n45-50

ロシア・サハリンと北海道を結ぶ架け橋ネット。
サハリン州には。、ロシア人もウクライナ人も住んでいる混住地域です。

樺太犬の散歩 北海道便り

2011-02-13 08:20:26 | 樺太犬・サハリン犬
 冬は樺太犬の出番です。
夕方・夜の散歩は短めです。30分から1時間程度です。
食事は1日1回で夕方に与えられます。

 この町内では、色々な犬種が飼われています。
小型犬ほど良く吠えます。
しかし、大型犬が接近すると「無言」に変身します。
この光景は、動物本来の生理学からきているものと考えます。

 樺太犬は、散歩中に色々な情景を観察しています。
雪原で風に揺れる木の葉・ 吹雪で視界がなくても前進する判断力・ リーダー犬と勤労犬との相違点「犬の差別化」・ 多角的な犬事情が散歩で発見されます。

 特にソリ犬のリーダー犬は、走行中に勤労犬が(手抜き・サボり・怠慢)など仕事をしていない犬(遅滞行為)に対しては、休憩時・帰還時、その働かない犬に対して威嚇(吠えたり・噛み付く)=もっと仕事をしてくれ=と注意を促します。
 威嚇された犬は、リーダー犬から眼線を外したり萎縮します。
次の日には、犬たちは何事も無かった様子でソリを牽きます。
リーダー犬は先頭にいても後ろの犬たちの行動を観察しているのです。
良く働いた犬には、リーダー犬が自ら毛づくろいをしたり、サービースする事もあります。 *犬の世界は賢いのです*

 喧嘩を売られたら「速買い取ります」
昔は狩猟犬でしたから、その本能が喧嘩買取に繋がると思えます。
現在では、とても面白い勤労犬です。
先日、近所の中学生のソリに教科書を積んで運んだ事もあります。
とても喜ばれました。

 「樺太犬も今年は還暦です」まだ頑張ります。 サハリンマン
コメント
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