「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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徳島講演会も三百人ほどの参加者でした。四国四県でおよそ九百人の皆さんとお話したことになります。

2012-04-02 02:04:03 | 福島第一原発と放射能

パソコンのブラウザのトラブルが発生したため、長い時間パソコンの起動ができていないため、手短に書きます。まず、徳島講演会も三百人程度の参加者でした。会場となった郷土文化会館は、徳島市内の最もシンボリックな建物です。そこの大会議室は、机と椅子を両方並べた状態で、三百人位になる会場で、その状態で、この会場がほとんど埋まる状態でした。前回の徳島講演会から半年が経過していますが、集まった人数はおよそ倍となっています。徳島自体、ガレキの広域拡散阻止や給食の食材問題で圧倒的に、全国の自治体の中で適切な対応をしています。この徳島の先駆性がどこからきているのかという問いかけが場内からもありましたが、僕にもはっきりとは理由はわかりません。高知が坂本龍馬的な反体制のにおいがあるとしたならば、徳島は逆の匂いがします。高知は闘ってまずいものを撥ね退ける力が感じられます。しかし、徳島はそういう立場がないのに、結果はうまいほうへ転がす対応だけなぜかなされます。今回の、放射能汚染について、徳島が、安全な給食の提供でも、地産地消のみならず、西日本や外国産で徹底回避の方針をいち早く示したこと。ガレキの広域拡散についても、いち早く回避する対応があきらかになったことなど。僕が生まれた場所が、この放射能についての問題で、僕のスタンスと全く同じような動きをしている状態です。あんまり好きではなくて、足が遠のいていた故郷はかなり深いし、ある意味、僕の内実と密接であることを強く認識しました。

その徳島に「とくしま母子疎開の会」がおととい発足しました。県や市の放射能への対応が全国で最も進んでいるのに、徳島への避難者は、実は多くありません。受け入れ相談ができるところが少ないからとも言われています。このグループは、これから徳島に疎開したい人の相談も受け止める目的もあるそうです。ためしに尋ねるのもよいと思います。

  「とくしま母子疎開の会」

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