馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第68回「テーマ:アメリカのユネスコ脱退」
今回の選挙でリベラルは自滅する。
ポピュリズムは大衆迎合主義ではない。
アメリカ東部エスタブリシュメント(一部のエリート金融資本家)のための政治でなく、ピープルのための政治を求めた運動をポピュリズムという。
耳当たりのいいことばかり言うリベラルこそ大衆迎合主義である。
アメリカが政治的偏向があるとしてユネスコを脱退した、イスラエルも「神殿の丘」がユダヤ教の聖地であることが記載されていないことから脱退した。日本のユネスコ対応とは対照的である。歴史教科書問題での近隣諸国条項の受け入れ以降、外務省は「国益軽視」「友好重視」の外交姿勢が災いしてたびたび外交上の失敗をし続けている。
日本の反日民間団体が、ユネスコを舞台に日本を貶める活動をやっていること自体悲しむべきことだ。これに対し、心ある学者が立ち上がろうとしているのに、効果的な対策をとらない外務省の劣化ぶりには落胆する。
安倍総理は「南京大虐殺文書」の世界遺産登録 に続き、根拠のない「日本軍慰安婦関連記録物」を記憶遺産に登録しようとしている現イリナ・ボコヴィアに代わる次期事務局長のオードレ・アズレに審査対象外とするようにマクロン大統領に(ユネスコ脱退を武器として)働きかけるべきだ。
日本国内に日本を貶めることに一生懸命になっている日本人がいることが、内憂である。国家は、外部からよりも内部からの破壊によって亡びるものである。
今回の総選挙は、日本を貶める勢力との歴史戦の始まりであると自覚しなければならない。
【質問】日米両首脳の靖国参拝は実現可能でしょうか?
・実現するか否かは安倍総理の決断次第である。
かって、ブッシュジュニアが訪日したとき、アメリカ側から靖国を参拝したいとの打診があったが、外務省がこれを断った。更に、ブッシュ大統領の明治神宮参拝に際しても、小泉首相は同伴しなかった。政治家に国家観が欠如している証拠である。
【質問】日本人のグローバリズム礼賛は「戦前は孤立した挙句世界を相手に戦争を始めた反省」という洗脳の成果ですか?
・洗脳の結果である。
日本は孤立していなかった、意図的に戦争を仕掛けられたのである。当時、日本を追い詰めるというコミンテルンの力が働いていたこと、またコミンテルンを裏から支援していたのはアメリカであったことは明らかになっている。
世界的にみれば、ロシア革命後、日本に対して大きな力が働いていたことを理解しない限り、先の戦争の原因は総括できないのである。当時、日本の知識人の中にも、そのことを見抜いていた人がいたが、少数で大勢とはならなかったのである。
【質問】ジョージ・ケナンの「封じ込め政策」は正解だったのか逆にソ連に時間稼ぎをさせただけ、どちらでしょうか。
・東西冷戦は意図的に仕組まれたもの(八百長)であった。
1979年から2年間のモスクワ生活の体験から言えることは、当時のソ連はとても超大国アメリカに単独で対抗し、世界を2分できる国力はなかった。戦前、戦後を通じて、ソ連を支援していたのはアメリカだったのである。
冷戦構造をでっち上げ、利益を得ようとする勢力があったのである。
グローバリズムは21世紀の共産主義であり、日本の国難は、日本の国体(お国柄)に合わないグローバリズムの蔓延である。
【質問】オーストリアで右派政権が誕生しそうですが2020年までにEUは解体するのでしょうか。
・EUは形をかえたグローバリズムであり、EUは解体する運命にある。
グローバリズムは、各国の国家主権を制約するものであり、ゆくゆくは国家主権をなくする方向を目指しているからである。それが、各国に受け入れられるはずがない。
【質問】日本とアメリカが20世紀をかけて行った「朝鮮半島の近代国家化」は結局無駄骨だったのでしょうか。
・無駄骨だった。
アメリカは朝鮮半島の近代化に手を焼いていたので、日本はやむなく朝鮮半島の近代化を引き受けた。、
アメリカは「divide and rule」の原則に則り、日本に対抗するために韓国の反日運動に手を差し伸べ、日韓が仲違いするように誘導した。
