「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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チェルノブイリ後の放射能の健康への影響① IPPNWドイツ支部での報告より。

2012-04-07 03:30:22 | 福島第一原発と放射能

下記の内容が届きましたそのまま参考に。

木下様へ.毎日の木下さんの戦い感謝いたします. 論文78ペ-ジの内32ペ-ジ訳しました.日本で病気の症状が出ていますので,送らせていただきます.

私は専門家ではありませんが,ドイツ人の物理学者のアドバイスを頂き,訳しました.少しでも,日本の人々に役に立てば嬉しく思います.
どうか,お体を大切になさってください. いつも,素晴らしい記事をありがとうございます.
EMI.KIYOMIZU(TWITTER名)

(チエルノブイル後の放射線影響による健康被害-ベラルーシ,ウクライナ,ロシア.欧州内)の4人のドイツ物理学者による論文発表.(核戦争反対国際医師団体ドイツ支部に掲載)ドイツ語
(EMI.KIYOMIZU訳.)
ソ-ス.Gesundheitliche Folgen von Tschernobyl - IPPNW
(2006年4月.ドイツ人,4人の物理学者の論文.)

Dr.Sebastian Pflugbeil放射線防護協会

Henrik Paulitz.IPPNW核戦争反対国際医師団体ドイツ支部

Dr. Angelika Claußen IPPNW

 Inge Schmitz-Feuerhake教授放射線防護協会

 

p44.ミンスクの保健省 Vassili Kazakov から,1992年にはベラルーシの子供たち甲状腺癌は世界の平均に比べて80倍多かったと報告されている.2001年末までにDr,Lengfelderらの報告によるとベラルーシの幼児と青年は、1,000人以上の甲状腺があった
2004年にDr.Okeanov論文で,ベラルーシの子供の甲状腺癌は100倍以上増加していると発表されている.
Dr,Okeanov成人でも、甲状腺癌が急激に上昇していると示している。
チェルノブイリ前は,ベラルーシでは成人の甲状腺癌は,まれな病気であった.
 チェルノブイリの4年後1990年以降には,甲状線癌の疾病率は世界で最高値に達した
1980年の甲状線癌の標準の年間発生率30歳以上の成人においては,10万人の住民に対して,1,24%であった.
1990 には 1,96% そして 2000年には  5,67%の甲状線癌率である.
Dr.Lengfelderは,事故時の1986年から,放射線ヨウ素で被爆した幼児,青少年,成人らの甲状線癌がもっと増加しているのを明らかにしている.

しかし、また、事故のすでに成人していた人も、癌のリスクが劇的に増加した.
チェルノブイリ後(1986年-1998年)は,チェルノブイリ前1973年から1985年)に比べて,50才から64才の間の年齢に、癌が5倍に増加した.
 64歳以上の人2.6倍に増加した。



 
p43.
ウクライナも、チェルノブイリメルトダウン後,甲状腺癌が増加した
チェルノブイリ後甲状腺における放射性ヨウ素含有量の検査を11万人の子供、40,000人の大人にして,の登録を設置した.
1993年迄に、この登録、子供の甲状腺癌が418件あったことを記録している。要素の内訳と地域ごとに明確に示している.
ウクライナのベラルーシとロシアでDr,M.M. Fuzik らが甲状腺疾患の広範な調査をした.
研究は、ベラルーシ、ロシア、ウクライナの癌の登録のデータに基づいている。
このデータは,チェルノブイリ事故で幼児が最高の病気率を示している.

チェルノブイリ(1982年-1986年)の前のに生まれ子どもに比べて,チェルノブイリ事故時,生まれた子供は数年生きる年数が少なく,
チェルノブイリ後のに生まれた子供たちは(1987年-1991年)より甲状腺癌の病気が多い.
高被爆した子供は,特に乳児幼児が敏感で,放射性ヨウ素の影響の発生が起こることが明かに示されている.
ベラルーシの子供たちの悪性癌は,早期に他の組織に移転する.
1つの甲状腺の腫瘍結節直径10 mm に成長する.
43%はリンパ線に,3%は他の臓器転移する.
Dr.Fuzikらの全ての12地域の調査で,得に強く影響したチェルノブイリ3地域、ベラルーシ、ロシア、ウクライナで,
チェルノブイリ事故後,約4〜5年から0才〜14歳の子どもの甲状腺が増加した.
これらは、ウクライナの地域の,Vinnitsa, Zhytomir, Cherkassy, Chernigov , Kiev市 と
前ロシアの Gomel 市, Mogilev ,ロシアの Bryansk, Kursk, Orjol ,Tula市であった.
強い影響を受けたGOMEL市で甲状腺癌が増加した.その次は Bryansk村, Orjol, Kiev 市, Kiev村,
Chernigov村, Mogilev und Zhytomirであった.

