毎日が日曜日・でも多忙です!

おかげさまで、毎日を元気に楽しく過ごしています。普段の出来事、思いつくことなどフリーの立場で記録したいと思います。

「大晦日」、最高の年を迎えることができました

2015-12-31 10:17:17 | 日記

 今年は、一言でいうと素晴らしい年でした。

 昨年は最悪の年でした。傘寿と金婚式を同時に迎え、記念のお祝い行事を計画したのですが、当日は持病の十二指腸潰瘍で下血し、救急車で緊急入院。出血多量で生死の境をさまよいました。100歳を超えた伯母が1月に、義父が5月、ただ一人の兄が12月に亡くなりました。

 それに引き換え、今年は素晴らしい思い出と新しい友が沢山できた年です。

 2月に娘夫婦と大学生の孫が、昨年できなかった金婚式と傘寿のお祝いを、遅くなりましたと断りながら京都で開いてくれました。新幹線に乗るのは久しぶりのこと。何度も訪れたことのある京都ですが、嬉しさが込み上げ、これまでとは違った京都を体験することができました。

 昭和26年に中学を卒業すると同時に、モールス音響通信の訓練を受けるため電気通信省(のちの電電公社)熊本電気通信学園に入学しました。全寮制で研修期間は9か月。九州各地からの入学生は170人。食料難の時代でした。お腹を空かせながらトン・ツーの習得に、寝る時間も惜しみながら、毎日頭を悩ましたものです。

 モールス信号は「トン」と「ツー」の短点と長点を組み合わせた通信信号です。危険をつげるSOSは「トン、トン、トン、ツー、ツー、ツー、トン、トン、トン」と叩きます。 

 いつのころからか2年ごとに九州各地で同窓会が開かれています。学園を卒業してから65年、傘寿を迎える今年の同窓会の当番は熊本でした。みんなの年を考えると最後の同窓会となるかもしれません。その責任の重さに何度か固辞したのですが、はからずも世話役を務める羽目となってしまいました。

 開催する日を9月8日と決め、6月下旬に案内状を、すでに亡くなられた方と連絡の取れない方を除いて107人の方に発送しました。出席と連絡いただいた方は41名ですが、何せ同窓生はみなご高齢。開催までの短い間に4人の方が亡くなられました。最終的に出席されたのは35人。東京、埼玉、神奈川など遠くからも出席されました。

 会は、物故者の黙祷にはじまり、自己紹介、近況報告、学園時代の思い出話など、熊本の美酒を肴に素晴らしい夜を過ごすことができました。懐かしの寮歌も一同声をそろえて歌いました。

 最後となった傘寿の同窓会の世話人として十分なお世話ができたとはいえないにしても、世話人として精いっぱいやり遂げることができたと大満足。終わってみると、同窓会をお世話することで、今年最高の贈り物をいただくことができたと感謝の念で一杯でした。

 その後、出席された方々から、絵手紙やはがき、または電話やメールで「お世話になりました」「ありがとう」と沢山のお礼の言葉をいただきました。世話人だった仲間からも慰労の会を開いていただきました。長い間疎遠となっていた方々との友情も復活しました。新しい友の誕生です。欠席された方々からのお礼の手紙もいただきました。感謝、感謝です。

 余談になりますが、卒業生のほとんどが電電公社の職員となりサラリーマン生活を無事に終えることとなりましたが、それに飽き足らず別の世界に進み活躍されている同窓生がいたことを知りました。また、欠かさず勉強されている方をこの同窓会で知りました。

 大塚和徳さん。1か月前に出版された「コースが語る世界のゴルフ史」「世界ゴルフ見聞録」などの著者です。その人なりをインターネットで探すと「大塚和徳 (おおつか かずのり)、 ゴルフ歴史家。1934年、大分県生まれ、東京大学経済学部卒業後、第一銀行を経て帝人に入社 。フルブライト留学生としてベンシルバニア大学ウォートンスクールで学びMBA取得。」とあります。あれあれ学園のことは何も記述がないぞとびっくりです。同窓会名簿の近況欄に「電気通信学園卒業後、福岡電報局勤務となったが、しばらくして針路を大きく変更、1年遅れで大分日田高校に入り、約30年間は縁があってゴルフ関係の仕事を続けています」とあります。世界のベストコース450以上でプレーしているそうです。

