自閉症スペクトラムという言葉がある。
アインシュタインは4歳まで言葉を発しなかったというし、
マイクロソフトのビル・ゲイツも軽症のアスペルガー障害であるらしい。
両者はともに成功者ではあるが、自閉症スペクトラムに位置している人物である。
近年、アスペルガー障害(AS)に関心を持ち、関連書籍を渉猟してみた。
ウタ・フリスの『自閉症とアスペルガー症候群』(東京書籍)が一番面白かった。
ハンス・アスペ . . . 本文を読む
本ブログでは「脳病」などと表現しているが、私は精神障害者である。
しかし、「精神」が障害されているのだろうか?
障害は脳機能なのではなかろうか、と思うのである。
私の診断名は、ある書類では「統合失調症」であり、ときには「鬱病」ときには「不安障害」ともなっている。
ICDという国際疾病分類から自己診断すると、妄想型の「統合失調症」ではなく、「妄想性障害」に該当しそうに思える。
この二者の妄想 . . . 本文を読む
今朝の朝日新聞で、秋元波留夫氏の逝去(享年101歳)を知って驚いた。
つい先日、氏の「99歳 精神科医の挑戦」(岩波書店)を読んだばかりだった。
秋元氏は、帝銀事件の再審請求やオウム裁判でも有名であるが、
精神障害者や家族の支援にも尽くされた方であり、謹んでご冥福をお祈りしたい。
また前掲書では、私は初めて知ったことだが、秋元氏は、
「日本の精神医学史から抹殺された男」こと、石田昇氏
の主治 . . . 本文を読む