団地の中の公園で、”なんじゃもんじゃの木”(ヒトツバタゴ)が、初夏の爽やかな風になびくように、雪のように白い花を咲かせています。
あの白い雪の積もったように見える花はなんじゃ?ということで”ナンジャモンジャ”とも呼ばれるようになったとか・・・。
”なんじゃもんじゃ”とは、その地方には珍しい樹種や巨木をさす呼称で、ヒトツバタゴに限定されるものではないのですが、全国各所で見ることができるそうです。
ヒトツバタゴはモクセイ科の大陸系植物で、古代より大陸への窓口であった対馬を象徴する植物として、対馬市の市花に指定されているそうです。
対馬北部の鰐浦地区は、国内最大の自生地です。5月初旬の開花期には3,000 本といわれるヒトツバタゴが一斉に白い花を開き、見事な風景を醸し出すと聞いています。
木は"環境省のレッドリスト(2007)で、絶滅危惧II類(VU)に登録されていますが、この花を市花に制定している犬山市の幹線道路の両脇は、この時季、冬を思わせる白い雪のような花で一杯に埋まるそうです。機会があれば、花の時季に、ぜひ当地を訪れてみたいものです。
数年前、このブログを見て信愛女学院正門のナンジャモンジャの花を見に行つた事があります。
今年も咲いたでしょうね。