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-歴史に顕れる国体-(GHQ焚書図書開封 第35回)

2017-03-21 22:06:46 | 近現代史
GHQ焚書図書開封 第35回
-歴史に顕れる国体-
 天皇を中心とした我国の歴史の基本を基にして考えた国の基本精神、淵源が国体。神話と歴史がつながっており、2000年以上一貫して続いてきた日本の建国精神は他国に類をみない。
革命や滅亡で国家の命脈が断たれる他国の建国精神は、抽象的な理性の一般法則(カトリック文明、キリスト教など)をたてるしかなかった。13世紀頃まではヨーロッパは教会国家であり、共通言語はラテン語であった。国民国家は存在せず、ドイツ語、イタリア語、フランス語は蛮族の言語、地方語であった。
一方、日本は6世紀頃から国民国家らしきものが出来上がっていた。
日本には下から上を倒す革命はなく、改新、維新があった。それが、大化の改新、建武の中興、明治維新である。
9世紀以降、権(威)権(力)二元体制(争いは武家が勝手にやる)となり皇室が安定的に長く続くことになった(国家的には政教分離状態)。
「国体の本義」では、天皇が前面にでてきた歴史(大化の改新、建武の中興、明治維新)に多くのページを割いている。この皇国史観が偏りを生んでいた。
国学が国家意識を与えたように書かれているが、むしろ儒学が国家意識を育てた。
中国(なかつくに)とは、天子のいる国、世界の中心という意味で、支那のことではない。
天皇は祭祀役であり、皇室の原点は没我の精神。君民がひとつになる家族的国家。
明き、浄き、直き、誠のこころが日本人らしさ。
「しきしまの大和心のをゝしさは  ことある時ぞあらはれにける 」
「海ゆかば 水漬く屍 山ゆかば 草むす屍 大君の 辺にこそ死なめ かへりみはせじ」
我国の国民性には没我・無私の精神と包容・同化の精神の働きが強く顕れている。
日本においては、公(=天皇)に対して私がある。従って、他国のように対立軸がないことが、主語が省略され、敬語が多い日本語の特徴となっている。
日本人の良さは皇室と一体化していることである。
参考文献:「国体の本義」文部省  GHQ焚書図書開封4 第三章255P~375P
https://www.nicovideo.jp/watch/so19451248


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