かつて、60年代リベラル知識人とでも呼べる一群の先人たちがいた。
例えば丸山真男(1996年没)、久野収(1999年没)、都留重人(2006年没)、
小田実(2007年没)、加藤周一(2008年没)、吉本隆明(2012年没)等々。
今週93歳で物故された鶴見俊輔(1922~2015)氏もここに加わる。
ここで「リベラル」とは、政治的立場よりも、これら先達が時代に向き
合った生き様をそう呼びたいと . . . 本文を読む
巨額工費で着工されかけていた新国立競技場建設問題が白紙に戻った。
安保法制が、国民の広範から反対・疑問視されつつあった折、政権が
急遽、政治決着に乗り出した感じである。つまり何事もなければ、
多分あのプラン(総工費2520億円)で通ってしまったのだろう。
2012年の国際コンペ当時では、総工費は1300億円だったそうで、それが
どのようにして倍近くに跳ね上がったのだろうか? 様々な利権業者が、
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来る東京オリンピックの主会場である、新国立競技場を作る工費が
2520億円だという。有識者会議なる組織が了承したという。
2520億って、誰が払うんだ? 勿論、日本国民なんだろな、って。
全くどういう有識者だ! バッカ、こいてんじゃねーよ!
もう1000兆円の借金を背負っているのに、ひとつのハコモノに
そんなカネ掛けて、非常識だろ! 誰がどうやってカネ出すんだよ。
こいつらは、この先々の、国民 . . . 本文を読む
厚労省が2014年の国民生活基礎調査を公表した。新聞に拠れば、
「生活が苦しい」と感じる世帯は62.4%に上り、1986年の調査
開始以来、最高の数字であるという。消費増税も一因であろうが、物
価の上昇に加えて税金(所得税・住民税等)・社会保障費(健保・年金・
介護等)の負担増も生活に響いているはずである。
アベノミックスという通貨過剰供給政策は、国庫税収の増加や株価の
上昇を招来しているが、自 . . . 本文を読む