mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

韓国;昌徳宮

2007年12月02日 | 旅行記

 R0010326        昨日は、昌徳宮の話を先にしようとして、タイトルをそのようにしたのですが、内容がが水原の華城になってしまいました。

 さて、昌徳宮の続きですが、秀吉さんが王宮を全部、焼いてしまった話をしました。

 また、国家財政が苦しく、昌徳宮のみ1614年に再建され、その後、ここが正宮の役割を果たしたということもお話しました。

 次に、この宮殿の中身の話ということになりますが、昨日の写真に写っている門は、敦化門といって1607年に再建された門で、木造の二層式門としては、最古の門であるとされています。

 ここを入って、右に曲がっていきますと、小川にかかった橋があり、そこをまっすぐに進んで、なんという門なのか分かりませんが、入ると塀に囲まれた敷地があります。

 ここは、四方を塀や門に囲まれており、進行方向の左側に本殿に入る門があります。

 この門を潜ると本殿ともいうべき王様の屋敷?(王宮といった方がよい?)である正殿が見えてきます。

 でも、この仁政殿と言われる建物は、住まいではなく、公務を行う場所だったようです。

 ところで、建物の配置ですが、本殿の周辺には、王の寝殿があり、ここは、塀を兼ねた廊下のようなもので繋がっていて、外に出ずに行き来ができたようです。(小生の勝手な推測です。)

 寝殿は二つあるそうですが、分かりやすくいえば、ここが王様の住居なのでしょうね。

 この付近には、この他に離宮のようになっている楽善斎という建物もあり、朝鮮王朝の栄華を偲ばせる建物となっています。

 見学のコースとしては、この大きな建物群を見た後に、右側の通路を通り、緑がうっそうと茂る北側の公園のような敷地を散策するというものです。

 R0010333        この広大な公園ようなところには、池や川が配置され、また、東屋などもあり、憩いの場として利用されていたのでしょうね。

 ところで、1910年の日韓併合条約の調印で、朝鮮王朝は事実上の幕を閉じることになったそうです。

 ここ(昌徳宮)は、その決定をした御前会議の政治舞台となり、また、1920年に朝鮮王朝最後の皇太子と結婚した梨本宮家の長女、方子様も、日本から帰ってからは夫婦で、そして、夫が亡くなった後も福祉活動などに尽力されながら生涯、本殿の隣にある楽善斎に住んでいたそうです。

 さて、以上が三回目のソウル訪問時の観光地の模様ですが、三回目は、チャングムの撮影所の印象が強く残っていて、こうした歴史や文化という貴重な遺産を見たという意識が低かったように思います。

 まぁ、堅い話はこれくらいにしまして、韓国の旅のおしろい話をしましょう。

 前に約束していたと思いますが、それは、「垢すり」であります。

 最初に韓国を訪問したときは、女が3人、男が2人で、女性軍のみがこの行事?に参加しました。

 オプショナルツアーで、参加費は、一人一万円くらいだったと記憶していますが、小生と義兄は、その間、ホテルから歩いていける南大門の市場に行って暇を潰していました。

 そして、ホテルに戻ってみますと、まだ、女性軍は帰っておりません。

 何かあったのかと心配になりましたが、イヤー、女性はパワフルというか元気ですね。

 意気揚々と帰ってきまして、お風呂の様子などの話を聞いたのですが、どうもよく分かりません。

 でも、肌がつやつやで、日本にもあるけど・・・などなどその評価は悪くはありませんでした。

 話の内容ですか?むしろを被ったとか、こすってもこすっても垢が出たとか、行った結果、母の肌が光って輝いているとか・・・

 これが最初の体験ですが、2回目は、mugifumi夫婦と義兄夫婦、それと知人夫婦の6人で訪問したときであります。

 この時には、ツアーに組み込まれており、男性群も参加することになっていました。

 その時の様子は次のようです。

 まず、店の中で一通りの説明と、有料サービス(足裏の脂をとろなど。)への強い勧誘があり、その後、廊下を歩いて更衣室に行く、用意された大柄なパンツに履き替えます。

 そして、指示に従い二階に行くと、そのパンツを脱いでぶら下げる場所を指定してきます。

 何故、パンツの上げ下げと場所まで指定するのか分かりませんが、有無をいわせない雰囲気が漂っていました。

 その後、風呂に入ることになりますが、日本の湯治場にあるような小さな湯船がいくつかあり、また、サウナもありましたが、そこで垢すりの順番を待つことになります。

 垢すり人のところでは、丸裸の身体を隅々まで擦って貰うことになりますが、人がされている姿を見ていますと、顔が赤らむのを禁じ得ませんでした。

 ここを利用するのは、日本人が多いようで、風呂から出ますと、冷たいビールが待っていました。

 と言いたいところですが、飲みたい場合は注文が必要です。それもけっこうなお値段です。日本製缶ビールの小さいものが5百円でした。

 生憎、小生はお金を持たずにここに来てしまいました。義兄にお世話になったり、また、家のかみさんからお金の催促があったりと、この垢すりでは色々ありました。