「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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陛下のがれきへの懸念。突然の橋本病発症でも、まわりが理解しない有名大学の女子学生の訴え。

2012-04-20 01:05:05 | 福島第一原発と放射能
 園遊会で天皇陛下が、宮城県知事に「がれきの中には、危険なものも含まれているでしょうね、アスベストとか。十分に気をつけて処理をされるよう願っています」と声をかけられたそうです。政治家よりも、役人よりも、天皇陛下がなにをわかっていらっしゃるのかといういうことです。アスベストという単語を使うしかない、放射性物質のことを直接語りにくい状態を、「とか」という言葉に出てきていると思います。覚悟をもった君主の言葉は、レベルの低い、いいかげんな政治家とは雲泥の差です。
 
 清浄な国、日ノ本である祖国日本を守るために、本当の売国奴はなにものであるのかを見定めてください。
 
 多少の利権のために国土を放射性物質で汚し続ける人間を許してはなりません。
 
 
 さて、放射性物質、粒子の危険をごまかす人間ほど、おかしな広域拡散を主張します。ネットで流通している岩手大学の準教授見解などまさにそのものです。根幹から間違っているのは、放射性物質に対しての認識です。岩手県内で、放射性物質によって、健康被害は各地で顕在化します。尿検査のデータで、岩手県内の数値は、東京よりもデータが酷いです。こうしたエリアになっている場所がある以上、そのガレキを現地処理するのか同程度に汚染されている場所で処理するのが限界です。焼却に関して、現地で、不安があるのは、わかります。放射性物質に関して対応した焼却炉を現地建設するのが妥当と考えますが、それでも危険はつきまといます。こうした場合、ガレキを焼却せず、かためてそのまま放置する事も考えられます。
 
  バンダジェフスキー博士も話しましたが、放射性物質を動かさない事は、まず原則です。放射性物質を付着したガレキを、他のエリアで焼却することは根底からおかしいです。特に中部圏以西のエリアで焼却するのは、日本の国土の汚染を広げます。この人の他の記述から考えても、放射性物質に関しての認識がきわめて甘いですし、というか確信犯的に甘く見せているのかもしれません。放射性物質が付着したガレキの引き受けを全国に求める感覚はおかしいですし、健康被害が顕在化した場合に、重要となる安全な食物供給源となる西日本のエリアに、ガレキを拡散させる事は、放射能防御の観点からも、経済合理性から考えてもおかしい話です。こういう甘い話が、死を招きます。
 
 「現地を見にきたら意見が変わる」話ではありません。現地のことを考えれば考えるほど、とつてはならない選択肢というものがあるのです。
 
 がれきの広域処理を政府が二割程度を求めることからしても、これは、本当に処理ができないという現実ではなく、何か別の都合によるものです。
  さらに、感情論はだめです。合理的に考えると、汚染された場所での処理が、一番問題は少ない。現地の外で、処理するなら、現地よりも汚染されているエリアでの処理。つまり東京です。
  
  東京での処理が限界です。東京はすでに放射性物質が循環していますから。放射能シティ。
 
  これを全国で広域処理を呼びかける、この岩手大学の準教授はあきらかにおかしいです。 しかし、この人は、感情的な言説に見せかけていますが、論拠の弱いところは、確信犯的に避けているようです。放射性物質の話を避けています。この人が素人なら何もいいませんが、玄人です。こういう玄人は、要注意です。私は強く警告します。
 
 一見。あたりが柔らかな人間が恐ろしいことをすすめている現実を認識してください。僕はほかにも推進側の東大教授で似たようなケースを知っています。怖い戦いです。
 
  本日は福山で講演を行います。ガレキの問題も話します。健康被害の進展が、ピッチが上がっているため、その点に関してもさらに突っ込んだ中身を伝えます。直接おいでください。



4/20(金)木下黄太講演 IN福 山】

開場 PM 6:30 開演 PM 7:00~9:00

会場 学びの館ローズコム(大会議室) 福山市霞町1丁目10-1

参加費 千円

 
 神奈川県内の有名大学に通う女子学生から次のようなお話が届きました。
 
こうした形で。大学生や高校生で体調不良に悩んでいる方もいると思っています。
家族が理解しないと、本人はさらに追い詰められていくことになります。
ご本人とも話しましたが、自分の体調不良と家族の認識の違いがまず壁となるようです。
 
