皆様、明けましておめでとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。私は60歳の歳に肺気腫の診断がされてそれ以来煙草をやめ、治ることのない肺気腫と付き合いながら、予想だにしなかった90歳という卒寿を超えることになりました。まだ詩吟の教室一つを教えながらもう少し頑張らせていただこうと思っています。
今年の正月は子供たちも泊まりに来なく、家内と二人での年越しとなりました。歳末のテレビ番組を特別な感動もなく眺めながら、家内の手作りのご馳走をいただき、久しぶりのワインをいただきながら除夜の鐘を聞きました。除夜の鐘の鳴る中で孫の有紗からおめでとうの電話をもらって床に就きました。歳末から新年にかけて大雪のような天気予報だったので、覚悟を決めていましたが、予報は外れていました。札幌がエアポケットのように降雪域から抜けていたのです。
まるで春が来たような良い天気が二日続きました。雪撥ねを覚悟していた私には素晴らしい贈り物となりました。でも二日の夜天気が良かったのでロードヒーテイングを入れるのを忘れて寝てしまったら、10センチほどの積雪があり、その除雪に苦労しました。
とにかく正月三が日も終わりました。年が明けた。冬の辛さはこれからくるのですが、季節は春へと走り始めているのです。近づく春の足音に耳を欹てながら耐えてゆきます。