瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

自他の完璧さ

2007年04月26日 | 読書日誌
『愛への帰還』は、日常の人間関係の中でどのようにあればよいのかについても、確かにそうだと感じる言葉に満ちている。例をあげる。

「私たちを怒らせるようなことを何もしたことがない人を許すのは簡単です。しかし、私たちを怒らせる人は最も大切な先生です。そういう人たちは、私たちの許しの能力の限界を示してくれます。恨みを抱くことは、神の救済の計画に対する攻撃である。他の人たちに対する恨みを手放すという決定は、自分自身の本当の姿をありのままに見るという決定です。なぜなら、他の人の完璧さに対して私たちを盲目にする闇は、私たち自身の完璧さに対しても私たちを盲目にするのですから。」p110

エゴは、サポートするに値するだけの魅力のある人を探すが、エゴから解放された人は、人々がもっとも魅力的になれるようにサポートする。「他人が可能性として持っている最善の自分になれるようにどうすればサポートできるかを学ぶ」ことで自分自身を磨いていくのである。人間関係でもっとも生産的なあり方は、相手との関係の中で、自分にできる最高のレベルで自分の役割を果たして、相手の中の最善のものを開花させることである。p141・142

「自我」を明け渡すということは、人間関係の中でどのようなあり方を意味するか。これが、その答えであろう。職場、家庭そのほか一切に人間関係において、どれだけ上のようなあり方ができるだろうか。一瞬一瞬チェックしていくことができるだろう。
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