また入学した大学から、次の展開をどうするのかが難しく、いろんな次の手段をみつけるのに苦戦されています。
 
さらに彼女の身の回りの女子学生でも、同じように体調不良が頻発しているそうですが、
原因を思い至らない人たちに、伝えることのむずかしさがあるようです。
 
大人の無知と無理解が、自分の大切な娘を追いやっている現実に、
気が付く人が少ないことに、僕は、ものすごく違和感を感じています。
 
本末転倒な大人たちの存在に違和感を覚えます。
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木下さま
 
初めまして。私は千葉県内在住の19歳です。
神奈川にある大学に通学しています。
 
恥ずかしながら、
2月までは、今と比べると注意を少ししかしていない状況でした。
(家で食べ物の産地に気をつける程度)
 
サークルも8月まで入っていましたが、
体調との兼ね合いもあり、今は何もしていません。
 
これから、去年の8月からの体調の変化の経緯を書かせていただきます。
 
8月の終わりから9月にかけて、じんましんがでました。
もともと蕁麻疹がでやすい体質ではあったものの、虫さされのような赤い発疹が両腕にでました。
夏ということもあり、腕をだしていたからでしょうか?それに関しては因果関係が分かりません。
 
10月ごろから、ものすごい倦怠感に襲われるようになりました。
月経不順をはじめ、今までにないことが起こり、学校に行くのもやっとの状態でした。
 
ここでおかしいと気づき、症状をネットで調べたところ、
橋本病の文字がありました。
 
11月、私は急いで、甲状腺を病院で診ていただきました。
結果は橋本病でした。
まだ薬の必要もなく、半年に一度の血液検査が必要というかたちになりました。
 
その後、2月から約1か月間、海外に行っていたため、
前よりも体調が少し楽になって帰国することができました。
 
帰国後、あるきっかけを機に改めて内部被ばくについて調べ始めました。
そして、今までよりもより厳重に注意し毎日を過ごすようにしていました。
 
しかし、今月の初旬ごろ、アレルギー性鼻炎が悪化し、
咽頭炎になってしまいました。
 
現在咽頭炎は治ったのですが、
アレルギーは悪化しており、今日も顔に蕁麻疹がでています。
ひどいときは、から咳がでるのですが痰が絡まないため過呼吸になってしまいます。
 
学校生活だけで、いっぱいいっぱいの毎日であり、バイトもできません。
家族に避難しようと言っているのですが、それでは生活ができないと言われもうどうしようもありません。
お金を稼ぐこともできないため、避難することが自力ではできない状況です。
 
外ではマスク、そして極力家からでない。食べ物、飲み物は産地を細かく調べる。
肌を露出しない。長期休暇に西日本に避難する。
今はこの対策しかできません。
 
しかし、もう身体が限界というのは分かっています。
今は、家族に経済的援助を頼み込むしか術がありません。
 
ただ、私が望むのはこの現実を家族だけにでも理解してほしい。ということです。
これからも避難できるまで、説得していきます。
 
多くの人々が危機を感じていないこと。非常に残念で悔しいあまりです。
 
私の身の回りでも、原因不明の下痢、風邪を引きやすくなるといったように、                
明らかに異常なことが起き始めています。
しかしながら、誰も被ばくのせいだと考えもしません。
私自身も、疑り深い性格であるので、全て放射能が原因です。とは言えません。
しかし、統計をとれば事故前と事故後の間に有意な差がでるというのは明らかでしょう。
そして、政府が被災者の方々を避難させないことに憤りを感じます。
全てを失った人たちを、今度は被ばくで苦しめるなんていうのは許しがたい行為です。
 
私は、学生の立場からこの現実を受け止め、将来につなげていきたいと思います。
そのためにも、極力被ばくしないように生きていきます。
 
長々と失礼いたしました。よろしくお願いいたします。
 
 
 
