塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

岩手グルージャ森岡、新スポンサーはケレメに決定

2021-12-23 19:35:26 | 日記
 これまでアンダーアーマーと契約していた岩手グルージャ森岡。

 J2昇格を決めた今季で契約を終え、2022シーズンからはスペインの「ケレメ」と新契約を迎えます。

 ケレメは2021年、同じくJ2のザスパクサツ群馬と契約することで日本市場を開拓しています。

 Jクラブとの契約はありませんでしたが、フットサルを軸にプラクティスシャツなど、販売を手掛けていましたからJクラブとの契約は狙っていたのでしょうね。

 ケレメは過去、レアル・マドリードとも契約していたこともある老舗であり、ジュビロ磐田と契約した英国のアドミラルのように、本格的な日本展開をこの2クラブとの契約から始めてゆくと思われます。

 ザスパクサツ群馬は僕の印象ですが、ジャージ契約が個性的だと思いますよ。

 創成期の2000年代前半はユニクロ
 ケレメとの契約前はフィンタ

 というように、不躾な言い方ですが「変化球」で攻めていたような形です。

 ユニクロは今でこそスウエーデン五輪代表の公式ジャージ、テニス選手の錦織圭などプロフェッショナルをサポートする印象が強くなりましたが、その原点はこのザスパ草津(当時のクラブ名)との契約が原点だったのではないでしょうか。

 逆にアンダーアーマーは「いわきFC」を軸に様々な活動をしていますが、今後はスパイクとジャージ契約の塩梅をどう考えてゆくでしょうか。

 世界規模(サッカーに限定)では目立つ契約が少なく、かつてアディダスからレアル・マドリードとの契約を奪うのではなかろうか、とも指摘された勢いがないと思いますし、今はビジネス戦略の見直しの最中なのかもしれません。
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ゴーギャンが残した言葉をかみしめて

2021-12-23 19:19:10 | 日記
 「我々はどこから来たのか、我々は何者か 我々はどこへ行くのか」

 この言葉はタヒチに安住の地を見つけた画家、ポール・ゴーギャンが残したものです。

 サマセット・モームの代表作「月と6ペンス」はゴーギャンの人生を参考に執筆されたと言われ、僕は金原瑞人の翻訳で2度読みました。

 サッカーに限らず「競技」というものは、人種や人種を超えた個人、佐藤優はそれは「アトム(原子)」と呼びますが、の何のために生まれてきたのか、という哲学的問いかけに呼応する気がします。

 黒人野球、ニグロリーグの投手サッチェル・ペイジならば、白人に劣ることはないという自尊心
 黎明期のサッカー ガリンシャやペレはボールを蹴る喜びのためだけに生きる
 黎明期のバスケットボール チャック・テイラーはコンバースにほれ込み、クリニックを行いながら靴の有能なセールスマンである

 我々はどこに行くのかと日本代表に当てはめるのであれば、イビチャ・オシムの提唱

 「日本サッカーの日本化」

 になるのでしょうか。

 それでも日本サッカーとは何か、という答えは完全に出ていませんし、僕だって困ってしまいます。

 日本のサッカーに固執した惨敗した2014年ワールドカップのような痛みを経験しながら、この発見を僕たちは続けていくのでしょう。

 試合出場はほとんどありませんでした。

 ただ19歳の宇佐美貴史が2011年、FCバイエルン・ミュンヘンと契約したように、日本代表の選手たちが潜在的に「何か」を持つことは、この時点である程度は証明されたようにも感じます。

 同時に現在は「新帝国主義の時代」とも言われていますが、ビジネスという金銭目的ではなく、タイヤシンガポールのリーグから有力選手を獲得し、東南アジアのレベルを上げる協力が必要かという課題もあります。

 このアジアと日本、日本と世界というダブル・スタンダードを超えたならば、また異なる世界が広がる気がします。
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ASモナコという特殊例を考えて

2021-12-23 19:04:16 | 日記
 北米では基本、リーグ運営の際カナダと米国のチームが混合となります。

 MLB かつてのモントリオール・エキスポス(現在のワシントン・ナショナルズ) トロント・ブルージェイズ
 NBA トロント・ラプターズ
 MLS モントリオール・インパクト トロントFC  
 NHL モントリオール・カナディアンズ トロント・メープルリーフス バンクーバー・カナックス エドモントン・オイラーズ
 
 先日もお話ししたように、米ドルとカナダドルでか為替レートが異なりますから、サラリー・キャップとラグジュアリー・タックスについての導入は、様々な議論と措置があると思いますが、サッカーでも変則的な国があります。

