にする報酬を調べてみましたが、思うような結果には至りませんでした。

 ただ、当然ですがここでもUEFAチャンピオンズ・リーグとの差は歴然だと思います。

 女性選手が骨格のつくりや筋力、持久力、技術など、あらゆる面で男性選手に追いつかないことは肉体的に仕方がなく、そこで報酬に差がつくのは致し方ないとは思います。

 ただもう少し、支給額に検討の余地はあると思いますよ。

 WEリーグも今後は賞金額を増加させていくと思いますが、優秀な外国籍選手を買獲得する際、賞金額は大きなステイタスになると思うので。
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苦しい時に笑え、と言われましても

2021-12-13 20:56:17 | 日記
 昨日、日本テレビが特番で明石家さんまとおじいさんの物語を放送しました。

 おじいさんはさんま師匠に

 「苦しい時こそ笑え」
 「つらい時こそ笑いなさい」

 と唱え続け、高校卒業時の進路を進学でも就職でもなく「落語家」と決心した際も、そのあと押しをしてくれました。

 ただ、苦しい時こそ笑えと言いますが、ワールドカップ予選で敗北濃厚の苦しい時間帯に自国代表が追い込まれたとして、指揮官と選手が笑っていたならば、人権問題の発展するほどの罵声が飛ぶと思いますよ。

 フランス・ワールドカップ、指揮官岡田武史は三浦知良を落とし、城彰二にレギュラーを託すという決断をするも、城は自分の実力のなさ、そして不安から

 「緊張をほぐすためにガムをかむ」
 「自分で自分を支えるために笑顔を見せる」

 という行為を見せ、それがテレビ越しに不謹慎な印象をファンに与えてしまいます。

 0勝3敗、勝利できると考えていたジャマイカ代表にも1-2で敗れた日本代表が帰国すると、誰かが城に水をかけるという騒動が起きましたよね。

 欧州ではクラブレベルでも

 ファンが練習場に押しかけて暴れる
 選手の車を破壊する、家族を脅迫する、強盗が金品を物色する

 など、選手が抱える重圧は非常に高いわけですが、日本もそれら「真似しなくともよい面」は真似しても仕方がないと思いますよ。

 だってこれらはどう考えても「犯罪」であり、警察の介入が不可欠になりますからね。

 確かに苦しい時に笑うと元気がでるかもしれませんが、僕は到底笑えません。

 ある意味能天気さが自分の余計な力を抜いてくれるのでしょうが、他人からすれば不愉快この上ない表情、態度に近いことは考慮すべきでしょうか。
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ジュビロ磐田、新スポンサーはアドミラル

2021-12-13 20:45:48 | 日記
 意外なブランドと契約したな、でも面白い!!

 2021年シーズンでプーマとの契約が終了となるジュビロ磐田。

 新しい契約先は僕的にはまさか、と思える「アドミラル」でした。

 静岡県では清水エスパルスはプーマとの契約を続行する模様ですが、アスルクルロ沼津も今季でプーマとの契約が終了しますから、ジュビロ同様に驚きの展開があるかもしれませんね。

 アドミラルといえば

 1・1982年ワールドカップ・イングランド代表の公式スポンサー
 2・近年はジブラルタル代表のサポートを務めていた
 
 というように、知名度は同国のアンブロほどではないにせよ、サッカー界での実績が当然あります。

 特に1982年スペイン・ワールドカップにおけるイングランド代表は

 1・74年、78年と2大会続けて予選落ちした母国の復権がかかった大会
 2・欧州最優秀選手のケヴィン・キーガン、ブライアン・ロブソンと主軸に好選手が多い
 
 という形で、アドミラルも支援に力が入ったと思います。

 僕個人の印象ですが、近年のアドミラルはスニーカーを軸にオーセンティック・スポーツよりは、人々の日常に彩りを与えるブランドとしての印象が強かったものですが。ジュビロとの契約で再度、本来の姿を見せてくれるように感じます。

 レノファ山口とフィンタ
 ザスパクサツ群馬とケルメ

 の契約もなかなかのインパクトでしたが、ジュビロとアドミラルのタッグは更に驚きを与えているように感じます。
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