ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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ビートルズ記念日 ~Beatles for Sale~

2024-06-29 23:21:44 | 日記


今日6月29日は、「ビートルズ記念日」です。

ビートルズが初来日を果たした記念日ということで、毎年このブログではビートルズ関連記事を書いています。

2月4日に「ビートルズの日」というのが別にあるわけですが……今年はそこで、60年前、1964年にビートルズがリリースした2枚のアルバムのうち A Hard Day's Night について書きました。そこで今回は、もう一枚のほうBeatles for Sale について書こうと思います。


人気絶頂の中で、ヒットするべくしてヒットした作品……
しかしながら、この作品あたりから、ビートルズは少しずつ変化を見せ始めているようでもあります。
前作ではまだその片鱗しか見せていなかった要素が、おぼろげに形をとりはじめたというか……

それがもっとも端的に表れているのが、I'm a Loser。
ボブ・ディランの影響を受けたといわれる曲です。
中期以降のビートルズが内省的な側面をみせはじめる萌芽ともいえるでしょう。

I'm A Loser (Remastered 2009)


シングル曲にもなった Eight Days A Week。

The Beatles - Eight Days A Week

この動画では普通にはじまっていますが、レコード音源ではフェードインになっています。
フェードインというものがポップミュージックで使われたのはこれが最初ということで……そこに先進性や実験性といった部分をみてとれるかもしれません。


「パーティーはそのままに」。
ジョニー・キャッシュの長女ロザンヌ・キャッシュのカバーで。

I Don't Want To Spoil The Party

パーティーを台無しにしたくないから僕は出ていくよ……というこの歌は、たとえばレディオヘッドのCREEPなんかに通じるところがあるんじゃないでしょうか。そんなふうに見ると、ここにも内省的な側面がみえるといえます。


しかし、こうして新たな世代への変化を見せつつも、まだビートルズは古典期ロックンロールの世界に片足を置いています。
前作では全曲オリジナルでしたが、Beatles for Sale ではロックンロールレジェンドたちのカバーをいくつか収録しています。制作期間が短かったためにすべてをオリジナルにはできなかったということなんですが……次作以降は基本的にオリジナル曲のみになっていくことを考えると、これらのカバーは古典期ロックンロールへの別れの挨拶のようでもあります。

そのカバー曲のなかから、カール・パーキンスのカバー、Honey Don't。
この曲は、ビートルズのメンバー全員がソロでカバーしている唯一の曲だそうです。その中から、Beatles for Sale バージョンでリードボーカルをつとめたリンゴ・スターのライブバージョンを。カール・パーキンス本人も参加しています。

Honey Don't


最後にもう一つカバー曲、チャック・ベリーのカバーで、Rock and Roll Music。

Rock And Roll Music (Remastered 2009)

日本では独自にシングルカットされていて、日本におけるビートルズのシングルで最も売れたのはこの曲なんだそうです。

チャック・ベリーというレジェンドの、「ロックンロール・ミュージック」というそのものずばりなタイトルの曲、「ロックンロールじゃなきゃだめなんだ、僕と踊りたいならね」という歌詞……これはまさに、ロックンロールへのリスペクトと、自分たちがその最前線に立ったという自負を表明したものじゃないでしょうか。そしてこれ以降のビートルズは、その最前衛からロックンロール自体を新たな次元へ導いていくことになるのです。




沖縄慰霊の日 2024

2024-06-23 21:49:59 | 時事


今日6月23日は、沖縄慰霊の日です。

太平洋戦争末期、沖縄での戦闘が終結した日……ということで、このブログでは毎年沖縄関連の記事を書いています。


沖縄に関する最近の話題といえば、やはり先週の県議選でしょう。
玉城知事を支持する与党が過半数を獲得できず、自民党をはじめとする反知事派が過半数をとることとなりました。
この結果を受けて、自民党沖縄県連のウェブサイトでは、「この結果はまさに玉城県政に対して県民からNOが突き付けられたもの」と評価しています。
再三にわたって示されてきた民意を無視し続けておいて、自分たちが勝ったらそれですか――というのはありますが、選挙の結果は結果として、ひとまず受け入れなければならないでしょう。辺野古に関しては、ある意味もう「既成事実化」が完了してしまっていて、争点になりづらかったという部分もあるようです。

ここで名曲を一曲。
THE BOOMの「島唄」です。

THE BOOM - 島唄 (オリジナル・ヴァージョン)

