先週、久しぶりに朝の通勤ラッシュ時の地下鉄に乗った。スシ詰めの車両
に入る気がせず、一本見送ったりしながら、比較的空いてるハコに何とか
乗った。大手町で降りたら、エスカレーターが混雑していて、駅員が叫び
ながら整理していた。駅中は何処でも、ヒトビトは列を成して歩き、整然
と機械の足運びで動いている。
なんかみんな余裕がないとゆうか、真っ直ぐ自分の前方だけ見詰めて、時
に手元の携帯端末を眺めながら . . . 本文を読む
ロシアがクリミア半島を併合した。武力制圧という訳ではないが、プー
チンはウクライナが反ロシア化することを警戒し、ウクライナの半島で
であるクリミアを「民主」的に捻り上げた感じだ。プーチンはウクライ
ナの手首を関節技で極め、さらにウクライナ本体にも覆い被さって、寝
技でジワジワ締めるのだろう。何しろ彼は「格闘家」だから。
日本政府も「力による現状変更」を認めないとロシアを非難しているが、
勿論この . . . 本文を読む
1枚のコインも表と裏とでは表情が異なる。百円硬貨なら、表には大き
く「100」と刻印されているが、裏は花模様が描かれている。一万円札
でも同じことだが、裏表どっちを向けて遣おうが、表示数量分を価値と
して使用できるルールや仕組みに変わりはない。
通貨には、表の顔と裏の顔がある。モノとの交換や価値の尺度というの
は、いわば表向きの顔である。百円玉なら「100」と刻印された表示の顔
が表である。裏の . . . 本文を読む
物語、フィクション、作り話、仮想、架空、偽装、偽造、擬似、ニセ
・エセ、まがい物、成りすまし、ゴースト、エア…。
振り返ると、こんな as-if(あたかも~のようなモノ)ばかりが世間を
賑わす社会 or 時代だ。
ビットコインもいわば「エア貨幣」である。先頃、通貨でも有価証券
でもなく、モノであるという政府見解が出た。通常、通貨の条件とし
て、決済可能性・価値尺度・価値の保存という機能が挙げられ . . . 本文を読む
欧米が個の確立を基底とする父性社会なら、日本は母性的な自他の曖
昧さで廻っている社会である。島国の閉鎖性故か、外に開かれるより、
頑固に内閉してでも、身内同士相和して安定を保とうとするムラの保
守気質は、原子力ムラや教育ムラ、警察一家だのと、今尚根強い。
他者のいない母子の密着社会には、<父>という超越的存在がいない
のである。欧米ではキリスト教の神のような<父>が存在するが、日
本では近代にな . . . 本文を読む