詩吟歴48年になる、教室も36年続けてきて、札幌市の社会教育功労者として表彰も受けた。でも、あの新型コロナに立ちふさがれて、引退のタイミングと自覚していた。でもできるところまでやろうと教室一つは転居までつづけていた。でも大会などの発表の機会が無くなり、90を超えての体はあの詩吟の声を出す事に耐えられなくなっていた。転居のころにはカラオケも歌えなくなっていた。もともと、60歳で発覚した肺気腫で肺活量がどんどん落ちて行くのを詩吟とカラオケで食い留めていたのに、両方共ダメになったのだから仕方ない。
今日見学してきたリハビリ療養所は200人規模の大きな施設で、中にカラオケの部屋もあった。こんな施設に行くようになれば、自分の得意の芸を披露するという気会などもあるのでしよう。コロナの前なら、喜んで参加したと思うのだけれど、今はカラオケ一曲もだめだ。情けない話です。
先日娘が送ってくれたレコードプレィヤーで 象堂流が出したLPの詩吟を聞いてみた。懐かしい先生方の声が聴けた。
コンダクターを一台持ってきているのでたまに詩吟の声出してみようか思っています。幸い今の私たちの部屋は他の部屋の邪魔にならないのです。