休日になるとなにか「ウキウキ」する。毎日が日曜日となってからは休日など関係ないはずだが、この「ウキウキ」。50年にわたる長いサラリーマン生活の残滓だろうか。
ドーハで行われているU23アジア選手権の決勝では日本と韓国が対戦した。テレビ実況が23時に始まる。私の身上は早寝早起きだが、明日は日曜日。眠いのを我慢してテレビの前に座った。
試合が始まったのは11時45分。韓国の動きはするどく、日本を圧倒するかの感がある。日本は前半20分には今大会初めてとなる先取点を与え、反撃を試みた後半も開始2分で追加点を許した。これはだめだとあきらめかけたが、その後がすごい。後半22分、1点を返し、その1分後にさらに1点。36分に逆転のゴールをきめた。2点差をつけられる不利な状況から、後半矢継ぎ早に3点を奪って逆転勝ちを収めた劇的勝利。大逆転に思わずテレビに向かって拍手した。
一方、敗れた韓国は敗戦のショックを隠しきれず、現地メディアは歴史的敗北と位置づけ「ドーハの衝撃」と報じている。
その夜、眠りについたのは午前4時過ぎ。
昼12時には大阪女子国際マラソンがスタートする。また、今年の納となる「ラグビー日本選手権」も秩父宮ラグビー場で開かれる。ついでと言っては何だがこれも見逃せない。寝不足もなんのその、この日1日、テレビの前に座り続けることとなった。
マラソン優勝は33歳の福士加代子(ワコール)選手。30㌔付近からの独走は文句なし。2時間22分17秒のタイムで、リオ五輪の代表選考の日本陸連の設定記録2時間22分30秒を破った。福士選手は1万㍍などのトラックで五輪を3回経験している。リオ五輪代表に今度選ばれれば、5輪を4回経験することとなる。まずはおめでとう。福士選手は3月に行われる名古屋マラソンにも出場するという。
ラグビーはトップリーグ王者のパナソニックが49-15で、大学王者の帝京大学を破り5度目の優勝を飾った。ルールはよく知らないが、肉弾相次ぐというか、その激しい動きには時間の経つのも忘れてしまった。
テレビの前で楽しい休日を気兼ねなく過ごすことができました。幸せ、幸せ。