アメリカはソ連、中国、韓国、北朝鮮を利用して日本が二度と東アジアのリージョナルパワーにならないように封じ込めを行ったのである。
アメリカはスターリンと組んで共産主義を普及させるため第二次世界大戦を起こしたのである。
中華人民共和国は、毛沢東をアメリカが支援したからできたのである。
朝鮮戦争もベトナム戦争もアメリカの軍産複合体(ネオコン)が起こしたのである。
トランプは感性的に歴史修正主義者である。
今までは、日本の親米保守者がジャパンハンドラーズと手を組んでいたのである。
その既存の枠組みがトランプ登場によって崩れつつある。
日本はその流れをきちんと把握して行動しなければならない。
【質問】味方のふりして敵対行為する韓国よりも正々堂々敵である北の方がやりやすくないですか。
・そのとおりである。
韓国には反日以外政府の正当性がない。反日だけで統治をするようでは、日本としては韓国と価値観を共有できない。
こうなったのは、アメリカが統治能力のない李承晩を韓国大統領にしたことが大きな間違いであった。
【質問】なぜ政治家は改革を声高に訴えるんですか、そんな必要あるんでしょうか
・選挙民に迎合しているからである。これこそ、耳あたりのよい改革という言葉を連発するリベラリストつまり大衆迎合主義者である。
ポリティカルコレクトネスが全てという大衆迎合主義にとって必要なためである。
性善説をとっている日本にとって改革とは復古を意味する。
元々が良いものだから、元に戻ればいいのである。つまり、伝統的価値観を阻害する原因となる規制とか、構造を取り除けばいいのである。
【質問】なぜ左翼は暴力的なんですか?言葉も知性を感じず、話が通じないと思います
・そのとおりである。
共産主義国は暴力から生まれた国家。
銃口からできた政権は銃口でしか維持できない。ソ連は、ロシア革命後74年で崩壊した。1949年に建国した中華人民共和国もまもなく崩壊し、中国共産党の独裁支配が終わるだろう。
少数派(党員は8000万人)だからこそ暴力でしか大衆を支配できない。
【質問】なぜ日本人は「全ての議論の大前提は日本の安全保障」ということが判らないのでしょうか?
・現在の北朝鮮情勢をみて、一般国民は覚醒し始めているが、特に、左派、リベラルを自認している議員の認識が甘い。
共産主義、社会主義を信奉している議員は戦略的に安全保障を無視しているのである。
レーニンは、戦争から内乱にもっていくと主張していた。
共産主義は権力と権威の独裁である。
日本は二権分立(権力は政府、権威は天皇)だから独裁者が生まれない
君民一体のお国柄の日本は、欧米とは違う政体である。
【質問】日本がEUやアメリカとくらべて周回遅れのグローバリズム政策を行っている理由は何だと思いますでしょうか。安倍政権はこれから売国をやめることはあるのでしょうか?
・新自由主義に毒された官僚、経団連が日本経済をけん引するようになり、日本的経営(年功序列、終身雇用制)を守らなくなったためである。今度の総選挙後、これまで洗脳されてきた株主資本主義の考え方が変わることを期待している。
現在の経済評論家は、日本的経営の良さについて述べると、経済界では生活できなくなってしまっている。
働き方改革は失敗する。日本人の労働観(性善説で労働は神事)は西洋人の労働観(性悪説で労働は苦痛)と違う。
神戸製鋼が叩かれるようになったのも、アメリカから損害賠償を請求されるような企業体質になったのも、日本的経営をやめた結果である。
【質問】日本がユネスコを脱退しようした場合、日本のユネスコ職員(おそらく、多くが左翼)や既得権益がある連中の妨害や嫌がらせが起こるはずですが、これらを突っぱねる適切な手段はどのようなものがあるのでしょうか?米国の連中の次の就職先は保証されるのでしょうか?
・30年前は左翼の職員が多く、脱退に反対したことは事実だ。国際機関の職員はメンバー国の職員であり、脱退すれば辞めることになるのは当然であり、最初からそういう条件で就職している。
【質問】強制労働を認めるなどの外務省の行動は、日本を貶めるために、わざとしてることなのでしょうか?