この歌の歌詞は、全編にわたって二重の意味が込められています。
表面的には沖縄の風景やそこで暮らす人の恋や友情を歌いつつ、その裏には戦争の歴史が歌いこまれているのです。沖縄風音階を基本にしつつ、途中Bメロ部分が沖縄音階をはずれてマイナースケールになっているのは、その部分でヤマトンチュによって沖縄にもたらされた惨禍が歌われるからだといいます。本土の捨て石とされた沖縄……その悲しい歴史をもとにした歌なのです。

ひるがえって、今の沖縄はどうなのか。
これだけ嫌がらせのようなことをさんざんやってきておいて、いざというときにはお国のために犠牲になれというのは、あまりに無茶苦茶でしょう。
先般、ミセス・グリーンアップル「コロンブス」のMVが炎上したというので話題になりましたが、あれは日本にとっても無縁ではありません。
あのMVで問題にされたことというのは、程度の差はあれ、近代日本がアイヌや沖縄の人々に対してやってきたことと通ずるものがあります。そして、その構造は現代にいたっても解消されてはいない……日本政府の沖縄に対する仕打ちをみていると、そう感じられるのです。






メイデンの名曲を振り返る

2024-06-15 20:39:35 | 過去記事

Iron Maiden - Holy Smoke
今日は、前回に引き続き、音楽記事です。一昨日のスコーピオンズの記事では、メタルバンドにちなんで新種のクモに名前がつけられたという話を紹介しましたが……そこに登場した4つのバン......


過去記事です。
アイアン・メイデンについて書いています。

最近の記事で、メイデンがちょくちょく出てきていたので……こんな記事を振り返ってみようかなと。



もはや旧聞に属する話ではありますが、当該記事を書いた後にアイアン・メイデンは新譜を発表しています。
タイトルは、『戦術』。原題も、日本語を使った Senjutsu となっています。

収録曲に、Stratego というのがありました。
おそらく、英語のstrategy にあたるラテン語みたいなことなんでしょう。とすると、準タイトル曲ともいえます。

Iron Maiden - Stratego (Official Video)

日本をイメージしたMVとなっており、戦術ということだからか、将棋がモチーフになっているようです。

もう一曲、The Writing on the Wall。
こちらは、元記事で書いた文明批評的な視点がはっきり出ているMVといえるでしょう。

Iron Maiden - The Writing On The Wall (SFX Version)


この『戦術』というアルバムもその一環でしょうが、アイアン・メイデンといえば、戦争をテーマにした曲が多い印象があります。
たとえば、代表曲のひとつ Aces High。
こんなふうに、メイデンの曲は歴史上の実際の戦争をテーマにしていたりすることがよくあります。

Iron Maiden - Aces High (Official Video)

そうすると、ウクライナ戦争についてどう考えているのかというようなことも気になるところですが……
メイデンのメンバーがウクライナ戦争についてなにか発言したというような話は耳にしていませんが、ウクライナ支援でメイデンの曲The Trooper をカバーしたという動画を見つけました。


 




 
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ヴェラ・ファーミガという女優が歌っているものです。
この方は、モンスターヴァース版のゴジラなんかにも出演されているんだそうです。そういわれると、見覚えがある気もします。音楽方面にも人脈があるのか、このパフォーマンスではさりげなくアンスラックスのイアン・スコットがギターを弾いていたりします。
果たして、メイデンのメンバーはこういう立ち位置でウクライナ戦争をとらえているのか。これはなかなか難しいところなんじゃないかと思えます。現実の戦争は将棋とは違うわけで……
パイロット免許をもつブルース・ディッキンソンはときに戦闘機や爆撃機を操縦したりもしているようですが、そういう飛行機への憧れと、一方で、現実の戦争にそれが使われる事態にどう向き合うべきなのか……そんな宮崎駿的二律背反があるのかもしれません。
ディッキンソンは、メイデンから脱退していた時期に、ボスニア紛争中のサラエボでソロ公演をやったという伝説の持ち主でもあります。そういったところからすると、やはり現実の戦争を“戦略”的な視点から俯瞰するというような立場には立っていない、立てない人なんじゃないかと個人的には思っています。



ついでに……
ブルース・ディッキンソンは、今年ソロで新譜を発表しています。
タイトルはThe Mandrake Project。
その収録曲 Rain on the Graves のMVがYoutubeで公開されています。

Bruce Dickinson – Rain On The Graves (Official Video)

新譜発表にあわせてツアーも開始。
LAのWhisky A Go Go でのパフォーマンスを観客が撮影した動画がYoutubueにありました。

Frankenstein (The Edgar Winter Group cover)  (Live debut) BRUCE DICKINSON @ Whisky A Go Go. L A.

