手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

福祉センター詩吟

2019-03-05 19:25:05 | 詩吟関係
 
 今日も良い天気、期待通り20名の参加がありました。気にしていた前回初めて来られた方、来ていました。20年前にやっていたとおっしゃっていましたが、かなりの経験者だと思います。でも初めてですから、最初は5本でやってもらい、後半は6本で取りました。ぶれないでやり切っていました。

 今日は前半「春夜洛城に笛を聞く 李白」をやりました。最初に簡単な解説をし、吟譜の「引き」と「振り止め」について説明をし、「ちょい上げ」と「二段上げ」の違いも話してあげてから吟に入りました。20名になりますと時間の使い方が面倒です。最初の解説に時間がかかりすぎたので、男女別に合吟をしてから独吟をやってもらっているのですが、今日は全員で6本で 合吟を一回させて、そのあとすぐ独吟をやってもらいました。最近吟力がついてきていて、とても楽しい。

 後半は「山中幽人と対酌す 李白」をやりました。「我酔うて眠らんと欲す/卿且く去れ」・・「私は酔っぱらって眠たくなった、寝ようと思うから、君、帰ってくれないか」 とても失礼な言葉のように感じるけれど、そのようにいえる友達関係のすばらしさ・・それが幽人の幽人たるところなのでしょう。そのことに触れてあげたら皆様も共感してくれていました。

 この講座、もう28年目になると思いますが、振り返ってみると懐かしい顔が次々浮かんできます。素晴らしい吟をする方も沢山いました。講師である私より吟の素晴らしい人もたくさんいました。でも皆様が私を支えてくれて、本当に楽しい思い出が詰まった講座で続いてきています。
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