平成30年 明けましたおめでとうございます。今年もつたないブログお付き合いください。
数えて89歳、満88歳の年です。よくぞここまでと思ったりしています。
今年の年賀状にこんな漢詩を作って送りました。
銀杏散黄騒路上 冠雪稲嶺翳夕陽 銀杏の散黄路上に騒ぎ 冠雪の稲嶺夕陽に翳る
勿謂歳月不待人 四季景物癒我胸 謂う勿れ歳月人を待たずと 四季の景物我が胸を癒す
イチョウの黄色い枯れ葉が路上一面に散り敷いて、晩秋の風に乗ってカサカサと舞っている
遥か彼方には初冠雪の手稲山が夕陽の中に浮かんでいる。
歳月は人を待伝つてくれないのだから、今の一時を大事に励みなさいということばがあるがそん な言葉は今の私には今は無用です。励まなければならない何物もなく、時の流れに身をまかすだけ だけれど、季節季節の風物の変化にじっと心を澄ますことのできる余裕があり、今まで見過ごしていた小さなことにも自然を味わい楽しむことのできる生き方ができるようになってきているのです。
そんなことを書いたつもりだけれども漢詩としてはつまらないものでしょうが、88歳の心境です。