GHQ焚書図書開封 第148回
-後期水戸學『新論』の原文を読む魅力-
會澤正志齋は藤田幽谷の高弟
『新論』1825年 ただし、藩主に公刊を差し止められ1830年(天保元年)に憂国の志士たちの手によって筆写され広まった1857年刊行
【上】國體(上)形勢 國體(中)虜情 國體(下)
【下】守禦(シュギョ・国防) 長計(チョウケイ・国のおおもおと 教育)
新論【上】で、會澤正志齋はロシアが日本を襲うシナリオを予測分析している。
また、当時の世界の七大国について、周末の七雄を引き合いに出して、世界情勢を分析している。
更に、キリスト教についてこれをを激しく批判している。
1792年 ロシア使節 ラクスマン 根室へ来航
1796年 イギリス人 ブロートン 絵鞆(室蘭)へ来航
1797年 ロシア人択捉島へ上陸
1803年 アメリカ船長 長崎へ来航
1804年 ロシア使節 レザノフ 長崎へ来航
1823年 水戸領磯浜沖に異国船現る
水戸領大津浜に英国船員上陸
1825年 幕府 異国船 打ち払い令を出す
1853年 ペリー 浦賀に来航
新論【下】で、會澤正志齋は200年間戦争もなく、戦い方の勘所を忘れた武士への不安を憂いている。
参考文献:「會澤正志齋集」高須芳次郎
-後期水戸學『新論』の原文を読む魅力-
會澤正志齋は藤田幽谷の高弟
『新論』1825年 ただし、藩主に公刊を差し止められ1830年(天保元年)に憂国の志士たちの手によって筆写され広まった1857年刊行
【上】國體(上)形勢 國體(中)虜情 國體(下)
【下】守禦(シュギョ・国防) 長計(チョウケイ・国のおおもおと 教育)
新論【上】で、會澤正志齋はロシアが日本を襲うシナリオを予測分析している。
また、当時の世界の七大国について、周末の七雄を引き合いに出して、世界情勢を分析している。
更に、キリスト教についてこれをを激しく批判している。
1792年 ロシア使節 ラクスマン 根室へ来航
1796年 イギリス人 ブロートン 絵鞆(室蘭)へ来航
1797年 ロシア人択捉島へ上陸
1803年 アメリカ船長 長崎へ来航
1804年 ロシア使節 レザノフ 長崎へ来航
1823年 水戸領磯浜沖に異国船現る
水戸領大津浜に英国船員上陸
1825年 幕府 異国船 打ち払い令を出す
1853年 ペリー 浦賀に来航
新論【下】で、會澤正志齋は200年間戦争もなく、戦い方の勘所を忘れた武士への不安を憂いている。
参考文献:「會澤正志齋集」高須芳次郎