朝の散歩は自然との触れ合いの場でもある。
自然の木や草花、まして今は花の季節。眼に触れる草花を摘むのも1つの楽しみだ。山菜はもちろん、茶の葉や柿の葉も採取の対象となる。
今朝の散歩で野イチゴを見つけた。藪の中に赤く熟れた実が私を待っていたかのようだ。その姿はまるで満開の花のようだった。
散歩は途中で中断し、野イチゴ摘みに力を注いだ。採った量はわずかだが入れ物を持たない。被っていた帽子を脱いでそれに入れた。赤い汁で帽子に淡い模様が浮き上がった。
ついでと言っては何だが、付近に咲いていた名も知らぬ草花も、今朝の散歩の収穫だ。いつもは殺風景な我が家の居間を飾ることとなるだろう。
採ってきた野イチゴ。“うちの奥さま”がジャムにしてくれた。市販のジャムに比べ味や姿は少し劣るものの、その香りには格別なものがある。パンにつけるもよし。ヨーグルトに入れるもよし、自然の味を堪能させてくれる。
思わぬ収穫もある。“うちの奥さま”と朝の会話がイチゴの話で特段に弾んだ。明日の散歩が楽しみだ。明日天気になーれ!