GHQ焚書図書開封 第24回
-日本文明と「国体」皇室と日本精神-
外国文明を採取し、理解し、咀嚼し、消化し、日本風に作り変え豊かになる。それが、日本の国体。その意味で、日本は世界文明の集合地、貯蔵庫ともいわれる。
漢字からカタカナ、ひらがなを作り出し、日本語を確立した日本。朝鮮にも、諺文(ウンモン)、吏道(リトウ)があったが、発展させることができず、漢字一辺倒に逆戻りした。
日本は保存する文化、支那は王朝交代のたび、破壊する文化。文献は平安時代から今日まで残っている。
「天皇制」は「君主制(モナーキー)」を真似て日本共産党が戦後使いだした言葉。正しくは「天皇(の)制度」または「皇室」。
各時代を通じて、権力は、公権である天皇の権威を覆す力をもっていなかった。つまり、国民全体を支えていたのは権威であった。
聖徳を磨かれるために苦心された歴代の天皇。国民とともにあり、決して亡命など考えない天皇。
参考文献:「国体の明徴と政治及び教育」大日本国体宣揚会、「皇道と日本学の建設」高須芳次郎、「皇室と日本精神」辻善之助