『丸山眞男 人生との対話』(中野雄著 文芸春秋)を読んでいた。
丸山真男は、1996年8月15日に物故した、言わずと知れた
日本政治思想史研究の大家である。
私は学生時代に『現代政治の思想と行動』に出会い、感銘を受けた
一人であるが、丸山先生が逝去して15年も経つとは、歳月の過ぎ
る速さに驚かされる。
著者の中野雄氏は、ご専門が音楽のせいか、本書では丸山と音楽と
の関わりにも多く触れられてい . . . 本文を読む
盛夏の昼下がり、スーツ姿の男性が、額から汗を噴き出させて玄関先に
立っていた。営業マンらしいが、ケーブル・テレビの人だった。
テレビがデジタル放送になったので、NHKの受信料が高くなり、従前
の受信料に980円が上乗せされるのだという。
そこで、ケーブルTVを通して受信料を支払う方式に変更すると、
980円が三割引で済むという勧誘だった。我が家ではBS放送は全く
見ていない。何をやっているのかさ . . . 本文を読む
夏場の睡眠不足のせいか、目がしょぼつくので、外出時には帽子の他、
サングラスが欠かせなくなった。サングラスを掛けると、強い陽射しに
も目が楽で、風景も翳って涼しげな気分になれる。
スーパーで買物客をみると、30・40代位の女性にサングラス姿を見かけ
る。男はあまり掛けていない。紫外線対策であり、女性の夏場のファッ
ションなのだろう。また今夏の東京では、暑かろうにマスク顔の小学生
も目に付く。
. . . 本文を読む
最近、ネットでロンシャンの黒革トートバッグを買った。
デザインが気に入ったのだが、どうも女モノだったようだ。
昔から思っているのだが、女モノはデザインが良くて、男モノになると
ボテッとしていて、洗練さに欠けるのは何故だろうか?
バッグでも服でも、女性性とは、装飾的付加性のことなのだろうか。
デザイン的で丸みを帯びたバッグが女性用とは、誰が決めたのだろう?
私はこのような、ファッション・アイテムの . . . 本文を読む