「節物=季節のもの」四季折々の風物はさっさと過ぎ去り留めるすべも無い。というのでしょうか。この後に続くのが「花を惜しむ人は是れ霜を戴くの人」となる。やっと余裕が出て、花を愛でることが出来るようになったときは、頭も白髪になっていると言うのです。
私も80年生きてきているのですが、なんと早いことかとこのごろつくづく思うようになった。特に、定年後の20年は一瞬のうちのように思える。
この20年間に随分多くの仲間が他界してしまった。私は肺気腫と言う病気は持っているものの、かなり体力に自信があった。しかし、この頃は体力の減退をしみじみ感じるようになった。詩吟では、お弟子さんに負けない声も出る、こんなブログを何年もほとんど休むことなく書き続けている。だが、歩くとなると本当に老人です。歩ける気力はあっても、一寸無理すると息が出来なくなるのです。だから無理しない、すると益々体力は落ちてくる。
老いるとは、こんなことなのですね。
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