年はとりたくないもの。
持病もなく、元気・元気と自分だけが思っていると、知らぬまに老いは進み、体力は衰えてくる。それに伴いいろんな病気も増えてくる。
6月の初め、妻のためにと血圧計を買った。ついでに自分の血圧を計ってみると、妻の血圧どころか自分の血圧がずっと高い。今まで血圧は正常と信じていた私、血圧計が悪いのではと何度も何度も測りなおしてみたが数値は全く変わらない。まさに危険水域。
あわててクリニックに駆け込み診察を受けた。診察の結果はまさに文句なしの高血圧。診察された先生は「しばらく軽い薬を飲んで様子をみてみましょう」とおっしゃったが、胸の動悸が止まらない。
毎朝1錠の薬を飲む、これも多忙な一つの出来事。昼近くなって今日は薬を飲んだかな。と自問自答することもしばしば。
薬のせいでどうやら血圧は正常値を保っているが、生きている間、ずっと薬を飲み続けないといけないという。厄介なことだ。
一昨日の朝、起きるときに右足の第2指の先の部分がむずがゆい。痛みがないのでそのままにしていたところ、今朝は指が赤くはれ上がり痛みがひどく、右足を引きずってしか歩けない。
痛みには逆らえず、これもあわててクリニックにと思うが、この症状、整形外科なのか内科なのか、それとも皮膚科だろうかと迷ってしまった。
ふと、前回受けた健康診断、尿酸値がかなり高いと言われていたことを思い出した。そこでまず内科を受けよう。先生が専門外と言われればクリニックを変わればよいと二股戦略をとることとした。
最初は、かかりつけの高血圧の先生の診察を受ける。発症の場所は少し違うが間違いなく痛風です。と診断された。
治療方法、まずは痛み止めの服用と皮膚の化膿や炎症を抑える塗り薬。痛みのある間は尿酸値を抑える治療はできないそうだ。1週間たったら経過を知らせてくださいと言われ、食事や運動について小さなアドバイスをいただいた。
昨年夏までは、毎朝の散歩が仕事のように元気だったのに、今年は病気を抱え思うようにできないもどかしさ。毎朝のラジオ体操だけが唯一の運動。
毎日の晩酌、焼酎を約1合たしなむのが最大の楽しみ。これはどうでしょうかと尋ねると「醸造酒(日本酒)やビールはプリン体が多く避けた方がよいでしょう。プリン体の少ない蒸留酒は少量なら良いでしょう」との説明に安心させられた。
“うちの奥さま”はPCにある痛風の説明をしっかりと頭に入れ、塩分を少し減らす。野菜をたくさん食べ、水を沢山のむこと。毎日の運動はしっかりと。と名コーチに早変わり。
先日発表された日本人の平均寿命男子は76歳。それには達しているが、わが人生まだまだ先は長い(気持ちだけの願望かな)、病気との深いお付き合いも頻繁となることだろう。
クリニックの先生によろしくとお願いし、体に気を付けまだまだがんばりますよと小さな声をだしました。