 それはリーグ1とモナコ公国です。

 モナコはリーグ1のASモナコよりも

 フォーミュラー1のモナコグランプリ
 グレイス・ケリーとレイニエ公の結婚

 が有名ですが、同時にパナマやバミューダ諸島と同様に「タックス・ヘイブン」として知られています。

 モナコ公国のクラブがリーグ1に参入していることは、欧州サッカーにとってある湯例外なのですが、それでも過去には

 ティエリ・アンリ フランス代表
 フラビオ・ローマ イタリア代表
 マルセロ・ガヤルド アルゼンチン代表

 という名手が在籍し、1999年と2017年にはリーグ優勝しています。

 ただルイ2世スタジアムは満席になることは程遠く、富裕層が住む場所でもあるため、労働者階級の競技として誕生し、発展してきたサッカーとは、ある意味相性が悪いのかもしれません。

 ASモナコのオーナーであるドミトリー・リボロフレフは、チェルシーのロマン。アブラモビッチ同様にロシア生まれのはずですが、過去フランス国籍取得を希望するも実現せず、運営にやる気を描くを指摘されました。

 それでもオーナーであり続けるのは、サッカーへの敬意かそれともお金の問題か、正直定かではないですが。
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1992年当時のナンバーが入手できました

2021-12-23 15:16:05 | 日記
 今日、古本を探していますと1992年刊行のスポーツ・グラフィックナンバーが数冊売られていました。

 多くはプロ野球特集で

 1・近鉄バファローズの野茂英雄特集
 2・1992年日本シリーズ創刊号
 3・ヤクルト・スワローズ特集

 の中に、305号「ザ・プレリュード・オブ・Jリーグ」という、創成期のJリーグ特集号を見つけました。

 表紙は三浦知良、何より懐かしいのは

 当時のヴェルディ川崎おなじみの深緑のジャージでスポンサーはプーマ
 襟は丸首でここだけ白の生地を使い、胸スポンサーは赤字のコカ・コーラ

 という往年のデザインが確認できたことです。

 現在の東京ヴェルディはむしろ黄緑に近い明るい配色ですし、プーマ以後はナイキ、エネーレ、そして現在のアスレタとなり、胸スポンサーも「コナミ」「サイバーエージェント」アメーバ」と変化してきましたね。

 引退直後まではナイキを愛用していた北沢豪は、僕から見ますとディアドラの印象が強いのでは、この92年の段階ではプーマを履いています。

 ちなみに81ページからは92年のコパ・トヨタ「FCバルセロナ対サンパウロFC」の予想記事が掲載されています。

 このころはコパ・トヨタは茶色の国立協行事での開催だったにもかかわらず、試合そのものの重要性は高く、日本のファンも欧州と南米の老舗クラブの戦いが生観戦できることを、大変楽しみにしていました。

 中継は日本テレビが担っていたわけですが、当日の実況を任された方は責任を感じたに違いありません。

 そのコパ・トヨタが「クラブ・ワールドカップ」と名前を変え、今年は日本に帰還しての開催予定でしたが、新型コロナウイルスに振り回される結果となりました。

 ただ「オミクロン」の情報が毎日更新されることを考えれば、開催は見送って正解だったようにも思えますね。
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エクスナレッジ刊行のスタジアム本を買いました

2021-12-23 15:03:52 | 日記
 エクスナレッジから2015年刊行の
 
 「著者 斎藤健仁 死ぬまでに行きたい欧州っかースタジアム巡礼」

 を購入しました。

 厳密に言いますと、巻末にはアルゼンチンのボカ・フニオルスの「ボンボネーラ」が紹介されていますが、逆にサンパウロのモルンビーに代表される、ブラジルクラブのスタジアム紹介がないことが特徴でしょうか。

 2015年に刊行ですから、どうしても

 1・ナポリのスタジアム名 スタディオ・サンパウロ (現在はディエゴ・マラドーナの名前が冠)
 2・スパーズのスタジアムはホワイト・ハートレーン (新スタジアムが2019年に稼働 トテナム・スパーズ・スタジアム)

 という古い情報なのは、まあ致し方ありません。

 実はJクラブでもAC長野パルセイロのように、従来の陸上競技との折半という形のでのスタジアム建設は、徐々に減少傾向にあると思います。

 しかしイタリアではナポリもそうですが、ASローマとラツイオの「ローマ・オリンピコ」もトラック併設ですから、この問題は何もJリーグ特有の問題ではなく、むしろ3部でこれだけの設備があることに、欧州の関係者は度肝を抜かれると感じるくらいです。

 ちなみに85ページの

 「トイレにまつわるエトセトラ」

 はよく読むべきコラムです。

 実はイタリアでは日本の喫茶店のような小休憩の場所でも、手洗いは自由に使えませんので、従業員に声をかけ「鍵」を借りる必要があります。

 それは「用足し」だけでなく麻薬密売など犯罪の可能性があるためで、欧州クラブがどれだけ立派な構えをしていても、Jクラブのトイレの水流し、清潔さ、石鹸やアルコールスプレーの常備などには半永久的にかなわないと思いますよ。

 僕はビールを飲まない観戦方法ですが、トイレが清潔であればあるほど、ビールが売れてクラブが儲かるかもしれません。

 ならば僕らも清潔に使いたいですね。
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