リーンリーンと鈴虫が鳴く

　〝うちの奥さま”、近くの農産物市場で鈴虫を６匹買ってきた。えさをやったり、霧吹きで霧をかけたり、その世話は大変だろうが、何か楽しくてしようがないようす。寝室に置いておくと一晩中、リーンリーンと優しい鳴き声で、気持ちをやわらげ日中の猛烈な暑さを忘れさせてくれる。

　この暑さが過ぎるといよいよ台風シーズンだが、異常気象の精か、台風の上陸はいまだゼロ。

　台風１号の発生は７月３日と史上２番目に遅く、発生個数も７個と、昨年同期比で７個少ない。この現象、熱帯太平洋東部の海面水温が平年よりたかくなる「エルニーニョ現象」が今春まで続いた名残と見られるそうで、今後も同様な傾向が続くとは限らず、気象庁は十分注意するよう呼び掛けている。

　８月に入ってから、台風６号と台風７号が引き続いて発生し、現在北上中だが、直接九州には影響がなく一安心というところ。だが、これからの台風シーズン気になってしようがない。台風は怖い。地震でずいぶんと傷んだであろう、築４０年を超える古い木造の我が家。これから発生するであろう強い台風に耐えることができるだろうか。心配は尽きない。

　甲子園の全国高校野球大会。熊本代表秀岳館は三重のいなべ総合を６：１で破り準々決勝に進んだ。おめでとう。少しずつ初の全国優勝が見えてくるようで、楽しくてしようがない。がんばれ！がんばれ！「がまだせくまもと」。

 

　

 

うだる猛暑に参った参った

　連日の猛暑には参ってしまう。にぎやかだった我が家の小さな庭からセミの鳴き声が消えた。猛暑は相変わらずだが、何となく秋の気配を身近に感じる。７月に８１歳の誕生日を迎えたが、体力の衰えにはすさまじいものがある。

　猛暑に逆らえず夏風邪にかかり随分と悩まされた。引き続いて痛風だろうか、足首とつま先が痛くて歩くことができなくなり、タクシーで近くの病院に駆け込んだ。血液検査とレントゲンを受けたが原因はわからないとのことだが、かかりつけ医と整形外科をはしごする羽目となり、残念なことこの上ない。

　外出もままならず、お盆のお墓詣りも後回し。折からたけなわのオリンピックや高校野球をテレビの前でゆっくりと鑑賞するのが毎日の仕事となってしまった。

　ブログを休んでいる間の世間の動きは激しい。

　オリンピックではメダルダッシュの日が続く。男子柔道は全階級でメダルを取る快挙となり、お家芸の復活だ。金メダルもオリンピック前半で７個、思わず手をたたきたくなってきた。熱戦が続く甲子園の高校野球もにぎやかなことこの上ない。熊本代表の秀岳館は常葉菊川に快勝し３回戦に進んだ。初出場の沖縄嘉手納も初の一勝を挙げた。九州勢の活躍を大いに期待したい。

　イチロウ選手の３千本安打達成。大いなる偉業に大感激。

　熊本地震の発生から４カ月がたつたが依然として余震は収まらない。地震発生から今日までに、震度１以上の余震は１９４8回を数える。地震の被災者で唯一行方の分からなかった熊本学園大生の大和晃［ひかる］さん（２２）が乗っていたとみられる乗用車からやっと遺体が収容された。ご両親のお気持ちはいかがなものだろうか。

　しばらく休んだブログだが、もうしばらくは続けることとしよう。私にとっての唯一の生きがいのようでもある。

 

「火の国まつり」と「甲子園」

　うだるような３５℃を超える猛暑日が今日で８日。風邪をひいてから約２週間が過ぎても夏風邪はしつこい、一向に回復の気配が見えない。

　５日・６日の２日間、熊本の夏祭り「火の国まつり」が開かれる。祭りでは、数多くのイベントが用意され、深夜まで沢山の人で町中が賑わう。圧巻は２日目の夜１９：１５～２０：４０にかけて開かれる「おてもやん総おどり」。

