ピョンチャンオリンピックが終わった。「史上最悪の冬季オリンピック」といわれながらも、たくさんの感動をいただいた。次は3月9日に開会式を迎えるパラリンピック。日本選手のオリンピックに劣らぬご健闘をお祈りしたい。
開会期間中は朝から夜遅くまで、テレビの前から離れず、日本選手の奮闘にエールを送り続けたものだ。圧巻は、フィギュアの羽生弓弦選手2回連続の金メダル。感激して涙が出てきた。女子スケート 陣の快進撃もすばらしかった。意外に思ったのは開会前には予想もしなかった女子カーリング。オリンピックに参加した日本選手の競技の中では最高のエンタメだった。
多分、開会前にカーリングに期待を寄せられた方は皆無だったといってよいだろう。連日のテレビ放送の精もあろうが、老若男女を問わず金メダルへの期待が高まっていった。試合前は、ほとんどの方がカーリングのルールなど知らなかったと思う。試合がすすむごとにみんながルールを知り、いっぱしの評論家になっていたようだ。
結果は銅メダルに終わったが選手の皆さんおめでとう。こんなに冬のオリンピックで大勢の方が応援したのは初めてのことだろう。テレビから流れる”そだね””そだね”の声は、今年の流行語大賞にノミネートされるのではなかろうか。熊本では交差点のルート表示板に早速”そだね”の文字が躍ったという。
この日午前9時には、1920年東京オリンピックの代表を決める”東京マラソン”が、東京都庁前をスタートした。これも見逃せない。またテレビの前に座り込んだ。この日エリートレースでは白熱した戦いが繰り広げられ、日本人1位は設楽悠太選手が2時間6分11秒の記録を出した。日本最高記録を16年ぶりに11秒上回る快挙だ!。同時に行われた車いすマラソン男子では、51歳の山本浩之選手が前年に引き続いて優勝。山本選手は熊本の出身。少しばかり鼻が高くなった。
春の訪れとともに、いよいよ野球のシーズンが始まる。春の高校野球の日程や組み合わせはすでに決まっている。ことしもまた、高校野球大好きの老人夫婦、藤崎台球場の特別席から、じっくりと高校球児にエールを送ることとしようかな。