真珠湾の見学もしました。早朝8時45分からのあの真珠湾攻撃の時の映画を見て、沈没している戦艦アリゾナ号のところにシャトル船で行き、わずかに煙突の上部が水面すかく出ているさまを見てきました。驚いたことに完全に沈没したままの軍艦はほかに駆逐艦が一隻だけで、あの攻撃で損傷したほかの軍艦は修理され現役復帰しいたということでした。
さて、この写真はこの港に係留され記念館となっている戦艦ミズリー号です。この軍艦の上で太平洋戦争の降伏文書の調印式がなされたのだそうです。
降伏調印式の為このミズリ号が停泊した場所が、明治維新最初の黒船が投錨した場所で、それを祈念しているのがこの丸い標識なのだそうです。その時の降伏調印の署名簿の写しがこの書類です。日本の重光葵外務大臣と梅津美治郎参謀本部長の名前が鮮明に読み取れました。私が座っているのは司令塔で、有事の折は司令官一人がここに座り、電話で指令を出し、カギがかけられ誰も入ることができなくなるのだそうです。前にはレーダーの画面があり、それを看ながらこの電話で指揮をするのだといいます。
また 此のミズリ―号には沖縄戦で特攻機が当たったのだそうです。船尾の方の端に翼がぶつかる形で当たったけれど、爆破がなく、当たった部分が少しくぼんでいてそれがそのまま残されています。