クリスマスがやってくる。老人夫婦、もうクリスマスという年ではないが、居間や玄関にささやかな飾りを準備した。
(車のサンタさんはヤジロベエ、下にある重りを押すとカタカタと音を立てて動きます)
それにしても傘寿を迎えてからの体力の衰えは隠しようがない。
「家の中では」・靴を履くときよろける・ビンの蓋が開けられない・家事をやるとつかれる・掃除機をかけるのがつらい
「外出先では」・おもたいものがながくもてない・歩幅が狭くなった・バスや電車でよろける・横断歩道を青信号で渡り切れない・15分歩き続けることができない
「家でも外でも」・下りの階段が怖い・手すりがないと不安・何でもないところでつまずく・姿勢が前かがみなった・勢いを付けないと立ち上がれない。
先日の新聞広告だが、この広告、高齢者の体力の衰えをすべて言い表している。すべてが当てはまり寂しさも一入。
クリスマスが過ぎればお正月。お正月にはみんなが平等に歳を1つずついただくことになる。そのたびに、やがてくるであろう人生の終末がますます近づくことになる。クリスマスもお正月も、そう考えるとあまり楽しいものではなさそうだ。もう歳はいりませんとお願いしても、神様は許してくださるまい。
あしたから京都へ3泊4日の旅に出る。娘夫婦が歳末をゆっくりと一緒に過ごすようにと招待してくれた。いつもは忙しい娘たち夫婦、日頃ゆっくりと話すこともできないが、旅に出れば楽しい時間が過ごせることだろうと大いに期待が膨らんでくる。嬉しい限りだ。
旅の終わりは25日。京都の冬の風物詩、高校生が都大路を駆け抜ける全国高校駅伝大会の日だ。熊本県代表の九州学院(男子)と信愛女学院(女子)を京都の町のどこかで童心に帰り応援するのが楽しみでならない。
17日の「きらきらパレード」もそうだったが、歳をとると子供と一緒。来年もよい年となりますように。