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-忘れられている日本軍部隊の「人情」-(GHQ焚書図書開封 第31回)

2017-03-12 09:35:21 | 近現代史
GHQ焚書図書開封 第31回
-忘れられている日本軍部隊の「人情」-
 「分隊長の手記」に書かれた晩秋の山東省における行軍風景。
戦後の文学では暗黒の軍隊生活ばかりが強調され書かれているが、この本では人情味あふれる描写が多い。
戦場での一体感のある会話と行動。常に国家のことを考え、心の中にはふるさとがあった日本兵。.
常に逃亡ばかり考え、匪賊(盗賊団)になりたがっていた農民支那兵。
決死隊の前夜の情景。慰問袋に喜ぶ兵士。浪花節的な涙もろい分隊長。済南陥落に歓喜する兵隊。
怪我をし、内地送還された棟田伍長が戦場から平和な日常生活に戻った時のやり場のない心の亀裂は相当なものであった。
参考文献:「分隊長の手記」棟田博



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