今日は、9月28日。
“パソコン記念日”だそうです。
1979年のこの日、NECが最初のパーソナルコンピューターPC-8001を発売したことが由来。
パーソナルコンピューター=パソコン=PCという言い方が広まったのも、この機種がヒットしたためといいます。
それ以前は“マイコン”なんて言葉があって、私はそう言い方がされているのもおぼろげながら記憶している世代です。
それから時代が流れ、パソコンは大変な進化を遂げてきました。私が生まれたのが1980年なので、パソコンの歩みは私の半生とほぼ重なっているともいえます。そのおよそ40年の間に、パソコンは一般家庭にも普及し、今では不可欠のツールに。
そんなパソコンの記念日ということで、今回は私が使用してきた歴代のパソコンたちについて書いてみようと思います。といっても三台しかないんですが……
まずは、これ。
私が手に入れた最初のパソコンです。
たしか2006年だったと思います。
フロッピードライブが懐かしい一品。その当時でも結構な年代モノだったでしょう。
ネットカフェで中古のオンラインショップにアクセスし、6000円ぐらいで買った激安PCです。これが、執筆活動にも革新をもたらしてくれました。
それ以前から小説はちょこちょこ書いてたんですが、パソコンを手に入れるまではワープロ。
パソコンを使うようになってから、飛躍的に作業効率が上がった実感があります。
ワープロだと、長い文章のなかで特定の場所に行きたい時が面倒で仕方がない。パソコンなら、それがぐっと簡単になります。私のスタイルでは、これが助けになりました。
さらに、iTunes導入によって、作品にあわせたプレイリストを流しながら作業することも可能に。これも、作業をはかどらせます。
そうして書いた長編が『このミス』大賞の一次選考を通過したのが、2008年のこと。まさに、パソコンありきの結果だったと思います。
それから一念発起して本格的に小説に取り組むようになった私が次に手に入れたのは、ノート型のパソコン。
これでカフェなどにいって作業することも可能になりました。多くの作家が同意すると思いますが、そういう場所で作業するほうが能率はよいのです。結果としてデビュー作となった『ホテル・カリフォルニアの殺人』も、このマシンで書かれました。
しかしこのマシン、あるとき不注意で落下させ、液晶画面にヒビが入ってしまいました。
その結果画面がまともに表示されなくなり……まあ別のモニタに接続すれば使えないことはないんですが、それだとノートPCとしては使えません。そこで、思い切って買い替えることにしました。
そして、現在のマシン。
ゲーミングPCです。別にゲームがやりたかったわけでもないんですが、そこそこのスペックがあってそれほど値が張らないものを探していたら、これに行き当りました。
3DCGもこれでやってるわけですが、ここは、そこそこのグラフィックボードを搭載しているゲーミングPCというのが生きていると思われます。先代のマシンではPoserの動作がかなり重かったんですが、この三代目だと、あまりストレスを感じません。計測したわけではありませんが、レンダリングにかかる時間も相当短縮できているはずです。
おそらく、初代のマシンだとPoserやblenderは起動することさえできなかったでしょう。
時代とともにPCは進化し、それによって一般ユーザーのできることもどんどん拡張されていっていることがわかります。
その流れに乗って、私もまた新たな表現を模索していこうと思います。