朝、実家を出てマンションに行き朝食を摂る。夕方に夕刊紙を手に取り
実家に戻る。夕飯は外食。実家の風呂場でシャワーを浴びて、座布団を
布団にしてラジオを聴きながら眠る。実家への未練から、未だ100%の
マンション暮らしをしていないのだが、そろそろ終わりだ。
解体すべく、家具もカーテンもガステーブルも、仏壇も神棚さえない、
ガランとした実家の室内は、生気を喪った死に体のようだ。空き家の風
景そのもの . . . 本文を読む
引越しをしたマンションの部屋も概ね片付き、亡き父母の写真などを
壁に飾ると、何だかかつての住まいに似てくる。父や母の生前の写真
に元気を貰う感じもある。写真を懐かしむというより、彼らは写真の
中で時間が止まっているのである。永遠に「その時」が現在なのだ。
亡き近親の写真に、その写真を撮ったときの「現在」、今では過去と
なったその「現在」に故人たちは止まっている。写真を撮られたとき
の、その時の生 . . . 本文を読む
今週8月8日は暦の上では立秋である。この日区役所へ転居届を出しに
行った。同一区内での転居なので、手続きは簡単だったが、届を出す時
職員からご職業は何ですか、と訊かれた。
一瞬、無職と答えそうになったが、8月中は貸駐車場の事業をしている
ので、貸不動産業と答えたが、でもどうして転居した届出をするのに、
職業を訊かれねばならないのか、と思った。書類に「職業欄」があって
記入する書式なのであるが、書 . . . 本文を読む
連日、猛暑である。8月1日、実家から賃貸マンションへほぼ引っ
越しを終えた。ほぼ、というのは、まだ実家に布団一組、テレビ、
扇風機、小型コンポステレオが残っているからである。夜~朝は
実家で寝起きして、昼間はマンションで片付け等をしている。
今、初めてマンションに据えたパソコンで、ブログ記事を書いて
いる。賃貸マンションに住むのは、生まれて2度目である。1度目
は20代の頃で、単身赴任した地方都 . . . 本文を読む