空を流れる雲のように、この一年が、
2010年が、あっさりと暮れてゆく。
21世紀も10年経過したわけで、
矢の如し、弾の如し。
また一年、生きてしまった。
生かせて貰っただけ、有り難いのか。
私は、こうして、半世紀も生きてきた。
あと三十年は、生きているのだろうか。
部屋でジミヘンのギターが鳴っている。
蕎麦屋で買った年越しソバは美味しかった。
大晦日の夜気を厳粛に震わせる、
除夜の . . . 本文を読む
年末の掃除と年賀状書きを昨日終えて、今日はボーとしていた。
歳末の日曜日、近所を少し歩いてみたが、近年どこか人や町に、
活気が失せた、うら寂しい感じが滲んで見える。
それは、不景気、少子高齢化、政治の低迷などが原因ではなく、
現代の日本社会が、いつの頃からか、おおらかさとか朗らかさ
みたいなものを失ったせいに思える。
例えばオリンピックも昔は「参加することに意義がある」なんて
言われていたが、 . . . 本文を読む
今週、2011年度の税制改正大綱が発表された。
法人は減税、個人は増税という方向のようであるが、私の関心は相続税
である。今回改正で資産課税は大幅増税に舵を切った感じである。
12/17の朝日新聞で、大綱の記事を読んでいたら、次のようにあった。
「基礎控除は、「5千万円+1千万円×法定相続人数」で計算している
が、今回、それを「3千万円+600万円×相続人数」に4割減らす。」
とあり、「法 . . . 本文を読む
十二月も中旬となるのに、今日は暖かい。
この冬東京の最高気温が、10度を下回った日はまだない。
子供の頃の冬は、暗くてとても寒かった。
十一月になると、冷たい木枯しが吹いて、朝には霜柱を見つけたり、
水溜りに氷が張っていたり、アカギレした手が痛かったりだった。
そんな昔を思うと、年々、冬が暖かくなっている気がする。
TVを付けると、決まって「今年も残すところ、少なくなりました」
というセリフを . . . 本文を読む
今週、精神科の診察で軽い無気力感等を訴えたら、主治医から初めて、
発達障害(自閉症)の二次障害という見立てでの診断を得た。
主治医によると、うつ病を訴える患者のかなりの人々に、「発達」の
問題が関わっているそうである。
発達障害の二次障害は、ハッペという学者が「心の理論の過活動」と
いう言葉で説明をしている。この説明は以前にブログにも書いたが、
私なりの言葉で言い換えてみたい。
自閉症者は、障 . . . 本文を読む