先日ハイロウズの「胸がドキドキ」について書きましたが、その記事のなかで『名探偵コナン』の話が出てきました。
ついでなので、今回は『名探偵コナン』について書きます。
……といっても、あれこれいうまでもなく、誰でも知ってる作品ですね。
青山剛昌先生が描く、本格系ミステリー漫画です。
ハイロウズが原初的なロックンロールを目指しているとしたら、コナンは原初的なミステリーを志向してるんだと思います。
「ロックという音楽は時代によってさまざまに形を変えてきましたが、いつの時代にも奏でられる普遍的なスタイルはあります」とハイロウズの記事で書きましたが、これはミステリーについてもいえるでしょう。
ミステリーも、時代の流れとともにいろんなサブカテゴリーを生んできましたが、やはり普遍的なスタイルはあって、“本格”と呼ばれるジャンルがそれだと思うわけです。
殺人が起きて、刑事と探偵が出てきて、「これは……密室ですね!」となって、最後は関係者を一堂に集めて「犯人はあなたですね!」とくる。
これがミステリーってものだと思うんです。
世のみなさんも、そんな本格ミステリーを読みましょう。
……ということで、ここでむりやり自著の宣伝に着地します。
コナンみたいな、とよく評される、拙著『ホテル・カリフォルニアの殺人』、よろしくお願いします。
「名探偵いくところに殺人あり」とよくいわれますが、ここまでくると、もはやコナンが……
青山先生の頭のなかにすでにコナンの結末は準備されているそうですが、まさかコナンがすべての黒幕という衝撃のオチなんでしょうか。