 大野徹さん。学園卒業後長崎国際電報局に配属され、その後、大阪外国語大学ビルマ語学科を卒業されました。大阪外国語大学教授として35年間勤められ、27年春の叙勲では「瑞宝中授章」を授与されたそうです。主な著書に『知られざるビルマ』『ビルマの仏塔』ほかにも多数の著書があります。

 増田博治さん。同窓会が終わってからブログを始められたそうです。「モールス音響機」で検索すると、明治の初めから100年間、わが国の通信インフラだったモールス音響通信(有線・無線) の記録が詳しく書かれていました。限りなき研究の成果でしょう。投稿されるたびに、興味津々、読ませていただいています。

 最後になりましたが、みなさま良いお正月をお迎えください。

 

  


童のように待ち遠しいお正月

2015-12-30 19:52:22 | 日記

 お正月まであと2日。師走は師が走るというが、毎日が日曜日となって20有余年が過ぎたものの、年末のその忙しさに変わりはない。

 最初は、日頃お世話になっている机の整理。整理整頓にはいつも気を使っている筈だが、そうは問屋が卸さない。いらぬ品の多さにびっくり。まずはボールペン。使わない品が引き出しの隅に放り出してある。何本あることやら。赤白のマジックペンも同様。新聞の切り抜き。切り抜いてはあるが終の住処は分からずじまい。雑用紙も御多分に漏れず、その煩雑なことせっせとかたずけることとなる。久しぶりに濡れたぞうきんを手にせっせと片付ける。

 一方、”うちの奥さま”との共同作業は、お正月の飾りつけ。1年に1度お出ましの思い出の品々を飾る作業だ。

   娘が生まれた年に買った羽子板。   新婚時代なけなしのお金で求めた富士と鶴の掛け軸。

  娘の結納で配った人吉の雉車。  転勤で云った壱岐の島での1年を思い出させる〝鬼だこ”。

    旅するたびに揃えた、かずかずの小さなお人形や焼き物。ベニスで衝動買いしたベニスの絵など1年ぶりに思い出がよみがえってくる。

 玄関にしめ縄をとりつけるとやっとお正月らしくなってきた。年を取るにつれ体力、気力の衰えを実感する。しめ縄を取り付けるなど高い所の作業は年ごとに苦になってきた。床の間にやっと鏡餅が鎮座召しました。

 我が家のお正月に欠かせないのが百合の花。たくさんの〝鉄砲ゆり”を玄関や居間などいたるところに飾るのは、結婚以来のしきたりとでも言おうか。毎年、百合は近くの花農家からいただいていた。ところがその農家、2年ほど前から鉄砲百合を作らなくなってしまった。需要が少ない上に、費用はもとより手数は他の百合の倍以上かかるからだという。

 困ってしまった”うちの奥さま、白い鉄砲百合を探してずいぶんと町の花やさんを探して回ったようだ。やっと見つけた花やさんから、沖永良部島の百合が届けられた。これで大丈夫、いつもと同様、白い鉄砲ゆりの花が玄関や居間を彩り、香しいにおいを漂わせてくれることだろう。

 飾り付けられた鏡餅が床の間に鎮座めされた。”うちの奥さま”この後は、おせち作りで大忙し。

 お正月が来て誰もが等しくいただく年はもう十分にいただいた。もういらないといいながら、あと2日となったお正月が、童のように待ち遠しい。

 

 


