熊本地震で被災した熊本城の三の丸にある旧細川刑部邸北側にある梅園が3月5日まで期間限定で開放されていることを知った。
毎年、梅の季節になると熊本城の天守閣の下にある「二様の石垣」のそばの梅林で満開の梅を眺めながら、見事な紅梅や白梅をカメラにおさめるのが、毎日が日曜日の老人夫婦の楽しみだった。だが、昨年4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城は立ち入り禁止となっていて、城内に入ることができない。そのようなことで熊本城での今年の梅見はあきらめていたところだ。
さっそく梅見に行こうと、毎日が日曜日の老人夫婦。
ところが春一番が吹くなど悪天候が続いたため、梅の盛りも終わりに近づいた今日になって、刑部邸で待望の梅見がやっとできた。
細川刑部邸は、細川家三代忠利公の弟、細川刑部少輔興孝(ほそかわぎょうぶしょうゆうおきたか)が、1646年から、現在の熊本市中央区東小飼町で下屋敷として使用していたもので、平成2年から4ヶ年かけて熊本城三の丸に移築されたものだそうだ。