この動画では、先のRain on the Graves に続けて、エドガー・ウィンターの「フランケンシュタイン」をカバーしています。このインスト曲でブルース・ディッキンソンは何をするのかと思っていると、ドラムを叩き始めます。しかし、途中でスティックを落とすなど……まあ、あるいはこれは最初からそういう演出なのかもしれませんが、後半ではなんとテルミンを演奏。


最後に、ブルース・ディッキンソンが参加した豪華パフォーマンスということで、Deep Purple のBurn。
本家ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、イアン・ペイスが参加し、オーケストラとの共演。鍵盤にはリック・ウェイクマンの姿も。

Celebrating Jon Lord 'Burn' (Dickinson, Hughes, Paice, Airey & Wakeman) Official Video Preview




ロックの日2024 ヴィンテージⅦ

2024-06-09 22:38:10 | 日記

今日6月9日は……「ロックの日」です。

というわけで、今回もヴィンテージをやろうと思います。

つい先日「ロックンロールの日」というのをやったばかりではありますが、ロックな動画は尽きることがありません。今回も、出し惜しみなしでいきましょう。



リック・デリンジャーのRock N Roll Hoochie Koo。
リンゴ・スターとエドガー・ウィンターがゲスト参加しています。

Rick Derringer Edgar Winter Ringo Starr Rock N Roll Hoochie Koo


前回、フーのBaba O'Riley の動画を紹介しましたが、そこに参加していたエディ・ヴェダー、自身のバンドであるパール・ジャムでもこの曲をカバーしていました。

Baba O'Riley (The Who Cover) - Live at Madison Square Garden - Pearl Jam

ついでなので、同じ曲をほかのバージョンでも……ということでグレイトフル・デッドによるカバー。
後半は、メドレー形式でビートルズ Tomorrow Never Knows。ビートルズの名曲が数ある中であえてこの曲を選ぶというのがグレイトフル・デッドらしい。

Grateful Dead - Baba O'Riley/Tomorrow Never Knows (Live at Buckeye Lake 7/1/92) [Official Video]

せっかくなので、フー自身のバージョンも。
3年前の映像です。

The Who, Isobel Griffiths Orchestra - Baba O’Riley (Live At Wembley, UK / 2019)



テデスキ・トラックス・バンドによる「いとしのレイラ」。
“デレク”つながりということでしょうか。

Tedeschi Trucks Band - Layla (Live at LOCKN' / 2019) (Official Music Video)


ジェフ・スコット・ソート、ロン・サール、デレク・シェリニアンがブライアン・メイらと共演する動画を以前紹介しましたが、ソート、サール、シェリニアンは一緒にバンドをやっています。そのバンド、Sons of Apollo の動画を。
この三人だけでも豪華ですが、さらにベースにビリー・シーン、ドラムにはマイク・ポートノイと、リズム隊にも強力なメンバーを擁しています。

Sons Of Apollo - Coming Home


ロバート・フリップとトーヤ・ウィルコックス夫妻によるHeroes。
去年はこの二人の夫婦漫才をたくさんとりあげましたが、これはライブでまじめにやっている動画です。

Toyah & Robert Fripp - Heroes: Live at Isle of Wight Festival 2023


ロバート・フリップが出てきたので、キング・クリムゾンの曲。
21st Century Schizoid Man をオジー・オズボーンのカバーで。アリス・イン・チェインズのジェリー・カントレルがギターで参加しているとのことです。

21st Century Schizoid Man


ガンズ&ローゼズがデイヴ・グロールと共演するParadise City。
この組み合わせの動画は以前にも一度紹介しましたが、よく一緒にやってるということなんでしょうか。

Guns N' Roses - Paradise City (Feat. Dave Grohl) (Glastonbury 2023)


どこにでも出てくるデイヴ・グロール。
こんなところにも……ということで、二か月前に行われたジミー・バフェット追悼コンサート。ポール・マッカートニーを紹介しています。
さらに、バックをつとめるのはイーグルスという豪華なメンツ。この組み合わせでLet It Be を披露しました。

Paul McCartney Performs Let it Be with the Eagles on 4/11/24 at the Hollywood Bowl


ボス、ブルース・スプリングスティーン。
今年シェイン・マガウアンが亡くなりましたが、先月のライブでシェインに捧げるパフォーマンスを披露しました。ポーグスのカバーで、A Rainy Night in Soho です。

Bruce Springsteen, Kilkenny May 12 - A Rainy Night in Soho

ロックンロールの日 ヴィンテージⅥ

2024-06-06 22:25:43 | 日記


今日は6月6日。
語呂合わせの記念日として、「ロムの日」とか「人事労務の日」とかいうのがあるんだそうです。

しかし、このブログでは……「ロックンロールの日」としたいと思います。
ロックの日とされている日はほかにもあるわけですが、6と6でロックンロールというのは、見た感じもR&Rっぽくていいんじゃないでしょうか。
というわけで、前回に引き続き、ヴィンテージシリーズをやろうと思います。これが6回目。狙ったわけではありませんが、ここでも6が出てきます。666……ということで、実に縁起がよいです。


