梅雨が明けてからは、連日30度を超える猛暑が続く。夜は25℃を超える熱帯夜。寝苦しくて寝不足気味だが、今朝はうす曇り何となく涼しい感じがして、高校野球たけなわの藤崎台球場にいずれのチームを応援するかは別にして、応援に出かけた。
第1試合は、優勝候補筆頭の秀岳館対全国経験のある濟々黌。さすが秀岳館、その猛打には恐れ入った。12:2で5回コールドゲームの圧勝。第2試合は熊本工と熊本二、これも力に勝る熊本工が11:1で8回コールド勝ち。
それにしても黄色一色の濟々黌応援団、その応援風景は、以前、甲子園を沸かした時を彷彿させるかのように見事なものだった。学生服姿でハダシでがんばる女子応援団長の見事な演技には、おもわず見とれ拍手を送った。
この日の最高気温は34.5℃。球場内の暑さはそれ以上だったろう。この暑さ、さすがに第3試合の文徳と牛深は応援をあきらめ、球場入り口の大楠の下で昼寝を決め込んだ。
しばらくして下を見ると救急車が4台、赤い消防車が2台、数台のパトカーも正門前に勢ぞろい。熱中症の患者だろか、つぎつぎと搬送されている。テレビ局のカメラマンもその周囲に群がっている。まるで大事件発生の現場のようだ。
事情がわからず、ただその風景を珍しそうに眺めていると、近くにいた球場の関係者だろうか。「日射病の患者が9名を超えたようだ。患者が集団で発生すると、警察や消防では事件として扱い、現地に対策本部が置かれる」と話してくれた。
本部だろうか、長机の上には患者の名前が書かれた白い紙が広げられ、警察や消防士の方が打ち合わせている。そのそばでは、警察官が周囲の人たちに聞き込み?を行っていた。
第3試合の文徳対牛深も、文徳が9:1、7回コールドゲームで勝利したようだ。