　今年は約６０団体、約4,500人の踊り手が中心市街地で、熊本の復興を祈願しながら踊りまくる。県内外から応募された「熊本応援隊」のみさんも、祭りを盛り上げる。

　「火の国まつり」を毎年楽しみにしているのだが、今年は、風邪のため祭り見物はできそうにない。残念で仕方がないが、おてもやんの歌が聞こえるようだ。

　　　　おてもやん　あんたこの頃　嫁入りしたではないかいな
　　　　嫁入りしたことァ　したばってん
　　　　御亭どんがぐじゃぺだあけん　まァだ盃ァせんだった
　　　　村役　鳶役　肝入りどん
　　　　あん人達の　居らすけんであとはどうなと　キャアなろたい
　　　　川端まっちゃん　キャアめぐろい
　　　　春日ぼうぶらどん達ア　しりひっぴゃあで　花盛り　花盛り
　　　　ピーチク　パーチク　雲雀の子
　　　　ゲンパク茄子の　イガ　イガ　ドン

　　　　※　御亭どん・・・亭主　ぐじゃぺ・・・あばた顔　村役・・・村の世話をする役人
　　　　　　鳶役・・・消防団　　肝入り・・・世話役　　ぼうぶら・・・かぼちゃ　　　

 

　７日に開幕する「第９８回全国高校野球選手権大会」の初戦組み合わせ抽選会が昨日開かれ、熊本代表秀岳館は、６日目第４試合で静岡の常葉菊川と対戦する。常葉菊川は秀岳館にも劣らぬ打撃のチーム。猛烈な打撃戦が期待される。その日はオリンピックの放送もあっているが、この１戦、テレビの前から離れられそうにない。願わくば強豪チーム常葉菊川を破り、大優勝旗を熊本に持ち帰ってほしいものだ。

　秀岳館チームは熊本代表ではあるが、選手は全員が他県からの野球留学生。県大会まではなにか、違和感を感じていたものの、甲子園に行けば間違いなしの熊本代表。精いっぱい応援しよう。がんばれ！がんばれ！

　明日からのリオオリンピックからも目が離せない。楽しみでならない。

 

 

 

夏風邪に降参！

　３５℃を超える猛暑日は今日で７日。日頃は元気と思っている私だがこの猛暑にまいってしまう。深夜のクーラー冷やしすぎか、夏風邪に見舞われ完全にダウン。しばらくブログを休ませていただく羽目となった。

　休んでいる間に、大きな出来事が次々と起こった。高校野球の県予選、準々決勝までは藤崎台球場に出かけたが、準決勝と決勝はテレビの前の特等席での応援。第１シードの秀岳館高校が第２シードの九州学院を圧倒的な強さで破り、甲子園行きの切符を手に入れた。夏の甲子園、優勝経験のない熊本勢にとって今年は期待が持てそうだ。

　血なまぐさく、おぞましいテロの嵐が、世界のいたるところを駆け抜けた。バングラデシュ・フランス・ドイツと。アメリカもしかり、ＩＳがすべて関与したものではあるまいが、痛ましい限りだ。罪なき人たちを犠牲にする無差別のテロ、憎んでも憎み切れない。それにしても平和ボケした日本でのテロ対策は大丈夫だろうかと不安になってくる。

　テレビの申し子だった大橋巨泉さん、マルチタレントで作家の永六輔さん、昭和の大横綱千代富士さんが相次いで亡くなられた。時代の流れをひしひしと感じた。

　７月２６日の障碍者施設１９人刺殺事件には驚きが隠せない。ナチのアウシュビッツや深澤七郎の短編小説「楢山節考」を思い出す。障碍者を抹殺するというこの事件、まさにヘイト（差別的憎悪）殺人。障碍者や老人が憎悪の対象となる社会がいずれやってくるのではと、不安がよぎる。

　参院選挙では「改憲勢力」が憲法改正発議に必要な3分の２に達した。それでも私の気持ち、憲法9条だけは守ってほしい。東京都知事選では小池百合子候補が、既成政党の推薦する候補をやぶり初の女性知事となった。ブラックホールと言われる東京都連とうまくやっていただけるかが心配だ。今後のご活躍をお祈りしたい。

　風邪は万病の素と言われる。今度の夏風邪、非常に癖が悪い。熱は38度を超えた。痰と咳と鼻水が休みなく続く。朝のラジオ体操も散歩も、ブログと同様しばらくはお休みだ。