・外務省官僚は日本国民の名誉を毀損することに対しての危機意識が薄いためである。親韓、親中議員の介入もあり、自己保身のため中国、韓国と戦う気概がないことも原因。官僚の本懐を自覚し、国益を守るため戦って欲しいものだ。
今回の選挙でリベラルは自滅する。
ポピュリズムは大衆迎合主義ではない。
アメリカ東部エスタブリシュメント(一部のエリート金融資本家)のための政治でなく、ピープルのための政治を求めた運動をポピュリズムという。
耳当たりのいいことばかり言うリベラルこそ大衆迎合主義である。
アメリカが政治的偏向があるとしてユネスコを脱退した、イスラエルも「神殿の丘」がユダヤ教の聖地であることが記載されていないことから脱退した。日本のユネスコ対応とは対照的である。歴史教科書問題での近隣諸国条項の受け入れ以降、外務省は「国益軽視」「友好重視」の外交姿勢が災いしてたびたび外交上の失敗をし続けている。
日本の反日民間団体が、ユネスコを舞台に日本を貶める活動をやっていること自体悲しむべきことだ。これに対し、心ある学者が立ち上がろうとしているのに、効果的な対策をとらない外務省の劣化ぶりには落胆する。
安倍総理は「南京大虐殺文書」の世界遺産登録 に続き、根拠のない「日本軍慰安婦関連記録物」を記憶遺産に登録しようとしている現イリナ・ボコヴィアに代わる次期事務局長のオードレ・アズレに審査対象外とするようにマクロン大統領に(ユネスコ脱退を武器として)働きかけるべきだ。
日本国内に日本を貶めることに一生懸命になっている日本人がいることが、内憂である。国家は、外部からよりも内部からの破壊によって亡びるものである。
今回の総選挙は、日本を貶める勢力との歴史戦の始まりであると自覚しなければならない。
【質問】日米両首脳の靖国参拝は実現可能でしょうか?
・実現するか否かは安倍総理の決断次第である。
かって、ブッシュジュニアが訪日したとき、アメリカ側から靖国を参拝したいとの打診があったが、外務省がこれを断った。更に、ブッシュ大統領の明治神宮参拝に際しても、小泉首相は同伴しなかった。政治家に国家観が欠如している証拠である。
【質問】日本人のグローバリズム礼賛は「戦前は孤立した挙句世界を相手に戦争を始めた反省」という洗脳の成果ですか?
・洗脳の結果である。
日本は孤立していなかった、意図的に戦争を仕掛けられたのである。当時、日本を追い詰めるというコミンテルンの力が働いていたこと、またコミンテルンを裏から支援していたのはアメリカであったことは明らかになっている。
世界的にみれば、ロシア革命後、日本に対して大きな力が働いていたことを理解しない限り、先の戦争の原因は総括できないのである。当時、日本の知識人の中にも、そのことを見抜いていた人がいたが、少数で大勢とはならなかったのである。
【質問】ジョージ・ケナンの「封じ込め政策」は正解だったのか逆にソ連に時間稼ぎをさせただけ、どちらでしょうか。
・東西冷戦は意図的に仕組まれたもの(八百長)であった。
1979年から2年間のモスクワ生活の体験から言えることは、当時のソ連はとても超大国アメリカに単独で対抗し、世界を2分できる国力はなかった。戦前、戦後を通じて、ソ連を支援していたのはアメリカだったのである。
冷戦構造をでっち上げ、利益を得ようとする勢力があったのである。
グローバリズムは21世紀の共産主義であり、日本の国難は、日本の国体(お国柄)に合わないグローバリズムの蔓延である。
【質問】オーストリアで右派政権が誕生しそうですが2020年までにEUは解体するのでしょうか。
・EUは形をかえたグローバリズムであり、EUは解体する運命にある。
グローバリズムは、各国の国家主権を制約するものであり、ゆくゆくは国家主権をなくする方向を目指しているからである。それが、各国に受け入れられるはずがない。
【質問】日本とアメリカが20世紀をかけて行った「朝鮮半島の近代国家化」は結局無駄骨だったのでしょうか。
・無駄骨だった。
アメリカは朝鮮半島の近代化に手を焼いていたので、日本はやむなく朝鮮半島の近代化を引き受けた。、
アメリカは「divide and rule」の原則に則り、日本に対抗するために韓国の反日運動に手を差し伸べ、日韓が仲違いするように誘導した。
