北詩連に14年前に加入した。その時コンダクターで伴奏を最後までやれる人は殆どいなかったと思う。ただ、前奏だけ使っている人は多かった。そんな中、これからの指導者はコンダクターを弾けなければためだといい続けた。その結果忽ちコンダクターが普及してほとんどの先生が使えるようになった。(あるいは私の今書いていることは当たっていなく、その前からみんな使っていたといわれる人がいるかもしれない)、暫く私の会の生徒たちの吟には私がコンダクターで伴奏をつけることをしばらくやっていた。そのころ、北詩連では、凄いアクセントの使い方をしていて、私はそんな日本語はないと主張してきた。そんな中、中央から少壮吟士を呼んで研修会が開かれた。すると私の主張通りの吟が披露され、そこから私の主張していた通りの吟に変わった。コンダクターも普及してきた。それでもまだこなせない先生もかなりいるようだ。
コンダクターで節調を整えて教えるのはいいのだけれど、やはり問題もある。それに追い打ちをかけたのがオーケストラ伴奏CDの普及だ。伝統的な詩吟の姿は、二句三息を基本として、絶句一題(七言)長くても1分54秒くらいで納めるのが普通だった。又、基本的にどの吟でも、入りは主音から入り、振り止めの部分の母音返しがきちんとされていた。又五言絶句の転句は二つ落としをするのが、五言の特徴となっていたのだけれど、コンダクターの普及が音程を左右するようになり、アクセントの関係から、母音返しが必要なくなったり、二つ落としをする必要のないアクセントになることが多く、五言の特色が生かされない吟が多くなったりしている。伴奏もオーケストラ伴奏に乗ると2分7秒くらいが適当になってくる。すると二句三息は有名無実になっくるのです。その結果、だらだらとした吟になる。
競吟大会でオーケストラ伴奏を使わせて、2分を超えたら失格という時代があった。それでいて伴奏を外すと減点していた。その矛盾に気が付いたのでしょう今は2分の制限がなくなっている。
初心者のうちは二句三息を意識した稽古をさせ、母音返しをきっちり指導する必要があると思う。コンダクターで忠実に音を取ると、主音、副主音に母音返しで落とすところが、既に主音(ミ)副主音(ラ)になっていて、引き止めをしなければなくなっている。こんなところをどう処理するのかは大事なことだと思う。
コンダクターで節調を整えて教えるのはいいのだけれど、やはり問題もある。それに追い打ちをかけたのがオーケストラ伴奏CDの普及だ。伝統的な詩吟の姿は、二句三息を基本として、絶句一題(七言)長くても1分54秒くらいで納めるのが普通だった。又、基本的にどの吟でも、入りは主音から入り、振り止めの部分の母音返しがきちんとされていた。又五言絶句の転句は二つ落としをするのが、五言の特徴となっていたのだけれど、コンダクターの普及が音程を左右するようになり、アクセントの関係から、母音返しが必要なくなったり、二つ落としをする必要のないアクセントになることが多く、五言の特色が生かされない吟が多くなったりしている。伴奏もオーケストラ伴奏に乗ると2分7秒くらいが適当になってくる。すると二句三息は有名無実になっくるのです。その結果、だらだらとした吟になる。
競吟大会でオーケストラ伴奏を使わせて、2分を超えたら失格という時代があった。それでいて伴奏を外すと減点していた。その矛盾に気が付いたのでしょう今は2分の制限がなくなっている。
初心者のうちは二句三息を意識した稽古をさせ、母音返しをきっちり指導する必要があると思う。コンダクターで忠実に音を取ると、主音、副主音に母音返しで落とすところが、既に主音(ミ)副主音(ラ)になっていて、引き止めをしなければなくなっている。こんなところをどう処理するのかは大事なことだと思う。