昨夜遅く熊本地方に大雨洪水警報が発令された。朝からの大雨と雷に不安は増すばかりだが、天気予報では午後に雨はやむとある。
暑気払いといっては何だが、陽が照りだした午後3時過ぎのバスに乗り、熊本市中心の繁華街「上通り」に出かけることとした。土曜日とあってかたくさんの人が通りを埋め尽くし、その賑やかさはまるでお祭りのよう。
「上通り」の清田時計店の前で足が止まった。「純金製ゴジラ」が展示されていた。展示は8月25日から27日まで。今日はその最終日。金や延べ棒、宝石などは、年金生活者にとっては高値の花。「純金製ゴジラ」も眼の保養にでもなればとそっと眺めさせていただいた。
「純金製ゴジラ」は、半世紀以上多くのファンに愛され続けている「ゴジラ」の生誕60周年を受けて貴金属の「GINZA・TANAKA」が、関係者の承諾を得て作成した特別展示品だそうだ。ゴジラ本体は純金約15㎏、高さ約24㎝、幅約19㎝、奥行き約35㎝と圧巻のサイズで、価格は㊙とあるが、多分1億円は超えることだろう。
鶴屋百貨店では「日本の匠技展」が開かれていた。買いたいものは何もないがゆっくりと見物させていただいた。福井の仏壇店では、じっくりと仏壇について話を聞いた。
デパートを出ると白い雲と青空の下で工事中の熊本城天守閣と大きなクレーンが眼に入った。地震前の面影は全くない。まるでビル工事。1日も早い天守閣復興の日が待ち遠しい。
なじみの店でささやかに食事を終えた。帰る途中、西の空が真っ赤に染まっていた。
すずしい秋もどうやら近ずいてきたようだ。