アメリカはソ連、中国、韓国、北朝鮮を利用して日本が二度と東アジアのリージョナルパワーにならないように封じ込めを行ったのである。
アメリカはスターリンと組んで共産主義を普及させるため第二次世界大戦を起こしたのである。
中華人民共和国は、毛沢東をアメリカが支援したからできたのである。
朝鮮戦争もベトナム戦争もアメリカの軍産複合体(ネオコン)が起こしたのである。
トランプは感性的に歴史修正主義者である。
今までは、日本の親米保守者がジャパンハンドラーズと手を組んでいたのである。
その既存の枠組みがトランプ登場によって崩れつつある。
日本はその流れをきちんと把握して行動しなければならない。
【質問】味方のふりして敵対行為する韓国よりも正々堂々敵である北の方がやりやすくないですか。
・そのとおりである。
韓国には反日以外政府の正当性がない。反日だけで統治をするようでは、日本としては韓国と価値観を共有できない。
こうなったのは、アメリカが統治能力のない李承晩を韓国大統領にしたことが大きな間違いであった。
【質問】なぜ政治家は改革を声高に訴えるんですか、そんな必要あるんでしょうか
・選挙民に迎合しているからである。これこそ、耳あたりのよい改革という言葉を連発するリベラリストつまり大衆迎合主義者である。
ポリティカルコレクトネスが全てという大衆迎合主義にとって必要なためである。
性善説をとっている日本にとって改革とは復古を意味する。
元々が良いものだから、元に戻ればいいのである。つまり、伝統的価値観を阻害する原因となる規制とか、構造を取り除けばいいのである。
【質問】なぜ左翼は暴力的なんですか?言葉も知性を感じず、話が通じないと思います
・そのとおりである。
共産主義国は暴力から生まれた国家。
銃口からできた政権は銃口でしか維持できない。ソ連は、ロシア革命後74年で崩壊した。1949年に建国した中華人民共和国もまもなく崩壊し、中国共産党の独裁支配が終わるだろう。
少数派(党員は8000万人)だからこそ暴力でしか大衆を支配できない。
【質問】なぜ日本人は「全ての議論の大前提は日本の安全保障」ということが判らないのでしょうか?
・現在の北朝鮮情勢をみて、一般国民は覚醒し始めているが、特に、左派、リベラルを自認している議員の認識が甘い。
共産主義、社会主義を信奉している議員は戦略的に安全保障を無視しているのである。
レーニンは、戦争から内乱にもっていくと主張していた。
共産主義は権力と権威の独裁である。
日本は二権分立(権力は政府、権威は天皇)だから独裁者が生まれない
君民一体のお国柄の日本は、欧米とは違う政体である。
【質問】日本がEUやアメリカとくらべて周回遅れのグローバリズム政策を行っている理由は何だと思いますでしょうか。安倍政権はこれから売国をやめることはあるのでしょうか?
・新自由主義に毒された官僚、経団連が日本経済をけん引するようになり、日本的経営(年功序列、終身雇用制)を守らなくなったためである。今度の総選挙後、これまで洗脳されてきた株主資本主義の考え方が変わることを期待している。
現在の経済評論家は、日本的経営の良さについて述べると、経済界では生活できなくなってしまっている。
働き方改革は失敗する。日本人の労働観(性善説で労働は神事)は西洋人の労働観(性悪説で労働は苦痛)と違う。
神戸製鋼が叩かれるようになったのも、アメリカから損害賠償を請求されるような企業体質になったのも、日本的経営をやめた結果である。
【質問】日本がユネスコを脱退しようした場合、日本のユネスコ職員(おそらく、多くが左翼)や既得権益がある連中の妨害や嫌がらせが起こるはずですが、これらを突っぱねる適切な手段はどのようなものがあるのでしょうか?米国の連中の次の就職先は保証されるのでしょうか?
・30年前は左翼の職員が多く、脱退に反対したことは事実だ。国際機関の職員はメンバー国の職員であり、脱退すれば辞めることになるのは当然であり、最初からそういう条件で就職している。
【質問】強制労働を認めるなどの外務省の行動は、日本を貶めるために、わざとしてることなのでしょうか?
・外務省官僚は日本国民の名誉を毀損することに対しての危機意識が薄いためである。親韓、親中議員の介入もあり、自己保身のため中国、韓国と戦う気概がないことも原因。官僚の本懐を自覚し、国益を守るため戦って欲しいものだ。