坂本龍一が死んでいた。日曜日の夜だったか、偶然点けたNKHの画面に、死去の文字を見て驚いた。
亡くなったのは3月28日なので、一般ニュース報道の5日前には他界していたようだ。
ガンのステージ4だとは知っていたが、ガン再発から3年もしないで亡くなられたようで、
予想外に早い経過だ。あと3~5年は健在かな、との淡い想いは吹っ飛んでしまった。
私が初めて坂本龍一の音楽を聴いたのはいつ頃だったろうか? . . . 本文を読む
私のお気に入りのアルバム、モノ・フォンタナの『クリバス』が3月下旬
二枚組LPレコードで出るというので、某有名レコード店のネットショップ
に予約したら、入荷が7月に伸びたらしく、ガックリした。今日の音楽を
レコード盤で聴くなんて、私はなんてブルジョアなんだと、しみじみ思う。
音楽にだけは、少し贅沢をしたい。他に贅沢をしたい物事はないから。今は
賃貸アパート住まいだが、カネがもう少し豊かにあれば、 . . . 本文を読む
BTSという韓国のアイドル・グループの所属事務所「BHエンタテイメント」
というのが、韓国で株式を上場したら、時価総額1兆円という高値が付いて、
同事務所のCEOは、一挙に韓国でベスト10入りの株長者となったという。
私はこのニュースをTVで観たが、BTSなんて元から知らなかったし、一瞬
TBSと紛らわしいと思った。2019年にグラミー賞を獲得しているそうで、
今や韓国を代表する、世界的超有名な . . . 本文を読む
昨年の後半頃から、部屋でレコードを聴くようになった。40年以上前
の代物だが、レコードプレーヤーで相変わらず聴ける。CDに比べて音
質が暖かい。CDだと曲が平板に連続して聞こえるものが、レコードだ
と1曲1曲に凹凸があるかのようで、1曲を大事に聴いている気がする。
レコードが部屋に作ってくれる時間の流れは、CDとは違うのである。
現代の細切れなスマホ時間と比べると、遥かにゆったりした昭和な時間
. . . 本文を読む
知人に指摘され、ブログの更新を忘れていたようです。。。
ちょっと、相続の揉め事に忙殺されてしまい…。
何を書こうかって、今、考え中・・・・・・。
今年、イギリスの音楽バンド、クィーンの映画が話題になった。
『ボヘミアン・ラプソディ』だけど、私は高校生の頃、クィーン
の初来日(初日の)コンサートを武道館で観ている。
当時、「キラー・クィーン」というポップ曲がヒットチャートに
乗っていた頃で、ハー . . . 本文を読む
若い10代の後半の頃、生きていることに息苦しさと胸のつっかえる
思いばかりが募り、やりきれないような切ないような気持ちを抱え込
んでは、髪を伸ばし煙草をふかし、勉強せず運動もせず、気晴らしの
読書の他、ROCK(ハード・ロックとかプログレ)ばかり聴いていた。
Jazzという大人の(?)音楽が気になっていた。
最初に出会ったのは、マイルスとビル・エバンス、そしてコルトレー
ンだったと思う。手始めに . . . 本文を読む
図書館で順番待ちしていた ブライアン・イーノの『ザ・シップ』を借り
る。ついでに坂本龍一の『アウト・オブ・ノイズ』、スマパンの『サイア
ミーズ・ドリーム』、ゴッドスピード・ユー!ブラック・エンペラーの
『ヤンキー・UXO』をコンポのHDD録音用に借りた。
イーノの新譜は前作の『Lux』の方が好かった。アンビエント音楽には
今後も可能性が大きく秀作を期待しているが、今記そうと思っていること
は、坂 . . . 本文を読む
今年の6月29日は、ビートルズ来日50周年だった。1966年の同日
未明、東京の羽田空港に彼らは降り立った。当時の日本は、ロック音楽
未開の地だった。ビートルズに憧れて都心をうろつく何千人もの未成年
者たちが、騒動を警戒する警察の取締りで補導されたという。
1966年6月、私は東京の下町で小学校2年生になったばかりだった。
遥か時の彼方、50年前である。当時は東京といえども、都心や幹線道
路以外 . . . 本文を読む
最近体調は悪くない。花粉症も症状が治まりつつある。久しぶりに
隣区の図書館へ散歩がてら歩き、CDを10点借りた。音楽はCDを
未だMDに録音して聴いているが、一部はさらにSDに編集したり
コンポ・ステレオのHDDに録音している。
HDDには、特にお気に入りの音楽を入れてあるのだが、収集漏れ
があると、HDD録音用のためだけに、図書館からCDを借りに行
く。今日は話題が浮かばないので、借りた音楽C . . . 本文を読む
日本で「アルゼンチン音響派」として知られるミュージシャンたち、
フアナ・モリーナ、アレハンドロ・フラノフとかフェルナンド・カブ
サッキ等だが、ダントツで支持したいのは、モノ・フォンタナである。
フアナ・モリーナの『Segundo』も名盤だけど、フォンタナの『Cribas』
を聴いたとき、久々に自分が求める音楽と出会えたと、嬉しくなった。
「音楽」というよりは、まさに音響空間の提示なのである。絵画 . . . 本文を読む