一発目は、まさにこの日にふさわしい、レッド・ツェッペリンのカバー、Rock and Roll です。

Rock and Roll - Roger Daltrey & The Full Metal Rackets

ロジャー・ダルトリーをメインボーカルとしています。
前に豪華ギタリストが終結したSmoke on the Waterの動画を紹介しましたが、あれと同じプロジェクトでレコーディングされたものらしいです。
ここでは、ベースにスティーヴ・ハリス、ドラムにニコ・マクブレインというアイアン・メイデンのリズム隊が参加しています。

なぜかロジャー・ダルトリーが出て来る動画がアーカイヴに複数あったので、ついでに。

フーの、Baba O'Riley。
レッド・ツェッペリンのロバート・プラント、パール・ジャムのエディ・ヴェダーなどをゲストに迎えて。

"Baba O'Riley" - Roger Daltrey w/ Eddie Vedder, Robert Plant, Kelly Jones, Glen Hansard 24 Mar 2024

デイヴ・グロールがカバーする Who Are You 。
これまでに何度か取り上げてきたケネディセンターのステージ。客席には、フーのロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントがいます。

Dave Grohl - Who Are You (Roger Daltrey and Pete Townshend Tribute) - 2008 Kennedy Center Honors


Heartの「バラクーダ」。
今年のパフォーマンスです。

Heart “Barracuda” Live on the Stern Show



ローリング・ストーンズ、中国は上海でのステージ。

It's Only Rock 'n' Roll (Live at Shanghai Grand Stage, China) - The Rolling Stones

一か月ほど前に公開された動画なので最近の話かと思ったら、2006年、中国での初公演の映像なんだそうで……いまの中国だったら、果たしてこんなふうにいくでしょうか。




ここからは、最近このブログに名前が出てきたアーティストの関連動画を。

ジョニー・ウィンターによる、ストーンズ Let It Bleed のカバー。

Let It Bleed



前回のヴィンテージⅤでは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲を載せました。
そのヴェルヴェッツのジョン・ケイルのソロ作。いかにもアートという感じがします。

John Cale - PRETTY PEOPLE (Official Video)


MINISTRYがイギー・ポップをカバーしたSearch and Destroy。

MINISTRY - Search And Destroy (OFFICIAL MUSIC VIDEO)


ゲイリー・クラークJrによるビートルズのカバー、Come Together。

Gary Clark Jr. - Come Together (Live from Lollapalooza 2019)



スラッシュが発表したブルースカバーアルバムから、ポール・ロジャースを迎えた「悪い星の下に生まれて」。

Slash feat. Paul Rodgers "Born Under A Bad Sign" - Official Audio


アイアン・メイデンの The Number of the Beast 。
タイトルを訳すると「獣の数字」。これは、新約聖書の黙示録に登場する言葉で、冒頭でもちょっと触れた「666」のことです。これが今回6月6日のヴィンテージ6にふさわしいんではないかと。

Iron Maiden - The Number Of The Beast (Official Video)



同じく666をモチーフとした、スリップノットの The Heretic Anthem。
カウントダウンで歌が始まりますが、そのカウントダウンが「8, 7, 6, 6, 6, 5, 4, 3, 2, 1」となっています。666の数字が使われているわけです。

Slipknot - The Heretic Anthem (Audio)

この曲のタイトルを訳すると、「異端者の聖歌」といったところでしょうか。それがまさに、ロックンロールということでしょう。


スリップノットが出てきたついでに。
Trivium が、スリップノットのコリィ・テイラーとマシンヘッドのロブ・フリンをゲストに迎えた共演動画です。
曲は、メタリカのカバーでCreeping Death。

Trivium - Creeping Death - feat. Corey Taylor and Robb Flynn | Multi-Cam Live Performance


最後に、メタリカのカバーをもう一曲。
フィンランドのバンドApocalypticaがカバーしたOne です。
メタリカから、ジェイムズ・ヘットフィールドとロバート・トゥルージロが参加しました。

Apocalyptica ft. James Hetfield & Rob Trujillo - One (Official Video)

これは、アポカリプティカがメタリカのカバーアルバムを出すということで、つい最近公開された動画ですが、戦争の影を強く感じさせる動画となっています。もとの歌は『ジョニーは戦場へ行った』をモチーフにしたもの。先述したようにアポカリプティカはフィンランドのバンドであり、ロシアによるウクライナ侵略という事態が強く影響しているのかと思えました。