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 

「放射能防御プロジェクトのホームページに、島田市のガレキ試験焼却に関しての検証データを載せました。僕宛に、使いたい方は、必ず、名前、所属先、地域、活動団体名などをメール下さい。連携してゆきましょう。このデータはお申し出のあった方にメールしたものと同じです。

http://www.radiationdefense.jp/infomations/%e9%9d%99%e5%b2%a1%e7%9c%8c%e5%b3%b6%e7%94%b0%e5%b8%82%e3%81%a7%e8%a1%8c%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%81%9f%e8%a2%ab%e7%81%bd%e5%9c%b0%e7%93%a6%e7%a4%ab%e8%a9%a6%e9%a8%93%e3%81%ae%e7%84%bc%e5%8d%b4%e7%b5%90/

全国の人々が連携して立ち上がるべきと思います。nagaikenji20070927@yahoo.co.jpこれは具体的に活動していて、行政当局などと対応のために必要な方への提供です。一人でなく、複数の方との現実の反対活動をしていることを明記してください。グループ名、団体名、代表者名、連絡先も明記してください。」

講演会やいろんな形でのご依頼、相談は、まず僕にメールを下さい。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

4/21(土)夜岐阜県多治見市、4/22(日)午後愛知県一宮市、4/22(日)夜も三重県四日市。5/4(金) 函館。詳細日程は下記。


5/3(木)北海道厚沢部町周辺で確定。5/4(金) 函館は確定。同日夜、せたな町でほぼ確定。5(土)6(日)は、苫小牧や札幌で調整。5/16(水)山口・宇部、17(木)熊本、18(金)長崎、19(土)福岡・飯塚、5/20(日)福岡・小倉は確定。5/27(日)東京・稲城でほぼ確定。詳細告知がきているものは、下記のとおりです。

 

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 明日は岐阜県の多治見にお伺いいたします

【4/21(土)木下黄太講演 IN 岐阜・多治見】  

 

日時:4月21日(土) 18:00~20:00(開場 17:30)
場所:多治見市文化会館 2F大会議室 http://www.tajimi-bunka.or.jp/bunka/access.html

 

定員:150名
参加費:800円 中学生以下無料
託児:満1歳以上 1,000円/人(予約先着10名まで) 託児申込締切4月13日    

 

予約・問合せ:rdpc_kouen421@yahoo.co.jp 又は 090-6149-0852(田口)
 ※代表者名 連絡先 参加人数 
   託児ご利用の有無と人数(氏名・年齢)を添えてお申し込みください。

 

主催:木下黄太氏多治見講演実行委員会

 

 

 

【4/22(日)午後 木下黄太講演 IN 愛知・一宮】  

 

日時  422日(日)  140016301330開場)

 

場所  一宮市若竹3-1-12「アイプラザ一宮」 講堂 

 

前売り800円  当日1000円     主催 SAVE CHILD 一宮

     申し込み http://blog.goo.ne.jp/save-child-ichinomiya

     問い合わせ save-child-ichinomiya@mail.goo.ne.jp

 

 

 

【4/22(日)夜 木下黄太講演 IN 三重・四日市】

日 時:4月22日(日) 19:00~21:30(開場 18:30)
場 所:四日市市文化会館 第三ホール  http://yokkaichi-shinko.com/yonbun/

定 員:300名 参加費:1000円 託児:ありません    

予約・問合せ:doubledot00@gmail.com 

 ※代表者名 連絡先電話番号 参加人数 お住まいの市町村                     メールに記載してお申し込みください。  席が埋まり次第、受付を終了いたします。
 

主催:安心して暮らしたい三重 (http://ansinmie.seesaa.net)

 

5/4(金) 木下黄太講演 IN 函館】

放射能から子どもを、地域を守ろう!
震災がれきの受け入れによってどのような危険があるのか、みんなで考えていきたいと思います。

日時 2012年5月4日(金曜・祝日)
    14時から16時
会場 函館市亀田福祉センター 講堂

参加費 500円

主催 道南がれき問題を考える会

事前申し込みは必要ありません。直接会場にお越しください。

問い合わせ先 090-9512-9197(長谷川)