御用納めの日

2015-12-28 08:24:08 | 日記

 今日は御用納めの日、過ぎ去ったサラリーマン時代を思い出す。忙しい仕事のことはすべて忘れ、せっせとお正月を迎える準備に追われたものだ。

  ジャネーの法則ではないが、年を取ってからの 時間は瞬く間に流れてゆく。御用納めの日と縁がなくなり早いもので26年がたってしまった。

 「毎日が日曜日!」となってからは、お正月の準備も日常作業のひとつ。現役時代とは異なり、ぼちぼちと準備ができる。仕事のことを考える必要もない。幸せといえば幸せ。

 大晦日は娘夫婦の所で過ごすよう誘いがあった。娘夫婦は近くに住んでいても、家族全員が揃うことはなかなかない。年の晩を家族5人全員が揃って楽しく過ごせると思うだけでも胸が高鳴る。その夜のエンタメは、多分4大陸(アメリカ・南米・ヨーロッパ・アジア)を格安の費用で走破した孫の旅の土産話となるだろう。待ち遠しくもあり楽しみでもある。

 年明けの除夜の鐘が聞こえると、多分、熊本城にある加藤神社に全員でお参りする。そして元日は我が家に大集合。新年を寿(ことほ)ぎ、その夜は多分大宴会となるはずだ。

 あと4日でお正月、考えるだけでも楽しくなってきた。


有終の美を飾った澤選手

2015-12-27 11:50:35 | 日記

 『第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』決勝戦。アルビレックス新潟レディース対INAC神戸レオネッサのテレビ放送が午後2時から始まった。年末の忙しいさなかではあるがテレビの前から離れられない。

 お目当ては、女子サッカー界のレジェンド澤穂希選手の引退表明してから3試合目となるラストマッチ。引退に花を飾る決勝戦の大活躍を期待した。

 女子サッカーの昨年の観客数は平均6,000人。ところがこの試合の入場者は20,379人と発表された。まさに澤穂希デーとでも言おうか。興奮したかのようなサポーターの声援がグランドいっぱいに広がっている。

 前半はアルビレックス新潟レディースが優勢に試合いをすすめた。澤穂希選手の動きも目立たず両者とも得点なく0対0のままに終了。後半33分に試合が動いた。現役最後の試合に臨んだ澤穂希選手がが自らの手でゴールポストをこじ開けた。川澄奈穂美が蹴ったコーナーキックに見事なヘディングで合わせて先制のゴールだ。お見事。試合は1-0で神戸が『第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』の王者となった。

 澤穂希選手おめでとう。言葉に言い尽くせない感激を自分の手でつかんだラストマッチ。「なでしこジャパン」に残した偉大なる功績。最後のインタビューで述べられた「女子サッカーの発展向上のためにこれからも頑張ります」。これからを大いに期待しています。力いっぱい応援しています。


だんだん暖かくなる冬

2015-12-26 16:09:23 | 日記

   ここ数日、冬とは思えぬ温かい日が続く。沖縄では、24日までに25℃を超える夏日が3日も続いたという。全国的にも暖かい日が続いているようだ。この異常な冬の暖かさ、エルニーニョ現象か、地球温暖化の精か知るところではないが、世界各地で異常がみられるそうだ。ニューヨークでは、史上初めて、暖かい雪のないクリスマスを迎えるという。

 植物にも異変が起きている。日本各地で狂い咲きの桜、紫陽花、水仙、菜の花などが開いているそうだ。椿や梅の花もいつもより随分と早く咲いたようだ。今朝のテレビは名古屋東山動物園で、ツツジが咲いたと報じていた。いつから日本は秋・冬・春が同時に訪れるようになったのだろうか。

 因みに、熊本の12月平均気温を調べてみた。2014年の平均気温は10.12度、2015年は14.8度で3.6度も高くなっている。生態系にも異変が起きている。

 サンマの水揚げが減った。マグロが北海道近くまで上ってくる。ニシンがとれない。ザトウクジラの繁殖域が北の八丈島近海まで広がり、八丈島では観光客を誘致しようとホエール ウォッチングに期待を寄せているそうだ。

 冬は暖かいに越したことはない、でも、夏と秋と冬を混同させるような異常なあったかさには、少々、違和感を覚える。なにごとも普通がよい。