我が家の忘年会は鹿児島の城山ホテル。忘年会といっても私たち夫婦と娘夫婦の4人だけ。京都に居る大学生の孫は、就活で忙しいのかこの時季まだ帰省していない。
忘年会は娘夫婦のご招待。11月の中頃にホテルを予約したそうだ。新幹線の切符も手配してくれた。新幹線に乗るのは久しぶり。乗車してからわずか約1時間で鹿児島に着いたのだが、車窓から外を眺める暇もないトンネルばかりの旅だった。気分はルンルン。楽しいといったらない。
鹿児島中央駅に着いたのは午前11時過ぎ。仕事で、薩摩川内の役所に通ったことのある娘は鹿児島については、ずいぶんと詳しい。
おいしいとんかつ屋があると、昼食は駅地下の食堂街で”とんかつ”となった。大きなとんかつが出てきた。重量は200グラム。おいしかったが、その量の多さには圧倒された。
ホテルの送迎バスは中央駅西口の切子の塔の前から、天文館通など市内中心部をまわる循環バス。30分間隔で運行されており大変便利。市内のいたるところで乗降できる。最終バスは中央駅を午後11時に発車となっている。
鹿児島は温泉の町でもある。市内いたるところに温泉がある。ホテルのお風呂は素晴らしい天然温泉だという。昼食の後、いったんホテルに帰り、温泉でゆったりと汗を流した。温泉の湯の柔らかなこと。露店風呂にも入った。お湯につかりながら眺める、噴煙を上げる桜島や船の行き交う錦江湾、鹿児島市内の街々など、夢のような風景が広がっている。
夕食は駅の近くの屋台村。薩摩焼酎で乾杯。楽しい忘年会が始まった。土曜日の夜とはいえ、人出の多さには驚く。店もお客さんで一杯。熊本とは比べられないほどの人出だ。街はクリスマスのイルミネーションで真昼のよう。
2次会は天文館通りで「奄美名物の鶏飯」をいただいた。鶏飯をいただくのも何年ぶりのことだろう。懐かしい味がした。おいしかった。もちろんワインもいただいた。
ホテルから眺める夜の町は夢のよう、きれいだった。部屋の窓のすぐ下、ファンタジーガーデンの七色の噴水が音楽に合わせて色を変え、よりドラマチックな雰囲気を醸し出している。
朝早く起きて、また温泉に浸かった。桜島からの日の出がきれいだというがあいにくの曇り空、少し残念。80種類の料理がならんだ朝のバイキングも最高。
家に帰って”うちの奥さま”、ホテルの雰囲気は最高だった。新幹線の料金は少し高いが、今度はバスでもよいからまたきたい。と何度も話している。
素晴らしい忘年会だった。思いもかけぬ娘夫婦からの贈り物。感謝。感謝。