 



p42.アメリカ合衆国の科学者 F.A. Mettler教授は,チェルノブイリ地域の子供の甲状腺癌の組織サンプルで
チェルノブイリプロジェクトの科学者が、ベラルーシ保健大臣に真実でない報告をしているの知っていた.
汚染の激しい地域GomeLで子どもたち甲状腺疾患が増加しているのが明らかになった.
だが,この報告は無視された.
1995年11月20-23日まで,世界保健機関(WHO)はチェルノブイリ事故と他の原子力事故による健康影響に関する国際会議を開催した.
会議では,特に原子炉の大惨事後に高度に汚染された地域に住んでいる子供たちの、甲状腺癌の急激な増加調査結果が提示された
予想以上にはるかに速く発生率は増加している.
WHOの専門家 Keith Baverstock は,原子炉事故驚くほど短い時間に癌障害の増加があり,さらに,ベラルーシの子供たちは恐ろしいほど成長する腫瘍
と他の組織に広がるのを予想している.
子供の甲状腺における最大の増加GOMELの汚染された地域で発生した
すべての甲状腺癌約50%はベラルーシのこの地域GOMELで,子供たちの間で発生している。
 甲状腺癌の場合,この場所では大人も1位で,ゴメル地域では0才から18歳の子供、1998年には年間数,58倍高くなっている.
甲状腺癌の子どもたちの大半は6歳未満で,半分以上は、4歳未満であった.
ベラルーシの子供たちの甲状腺癌の発生率(0〜14歳)は,1995年にピークに達した.
早い段階で,子供達に,急速に成長する甲状腺癌と他の臓器転移して急速に発達する癌,得に肺癌が起こった.



 


p41.東ドイツの原子力安全放射線医学部門放射線防護局のD. Arndtはチェルノブイリの4年後にS. Pflugbeil氏に,
チェルノブイリ地域の問題は,日状生活の変化による心身(ビタミンの不足/主にに居るだけ)が原因で,彼らは歩かないで,十分な野菜を食べないのは彼らの責任だと書いている.
専門家のこのような無知は,初期の医療援助を遅くさせた.
ソ連から最初の甲状腺疾患の詳細な情報は,1990年の秋にBELRINで,Minskの女医 Maria Ankudowitschは,放射線被爆によって甲状腺癌だけでなく,
多くの甲状腺結節が起こり,様々な形の自己免疫性甲状腺炎甲状腺機能低下症を誘導すると報告している.
放射線被爆した甲状腺を持つ子供のホルモン状態は,小児と青年の発達障害機能障害のリスクを増大させる。
神経内分泌調節異常によって、下垂体疾患、副腎疾患、膵臓乳癌および卵巣癌が増大する可能性がある
ベラルーシ南部地域では, 10 Grayの放射線量の被爆をした子供は5%であり.避難区域では1Gray被爆した子供は20%である.
ベラルーシの子供たちの間で甲状腺癌は特に増加した.通常、甲状腺癌高齢者が発生する病気である。
子ども達は,甲状腺癌は極めてまれな病気である。
ベラルーシでは,1986年まで子供の甲状線癌の年間発生率は0人-2であった
1989年7月から1990年のまでに子供の甲状線癌は22件あった。
 過去の経験より思ったよりもく,この期間に甲状線癌になるのが明らかになった.
この勇敢な医師は,続いて専門的な研究をするのが,公には困難になった.
1991年の、IAEAは,国際チェルノブイリプロジェクトで "検査で子供達は健康であった,デ-タ-では,事故以来、白血病や甲状腺の増加を示さなかった"と発表している.